2009年3月 5日 (木)
著書の 『NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法』 が文庫化されました。3月12日頃から書店に並ぶ予定です。見かけたら手にとってくださると嬉しいです。
ただいま、アマゾンで予約販売受付中 ↓↓
NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法 (文庫) 580円
私は、ひとり目の赤ちゃんがお腹に入り、妊娠 9ヶ月のとき仕事を辞め、その後、ずっと専業主婦でした。3人の子育てをしながら、ある日、「あぁ~、このまま歳をとっていき、気が付いたら60歳になってしまった、という人生は絶対に嫌!」 という考えがムクムクと沸いてきたのです。
それまでの自分の人生を振り返っても、何かに本気で真剣に取り組んできたことがなかったなあ、と思いました。死ぬまでに何かひとつでいいから自分に誇れるものを作りたい。これだけは頑張ったぞと胸を張って言えるものが欲しいなと思って始めたのが英語でした。
英会話スクール探しをしたものの、どこも料金が高くて主婦の私に払える金額ではありませんでした。結局、ラジオ講座が私の学習の中心となり、地元の公民館英会話サークルに週 1回通い、今に至っております。
英文科卒でもなく、海外で暮らしたこともありません。学校の成績もずば抜けてよかったわけではなく、ごくごく普通の成績でした(いや、普通より下かも)。 Where do you live? と聞かれても答え方すら知らなかった私が、何とか英語でコミュニケーションが取れるようになり、英会話スクールや English Cafe を経営するまで、どうやって学習してきたかが書かれています。
私の英語は本当にNHKの英語講座に育ててもらったといっても過言ではないのです。今では、Tokyo Free Gide というところに所属し、日本に観光に来る外国からのお客様をボランティアで案内して歩くということもしながら、世界の英語に触れ楽しんでいます。英語はあなたの人生を変えますヨ!
2009年3月 7日 (土)
行ってきましたブロガーイベント!!昨日NHKスタジオで遠山顕先生の「ラジオ英会話」の番組収録風景を拝見してきましたよ!! へ~、こんな風に番組は出来ているのね、と裏側がのぞけて楽しかったです。まずは写真数枚でご報告。
当日は抽選で選ばれた30名がスタジオ入りすることができ、収録が始まりまし。ラジオから流れているあの声はこうやって、このスタジオで、この椅子で、この並びで収録されているのね。皆さんにお声をおおくりできないのが残念ですが、今度ラジオに耳を傾けるときは、この写真を想像してみてくださいね。
それにしても遠山先生、本当にジョークがお上手。のちほどまた詳しいご報告をします。
2009年3月18日 (水)
4月からのNHK語学講座のテキストが書店に並びましたね。春の桜色ですよ。いつも4月号のテキストを手にすると、ワクワク、ドキドキします。
詳しいテキスト情報はこちら ⇒ 2009NHKテキスト
さて、NHKの番組、実はとてもたくさんの人の手によって制作されています。考えてみれば当たり前ですけどね。今日は先日、NHKにおじゃました際の別の角度からのショットを何枚かご紹介。
しばらくブログを更新していなくて申し訳ありません。実はパソコンがクラッシュしまして、リカバリーやらバックアップの復旧作業などに追われておりました。文明の利器が壊れると大変!しかも確定申告の時期と重なって......、悪いときには悪いことが重なり、たまたま確定申告用の会計ソフトだけバックアップが取ってなかった(涙)。1年間分最初からやり直しておりました。 では気を取り直して......。
先日、NHKのスタジオにお邪魔したときの余韻がまだ残っています。こうして英語関係のイベントに参加するっていいですねえ。人生の1ページをカラフルにしてくれます。大げさだと思います?でもね、毎日自分が耳を傾けているラジオ番組の実際の現場を見たり、制作者サイドのお話を聞いたり、出演者にお目にかかれるなんて、そんなに滅多にあることではないのです。ああ、これで今年 1年間は英語学習が継続できそうです。先生方と握手した手のぬくもりを大事にして......。
収録現場、実際のミキサー室を外側からパチリ。このブースの中から録音している先生方にキューサインを出したりしているんです。ちょっと写真ではわかりにくいのですが画面左から3人目、白い服を着ている女性がプロデューサー。実は私、この女性プロデュサーのこと、NHKの語学番組を担当している先生方からよくお噂を聞いていたので、お目にかかれたときは大感激!とてもよく気が回り優秀なプロデューサーだと先生方が口をそろえておっしゃっているのです。明るくてニコニコしていて、いつも腰が低い彼女の姿勢から学ぶことは多いです。こんな人たちが番組を制作してくださっているのですね。
より身近になるNHK語学番組。「今年度からはインターネットにアクセスすれば24時間いつでラジオの音声にアクセスできるようになります。」と説明してくださるNHK制作局のチーフ・プロデューサー。ほとんどの英語番組が音声配信されます。放送があった翌週月曜日の午前10時よりストリーミング開始(チャロだけは放送終了直後からスリーミング開始)。でも、1週間で次の週のプログラムにとってかわりますので、聞き逃さないでね。これで海外にお住まいの方もバッチリNHKで学習できますね。
こちらは番組のコンテンツを制作してくださっているNHKエデュケーショナルの語学部統括部長さん。ごらんのようにNHK関係では多くの女性が第一線で活躍しているんだなという印象を受けました。
「ラジオ英会話」の遠山顕先生は、番組というのはこのように多くの人の力が集まって作られています、と言って制作に携わっている皆さんにも大きな拍手を送ってくださいと言っていました。
余談になりますが、ブロガーイベントは夜の7時という時間帯から開始され、午後9時近くに終了しました。NHK局内のレストランで作られたというサンドイッチを用意してくださっていて、いただくことができたのですが、これがまたおいしかったこと!抽選にもれてしまって行けなかった方、ごめんなさい。また次の機会にNHKイベント参加しましょね!!
2009年3月21日 (土)
ラジオのテキストをどれにしたらいいのでしょう?というお問い合わせがたくさん私のもとに入ってきています。下記の質問をくださった方、実に細かくご自分のことを分析されています。こういう人は何のアドバイスをしなくても伸びると思いますが、わたしなりの考えを勝手に書かせていただきますね。
Q:
ラジオのテキストどれがおすすめ?
NHKラジオのテキストで迷っています。どれが自分のレベル、量にあっているかわからず悩んでいます。
候補は次の3つ
1. 実践ビジネス英語 (3日分を 1週間で学習)
2. ラジオ英会話
3. ラジオ英会話と基礎英語3 (余裕があれば)
今はNHKラジオを使っての練習しかしてないので未だに英語がとっさに出てきません。この前久しぶりに外国人と話す機会があったのですが、ほとんど話せませんでした。昔アメリカに住んでいたことがあるのですが、その時より話せなくなっているような気がしています。
4月からのテキストを見たのですが、ラジオ英会話は量がそれほど多くないのですが、意味のわからない単語がちょこちょこあったという感じです。
A:
日常会話が話せるようになりたいのなら 『ラジオ英会話』
ビジネスで使いたいのなら 『ビジネス英語』
私が話せるようになる過程でやってきたことは、徹底的な 『ラジオ英会話』 の模倣でした。つまり音声を聴いて意味がわかろうがわかるまいが、リズム、イントネーション、間の取り方、声の上がり下がりが同じになるまで徹底的に練習したということです。最初の1年間は、それだけに徹しました。
普通の学校を出て普通の教育を受けてきた人なら 『ラジオ英会話』 から始めて問題ないと思います。皆さん、ご自分の英語力を過小評価しがちですから、基礎から始めなければと思う人が多いようですが、忘れているだけです。会話を練習していくうちに基礎力はよみがえってくるでしょう。自分が思っている以上に英語力って身についているものです。大人になってから 「英語を話したい」 という思いで学習を始めた人なら、迷わず 『ラジオ英会話』 をおすすめします。
ただし、ご質問者の方は、アメリカにも留学経験をお持ちのようですので、もう少し背伸びをしてもいいように思います。『実践ビジネス英語』 3日分を 1週間で学習といわずに、『入門ビジネス英語』 を月、火に聴き、『実践ビジネス英語』 を水、木、金と聴く、というのではいかがでしょうか?つまり1週間、月~金まで聴くということです。
3日分を 1週間で学習するのもひとつの方法ではありますが、リズムがうまく作れるでしょうか?3日分を録音しておいて、ある日まとめて学習するという形式になったらアウトです。英語は「毎日」のリズム作りが一番大事なのです。溜めておいて一気にやるのは学習しているようで実は伸びが遅くなりがちです。
ひとつの番組を聴き、その日のうちに、あるいは翌日中に、ダイアログの分析、意味調べ、内容理解をしたあと、ひらすら声に出して徹底練習する。 --- 結局はこの方法が英語をマスターするうえでの一番の近道のような気がします。
『ラジオ英会話』 を使って、上記の方法で1年間練習してきた人は、次の1年は、ご質問者の 「3. ラジオ英会話と基礎英語3」 の組み合わせがいいかもしれません。この方法で文法強化ができます。ただし、あくまでも力配分は五分五分ではなく、8 : 2 くらいの割合でメインの教材を決める必要があります。
内容がわかっているのにとっさに英語が口から出てこない、というのなら訓練すれば大丈夫です。自分ひとりで練習できるんですよ。ホラ、カラオケの歌を覚えるときどうやって覚えています?音楽を聴いて真似して歌って、わからない箇所は何度も繰り返して歌う練習しませんか?そして、この練習って、実際にマイクを握る前は、自分ひとりで鼻歌うたったりしながら覚えませんか?英語もそれと一緒でいいんですよ。
質問コーナー、さらに続きます。次のブログをお楽しみにお待ちください。
2009年3月25日 (水)
読者からの質問です。
Q:
目標がない。どうすればいいの?
英語を勉強していて目標がありません。なんのために英語をしているのか最近わからなくなってきました。ただ、今までかけた時間がもったいないので続けているという感じです。ちょっとモチベーションは下がっていますが続けていこうとは思っています。何かいいアドバイスはないでしょうか?
A:
自分を変えたい。英語を話して楽しいと感じたい。
うぅ~ん、これは皆さんのお力を拝借したいと思います。読者の皆さん、そう、そこの画面の向こうでこの文章を読んでくださっている、あなた、いかがですか? あなたはどんな目標があって英語を続けているのですか? あなたのお考えをお聞かせください。お願いします。
私はですね
・ 英語の響きが好きだから
・ 英語を話している自分が好きだから
・ 何かに真剣に取り組んでみたいから
そんな理由ではいけませんか? 明確な目標はとても大事なことです。でも、漠然とした曖昧なものでも、「自分自身を変えたい」 とか 「違う世界をみてみたい」 といったようなことでもいいような気がするのですが。いかがでしょうか?
私は英語が話せるようになって、着実に変わった自分を感じています。今までは、控えめに、おとなしく目立たないような存在が美徳かと思い込んできました。でも、英語の世界ではそれが通じないのです。自分の意見もはっきり持たないといけませんし、自分で判断をくだし、行動に移すということを余儀なくされます。英語ってそんな言語ではありませんか?
英語を話していて楽しいと感じますか? ちょっとでも感じたら、「もっと楽しくなりたいから」 -- そんなのも立派な目標になるような気がするのですが。
2009年3月27日 (金)
質問シリーズのつづきです。春だからなのか、たくさんの質問が舞い込んできています。順番にお答えしますので、皆さん、ちょっとお待ちくださいね。
Q:
今年、大学2年です。英語をペラペラに話せることが、目標です。大学1年に、英検準1、TOEIC 710点を取得しました。今後は、英検 1級、TOEIC 900前後を目標にしています。
今回、メールをしたのは、入門ビジネスと実践ビジネス、英作文、話す、洋書について伺いたいからです。入門ビジネスと実践ビジネスは、去年もやっていました。就職したら海外でも働きたいので。
平日は、学校 休日は、バイトのためあまり復習ができません。それでも入門ビジネスと実践ビジネスのテキスト以外で、シャドーウィング、デクテーション、音読をしています。それで、今年は、せっかくやっているのだから効果をあげたいのです。なにかいい方法ありますか?去年のテキストは、なにか使い道があれば、教えて欲しいです。
英作文は、普段あまりしていないのですが何か良いトレーニング法はありますか?
話すことに関してですが、英会話サークルは有益ですか?
洋書ですが、何かお勧めのものがありましたら教えてください。
A:
わあ、たくさんの質問をありがとうございます。大学 1年生ですでに英検準1級とTOEIC 710 点を持っているなんて恐ろしく英語の実力高いですね。このままいけば、英検 1級合格、TOEIC満点も夢ではありません。近い将来実 現するでしょう。
試験と英語ペラペラは別
英語がペラペラになりたいとのことですが、試験で良い成績を取るのと、英語が話せるようになることは別です。ですので、スピーキングに力を入れたいのであれば試験勉強とは違った訓練をしなければいけません。
現に英検1級やTOEICで高得点を持っているのに、会話がスラスラとできず苦労している人をたくさん知っています。逆に TOEIC 700点くらいでも、実に流暢にネイティブたちと楽しそうに会話できる人も知っています。
話せるようになるためには、やはり話す訓練が必要になってきます。話し相手がいなくては練習できないと思うかもしれませんが、これが結構ひとりでもできるんですよ。「ひとりブツブツ練習」というやつです。ご質問者の場合は、シャドーイングを取り入れているようなので、話す訓練はできていますね。
話す訓練のためには英会話サークルも非常に有効だと思いますよ。ただし、真剣に取り組んでいるレベルの高いところを探してくださいね。
毎日の訓練がキー
効果をあげたいのであれば、やはり何としてでも「毎日」の訓練を取り入れる必要があります。仕事で忙しいから、今日は疲れてしまったから、誰か人が来たから、他にやることがたくさんあるから、などはすべて言い訳です。
(あれぇ、今日はちょっと言い方がきついかなあ。)
私はよく、「英語と歯磨きを同じレベルまで持ってくると上達しますよ」 と言うのですが……、つまり歯磨きは毎日しないと気持ちが悪いですよね。英語も学習しない日は気持ちが落ち着かない、というようになればこっちのものです。1週間に1、2度まとめて勉強するよりも、はやり「毎日コツコツ」のほうが効果は出ます。
それからいつも言っていることですが、効果を出したければ、「あまり手を広げ過ぎない」 というのもポイントです。テキストはコレ、と決めたら1冊にフォーカスします。今日は Aの教材を使って、明日は Bの教材に手をだしてみて、それだけでは不安なので、C の教材も使う --- これでは効果は半減してしまいます。ひとつの教材にスティックする必要があります。
昨年度のテキストは、「あれ?あの言い回しは何て言うんだっけな?」 なんていうときに役立つでしょう。時々眺めて、自分の学習の記録をたどりニンマリするのもいいかもしれません。
英作文のトレーニングには、私は文通をしています。文通なんていうと古いですね。海外に住むネイティブたちと e-mail のやり取りをしています。毎日一行メールでもいいのでしていますね。もっとも、一行メールでも気持ちよく受け付けてくれる友人を探し出すまでには、それなりに時間がかかりましたが。
おすすめの洋書に関しては、また別ページでにお答えいたしますね。みなさん、読んでくださってありがとうございます。
2009年3月28日 (土)
英語をゆったり楽しんでいくうちにものしりに
さて、春の新講座楽しみですね。過去に何回か申し上げているように英語を本気で上達させたいと思ったら集中する講座はひとつです。
大人の方でしたら、月曜日から金曜日までは「ラジオ英会話」、あるいは「入門ビジネス英語」「実践ビジネス英語」 をお聴きになる方が多いのではないでしょうか?
では、土日はどうするか?もちろん復習をするという方、立派です。岩村圭南先生の 「英語5分間トレーニング」 は毎日5分間、365日お休みなしですので、毎日口から出して練習すると決めている方もいるでしょうね。
土日は優雅に「英語ものしり倶楽部」の会員になるなんていかがですか?会員になるといっても何もどこかに登録するというわけではありません。
土曜 午前 6:30 - 7:00
土曜 午後 11:00 - 11:30
日曜 午前 9:30 - 10:00
上記のいずれかに30分、ラジオに何となく耳を傾けてみませんか?
ダンディな大杉先生と若くて美人なリサさんのコンビは抜群
大杉正明先生とリサ・ヴォートさんがご担当される「英語ものしり倶楽部」は大人のための優雅な英語知識箱です。大人のためと言いましたが、もちろん中学生や高校生が聞いても楽しめますよ。
今年で2年目に入ったこの倶楽部、大杉先生の英語うんちくは聞いていて飽きません。何を隠そう私はこの大杉先生がラジオ英会話をご担当されていたとき、英語に夢中になりました。その語り口はラジオを聴いている人を英語の世界へといざなってくれます。
この番組は「英語」と「ものしり」、そして「倶楽部」の3本の柱があります。昨年度に引き続き、各界の著名人には大杉先生が英語でインタビューする「Weekend Session]、英語の歌を楽しむ「Music Notes」は私も楽しみにしているコーナーです。
4月号の歌、何だかご存知ですか?4月18日(土)/19日(日)は大杉先生が選んだ When a Man Loves a Woman ちょっと歌詞をのぞいてみたら何とまあ、甘い台詞が並んでいました。
When a man loves a woman
Can't keep his mind on nothin'else
男が女を愛するとき
他のころは何も考えられない
……ロマンチックですねえ。そして翌週の 4月25日(土)/26日(日)はお若いリサ・ヴォートサンが選んだ You are Everything です。「あなたがすべて」なんて、そんなぁ、言われてみたいわ。
直木賞作家の村山由佳さんの朗読、聴かないと損
そして4月の目玉は何と直木賞作家の村山由佳さんが「不思議の国のアリス」の翻訳話を、ご本人の翻訳朗読も含めてしてくださるそうですよ。話も面白いし、朗読がこれまた上手なのでぜひぜひ聴いてみてください。
どうしてそんなこと知っているのかって? NHKの英語講座にいつもアンテナを立てている私のところには、時として素敵な噂の風っていうやつが流れてくるのです。なんだかワクワクして聞き逃せなくなりました。
土日は、少し気分をゆったりと、コーヒー片手に英語ものしり倶楽部で決定です。
さて、読者の皆さんからの質問、まだまだ私のところに届いています。順番にアップしていきますので、少しお待ちくださいね。