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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2014年1月25日 (土)

センター試験の英語筆記をやってみた
英語は不得意科目
今年もセンター試験が終わりました。
私が大学を受験したときには、「共通一次試験」という名称で5教科7科目1000点満点。一度では満足できずに二度も受けてしまいましたが、無事志望校に合格した二度目にもっとも点数が低かったのは、たしか英語でした。75%くらい(200点満点の150点)くらいしか取れなかったんじゃないかな。

もともと私は英語が不得意でした。
なにがいやって、単語や熟語をひたすら覚えるのが苦痛だったのですね。「英語が話せるようになりたい」という強い意思はなかったので、英語も単なる暗記科目だったのです。同じ暗記科目なら、興味のあるもののほうがずっとラクで楽しいですよね、私の場合は世界史のほうがずっと好きでした。
単語も熟語も一向に覚えられないので、長文問題はわかる単語から内容を類推するしかないし、目的の熟語を知らなければ正答できない穴埋め問題など論外です。選択肢に前置詞が並んでいるのを見るだけで気持ちが悪くなったものです。

やってみた、センター試験
他の科目はともかく、外国語に関しては大学受験時よりも今のほうがはるかに「できる」はずなので、センター試験を解いてみよう、と思い立ちました。全科目にチャレンジするのはさすがにしんどいけど、英語くらいはなんとかなるでしょう。
だいぶ前に、思い立ってセンター試験のドイツ語を解いてみたときには、非常に簡単で驚いたのですが、今回は英語の筆記にチャレンジしてみました。リスニングはまた別の機会に。

話したり読んだりする実践では少なくとも高校生の頃よりはマシなのは間違いありませんが、「受験英語」ではどうなのか、観光客としてのコミュニケーション程度なら「なんとかなる」英語は、大学受験でも訳に立つのでしょうか。
結果から先にいいますと、今回の得点は200点満点の186点でした。うーん、微妙だけど正答率93%ならOKかな。いまからどこかの大学をめざしたとしても、なんとかなるかもしれません。
間違ったのは、第1問(発音)で2つ、第2問(穴埋め)で3つ。ここまでですでに10点のロスです。なにやら前途多難な感じ。
続いて第3問でひとつ落としました。「exuberant」なんて単語、知らんがな。これでマイナス4点。配点大きいなあ。とはいえ、「知らない単語を文脈から類推する」のがこの問題のポイントなので、本来は慎重に読んでいれば正解できて当然ですね。

このまま総崩れかと思われたのですが、これ以降の読解が中心の設問については、一応ちゃんと正解できました。ラストの問題など、もう集中力が切れて(音楽でも聴きながらやれば良かったのかな?)ちょっと苦労しましたけど。
たぶんかかった時間は1時間くらい。まるまる2日間で他の科目も受験したのとは全く条件が違うので、これが受験本番だったらあと数問は取りこぼしが出てきたでしょう。しかもこれに加えてリスニングもあるんですから、やっぱり受験生は大変だ。

出題の傾向は
今回の試験問題でいうと、マラソン大会の告知文を読んでの問題などは、ずいぶんとTOEIC的だな、と感じました。
また、外国語教育に関してのディスカッションを題材とした設問などは自己言及的で興味深かったですが、単なる文章読解ではなくコミュニケーションのスキルと読解とを両立させたいという意図があったのでしょうか。なかなか良い設問だったと思います。

残念なことに、30年も前の共通一次試験の英語の問題がどのようなものだったか、記憶がかなりあやふやなのですが、こうしたディスカッションを題材としたものはなかったような。どちらかといえば教科書に載っている熟語やら定型表現を憶えて使えるか、ばかりが試されていたように記憶しています(まあ、いやな記憶が増幅されているだけかも)。
長文問題にしても、ひたすら論文もしくはエッセイに近い文章を読み、その本文に適合するものを選んだり、穴埋め問題だったりしたんじゃなかったかと。英語の試験も様変わりしているものです。今回のセンター試験は実践的なコミュニケーションに使える英語が意識された、なかなか良い試験問題であったように感じます。

後半の読解問題にわりと苦労せずに取り組めたのは、もしかしたら「ゆとり教育」の結果として高校までに習得すべき英単語や熟語の量が減っていたおかげかもしれません。全く初見の単語というのはほとんどありませんでした。
ゆとり教育の見直しに伴って、これから徐々に求められる語彙力が高くなっていくのかもしれません。来年以降受験生はやっぱり大変そうです。
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