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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2013年9月 1日 (日)

マイ・オンライン・マガジンその後
ネット「サーフィン」の終わり
インターネットが家庭でも使えるようになってきたのは、1995〜1996年ころ。
当時はまだ日本語のWEBサイトなどほとんどなくて、英語のサイトやネットニュースなどを見て回れるだけのものでした。
その後、「Yahoo」「AitaVista」「Infoseek」といった検索エンジンが登場し、リンクからリンクへとたどりながら目当ての情報を探す「ネットサーフィン」という言葉も生まれましたね。WEBサイトの価値を高める要素のひとつが、良質な情報へのリンク集でした。20年も前の話ではないのに、もうだいぶ昔のように感じられます。

検索エンジンの乱立状態は、Googleの登場で終止符を打ち、21世紀に入ってからは他の検索エンジンを使うことも少なくなりました。
続いてweblog、いわゆる「ブログ」が普及し始めるのと同時に利用が進んだのが、RSSでした。ブログやニュースサイトが更新されると、その更新情報がRSSとして配信され、これを読むRSSリーダーを使っていれば、チェック対象にしているサイトの更新状況が一つの画面で簡単に把握でき、設定によっては記事まで読めてしまうというもの。
これで、「ホームページのリンク集」の役割はほぼなくなりましたね。

そしてスマートホンやタブレットの普及が進んだこの数年、RSSリーダーに代わって使われているのが、キュレーションサービスです。
ようするに、数多くのニュースサイトやブログなどから、ある特定のテーマに沿った記事を集めて読みやすく編集してくれる、いわばセミカスタムメイドのオンライン雑誌サービス。パー怒鳴るニュースなどとも呼ばれます。
具体的には「Flipboard」や「Zite」などのサービスです。日本だと「Gunosy」なんかも人気でしょうか。
わざわざリンクをたどりながら目的の情報を探すのではなく、編集された情報を雑誌のように眺めるだけ。ネットはようやく、紙やテレビなどのメディアに近づいてきた、といえるかもしれません。

自分でも作れるオンラインマガジン
以前から、気になるサイトやニュース記事を自分なりにピックアップしてブログなどで公開する人気サイトはありました。
しかし、こうしたサイトの運営って大変そうでした。紹介したいと考える記事のURLへのリンクと、内容の簡単な紹介を毎日のようにブログの記事として編集し、更新しなければなりません。となると、一日分の情報をためておいて一度か二度、更新ということになります。よほどの動機付けがなければつつきません。

今年の春先に「Flipboard」のアプリがアップデートされ、この個人選定の記事ピックアップが実に簡単にできるようになり、かなり状況は変わりました。
実際にタブレットやスマートホン(iOSとAndroidのアプリが公開中です)で使っていればおわかりと思いますが、読んでいる記事が気になったら、「+」ボタンを押すだけで自分の「雑誌」への登録ができます。PCも含めてWEBブラウザで見ている時でも、同じようにワンタッチで登録できるブックマークレットも公開済み。
こうして雑誌に登録しておけば、ソーシャルブックマークと同様に他の人たちと共有ができるだけでなく、自分があとで読み返すためにも使えます。

「英語&外国語 学習リソース集」
以前も紹介したとおり、私は外国語の学習について気になる記事をピックアップしたマイ・マガジン「英語&外国語 学習リソース集」を3月から作成・公開しています。
閲覧数とフリップ数(読者が何ページをめくって眺めたか)が把握できるのですが、今朝の段階で348人、15,379フリップでした。

どうやらこの閲覧数は一定期間の閲覧ユーザー数を移動合計で表示しているようなのですが(たぶん1週間単位くらいではないかと)、6月初旬に100を超えて一時期横ばいになり、8月15日過ぎからまた増え始めています。Flipboardの日本人ユーザーが増えてきているのでしょうか。
日本語の記事だけではつまらない(日本語だと、いつも同じような内容の「英語学習法」や「TOEIC対策のTIPS」、そして単語や表現集みたいなのばっかりですから)ので、半分程度は英語の記事も混ざっています。
私が短時間で読み、内容を理解できる程度の記事なので、おそらく英語中級程度で読める程度のもの、しかもあまり長文でないものを選んでいますので、リーディングの素材集としてもお使いいただけるんじゃないかと思います。

ときおりFlipboardで「英語」「語学」などで類似のマガジンを検索してみるのですが、いまの時点では、日本語で作成しているマガジンの中ではもっとも多くの読者数を獲得できているようです。
もっとも、この先いつまで続くかわかりませんし、新たなマガジンにあっという間に追い越されちゃうかもしれませんけどね。
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