2013年10月 2日 (水)
おいしい、から、親愛なる
Buono o buona? 一昨年だったか、このブログである百貨店のイベント名にいいがかり(?)をつけたことがありました。 そのイベント名、「Buono Italia」というものだったんですが、「Italia」を修飾するのに、なぜ「Buono」なのか、という疑問は結局晴れないままでした。 妻によれば、「一度、『Buono!』と驚いたあとで、『Itaria』がね。と付け足してるんなら、これでもいいんじゃない?」と。でも、釈然としませんよね。 とはいえ、イタリア語で「おいしい」が「ブォーノ(ないしはボーノ)」だというのは割と知れてしているけど、「ブォーナ」じゃわからんだろう、という気もします。 このイベント、今年はついに名称変更となりました。 新名称は、「Cara Italia」とのこと。Caraなんて全然わからなかったので妻に尋ねたところ、原型は「Caro」で、親愛なる、とか、かわいい、貴重な、といった意味だとか。英語の「Dear」ですな。 なんと今回は、ちゃんと「Italia」の性に合わせて「Caro」になってます! 前回と同じような理屈ならば、「Caro Italia」になるはず。 なぜ変更? 二つの説 さて、昨年までの名称がそう不評でもなかったでしょうに、なぜ急に変更になったのでしょう。 我が家では二つの説を考えて見ました。 ひとつは、今回から食べ物や飲み物だけでなく、ファッションや雑貨も扱われているので、「Buono」じゃないだろう。ということで変わったというもの。 でも、buonoは美味しいだけではなく、良い、とか、立派なという意味でもあるので、別に食品以外が入ってきても問題はないはず。でもまあ、扱いが増えるのだから、名前もバージョンアップしよう、というのはあるうる話です。 もうひとつは、あちこちから「なんで、BuonaじゃなくてBuonoなの? 間違いじゃない?」という指摘を受け続け、変更の機会を狙っていた、というもの。 これを単に「Buona Italia」に変えたのでは、前年までの間違いを認めることになっちゃうので、「Cara」に変えてしまった。これなら、「イベント名を変えた」のであって「長年続けた間違いをこっそり修正」ではないわけです。 まあ、どっちでも、いいんですけどね。 でも、今回はちゃんと性に合わせて変化させてくれたので、スッキリしたのは間違いありません。あいかわらずたくさんのワインも試飲できて、とってもいいイベントでしたよ。来年もぜひやってくださいね。西武百貨店さん。 |