プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2009年8月 2日 (日)

【 渋滞を避ける 】 って英語で何という?

渋滞を避けるって英語で何と言うのでしょう?まず思い浮かぶのは、「避ける」 だから、「 avoid 」 を使って 「 to avoid the traffc jam 」 かいな?と思うのが私の脳。もちろん、これでも間違いではありませんが、先日、ネイティヴたちと話をしていたら、彼らの口から出てきた表現は、「 to beat the rush 」 おお!何となくこっちのほうが響きがいいし、カッコ良いぞ!


今、私のところではアメリカ人女子大生を3人ほど預かっています。夏休みを利用して日本文化体験にやって来ているのですが、女 3人集まると、日米一緒ですねえ。まあ、かしましい! かしましいって漢字で書くと、「姦しい」 何と女という文字が3つ。


さて、話がちょっとそれましたが、ある生徒さんのご家族が、この女子学生たちをディズニーランドに誘ってくださいました。うちのスクールに通ってきてくれている中学生のご父兄なのですが、娘と娘の友達をつれてディズニーランドに行くのですがよかったらご一緒にいかがですか?と誘ってくれたのです。


実は今日がその当日でして、みんな喜びいさんで出掛けて行きました。「朝、早起きしなくちゃダメよ。6時出発よ」と説明していたら、3人が口をそろえて "Oh, to beat the rush." と言いました。あっ!やっぱりこうやって使うんだと思った瞬間でした。


英辞郎で検索すると下記のような例文にヒットしました。


We wanted to beat the rush to the restaurant by half an hour. :
(混雑する30分前には着きたかった)


beat the rush-hour traffic
(ラッシュアワーの交通渋滞を避ける)


最近、なるほどねえ~と感じた表現でしたので、皆さんとシェアしたくなりました。


【 渋滞を避ける 】 = beat the rush



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2009年8月 5日 (水)

ユナイテッド航空の対応

今日のお話はあまり英語学習には関係ないかもしれませんが......。


実は前回のアメリカからの帰国の際、私は空港で失敗をしていたのでした。最近の航空会社のチェックインはカウンターの職員との対面式ではなく機械で処理することが多いではありませんか。旅慣れた人には何でもないことなのでしょうが、海外にあまり出たことのない私にはドキドキものです。


機械の操作を間違えた私は何とビジネスクラスの座席をとってしまったのでした。どうしてそんなところで間違える!とお怒りの皆さま、すべては私のドジでして......。慌ててカウンター越しに交渉に入りました。ビジネスクラスを取り消して普通のエコノミー、いえ、エコノミープラスという、ちょっと広めの座席にして!とお願いしました。


もちろん、シアトルですので、この交渉は英語でしないといけません。みたところ日本人職員はその場にはいそうにもなかったので。カウンターの中の職員は、「まったくもお、この忙しい時に面倒な処理をさせて。赤伝票の切り方なんか知らないわよ。あなたが間違えたのが悪いのよ。もうこのままビジネス乗っちゃったら」という表情が明らかに顔から見えます。


長~~い時間がかかった後、「はい、これ、あなたの新しい座席番号ね」と新規のボーディングティケットをくれたのはいいけれど、赤伝処理の清算書はなし。何か証明になるものをというと、そんなのないわよ、と言いながらも、手書きで refund と書いたビジネスクラス用のボーディングティケットのコピーを手渡してくれました。


何とか帰国。しかし、それから1ヶ月後、届いたクレジットカードの請求書には、な、な、何とビジネスクラスの金額が......。ガ、ガーン!クレジットカード会社に問い合わせると、赤伝票は届いていないとのこと。


ユナイテッド航空の日本支社、担当部署であろうところに事情を説明するメールを送りました。証明になりそうなボーディングティケットの半券番号なども添えて。


この時点では、もうユナイテッドに乗るのはやめようと思っていました。


でもここからのユナイテッド航空の日本の職員の方の対応は、実に見事でした。まず、ビジネスクラスの料金を請求してしまって申し訳なかったとの謝罪、料金をお返しするのでクレジットカードの請求書の控えをFAXで送って欲しい。迷惑をかけてしまったのでエコノミープラスへの割り増し料金はいただかない旨のメールが入りました。


良かった、お金は返ってきそうだし、えっ!エコノミープラスへの料金も払わなくていいの?とちょっとお得な気分になり FAX を送信。


普通はこれで伝票処理をしておしまい、だと思っていましたら、さっそく担当者からFAXを流してくれたことに対するお礼ときちんと確認が取れましたとの報告が入りました。そのメールの迅速さといい言葉使いといいとても丁寧だったので、この担当者に簡単なお礼メールを送っておきました。


そうしましたら、ここからがユナイテッド航空さん、違います!担当者の上司である予約部長代理さんから、さらに丁寧なメールが入りました。一部を引用させていただきます。


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この度は弊社の職員に対して暖かいお褒めの言葉を頂戴し誠にありがとうございます。このようなご親切なお言葉が、いかに職員にとってまたユナイテッド航空にとってありがたく励みになることか計り知れません。今後のサービスに対してもさらに熱が入ってまいります。


お褒めの言葉は、どんなに心に抱いてもそれを形にするのにはお手間と貴重なお時間がとりにくいものです。川本様がわざわざ大切なお時間をさいてメールを書いていただいたこと重ねてお礼申し上げます。

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しかも最後には、「お仕事・英語教育界でのますますのご活躍とご成功を心よりお祈り申し上げます。」と結んであるではありませんか?エッ?どうしてこの人、私が英語業界に携わっているのを知っているの?と思ったら、私は普段メールの最後の書名欄に自分のスクール名とホームページのURLを記していたのでした。きっと、この方は私のホームページをのぞいてくれたに違いありません。


トラブルが起きたときの対応次第でその会社への信頼度は良くも悪くもなり、それはたったひとりの言動で決まる、ということを思い出させてくれました。一連の騒動で、すっかりユナイテッド航空への印象が良くなり、また乗ろうと思っている自分がいます。


今日は英語そのものの話題からはそれましたが、ちょっと久々に心がポッっと温かくなったので皆さんとシェアしたくなりました。そして、いつも私が思っていることを改めて感じ入った次第です。


最後に勝つのは語学力ではない、「人間力」である、ということです!


皆さん、完璧な英語を目指すのではなく、人を思いやりながらコミュニケーションが取れる英語、目指しませんか?



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2009年8月 8日 (土)

〔イベント〕 iPhoneで英語力アップ

イベントのお知らせです。

明日の日曜日、何しようかなあ~と考えている皆さん、あるいは東京に行くんだけどどこにいこうかなと思っている皆さん、はたまた明日のデートはどうしようかなとお悩みのカップルさん、Good News がありますよ。


8月9日(日) 銀座で iPhone を使っての英語力アップイベントがあります。


え~!!何、それ? iPhone 欲しい!!さらに英語力もアップできてしまう裏技を披露してくださるということですね。これは見逃せません。


アエラ・イングリッシュ9月号は「iPhoneで英語力アップ」徹底大特集が掲載されています。同号の発売を記念して、アップルストア銀座でイベントが開催されるのです。


iPhone や iPod touch を使いこなしてどう英語力を磨くのか。おすすめのTOEICアプリ、オーディオブックと電子書籍アプリを使った洋書読書の仕方、Twitter のおもしろさなど、新しい発見がありそうですよ。


申込み不要(先着順)なのだそうです。明日(8月9日)、銀座界隈をブラブラしながら立ち寄ってみませんか?でも時間よりは早めに行って場所はしっかり確保したほうがいかもしれませんヨ!


「AERA English Presents: iPhoneで英語力アップ」


日時: 8月9日(日)14:00 開演
場所: アップルストア銀座 3階シアター
     (東京都中央区銀座 3-5-12)
地図: こちら



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2009年8月13日 (木)

〔イベント〕 親子ではじめる英語多読

無料イベントのご紹介です。


読めば読むほど分かる!~多読で伸ばす英語力~


日時: 2009年8月25日(火) 18:15開場
会場: 丸善日本橋店 3Fギャラリー
会場住所: 中央区日本橋2-3-10
主催: ピアソン・ロングマン
講師: 宮下いづみ先生
詳細: こちら  


最近、多読がブームなのをご存知ですか?その波は大人に限らず、英語を学ぶ小さな子供たちのもとへも忍び寄っています。


英語を読むことに興味のある方、読書の習慣をつけたい方、あるいは、ご自分の可愛いお子さんに英語の本を読むようになって欲しいなと思っているお母さん、お父さん、最近の多読教育がどのようになっているかのぞいてみませんか?


講師は宮下いづみ先生。


「ユーニス・イングリッシュ・チュートリアル」という英会話スクールを経営している他、実践女子大学非常勤講師、SEG多読コース主任、ピアソン・ロングマン アカデミック・コンサルタントなどをしていらっしゃるとっても素敵な女性です。


ご著書も何冊かお持ちですし、いろいろな英語教育雑誌などでもお見かけします。


実は、いづみ先生とは知り合いでして、時々、真夜中に、あるいは早朝に......、つまり午前 3時、4時頃
「原稿書き終わったあ~?」
「まだ!」
「眠いねえ~。締め切りに間に合うかな?」
「一緒にファミレスにパソコン持ち込んで原稿書き上げようか?」
なんて、冗談を言い合う仲でして......


参加してみてくださいね。



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2009年8月15日 (土)

早起きは三文の徳

読者から朝早起きしてどんな風に時間を使ってきたのか教えて、とのリクエストがあったので、こちらに書かせていただきますね。


early morning.jpg


本を読んでくださった方はもうすでに知っていることですが、あるときから午前 4時起きをするようになったのです。早朝って気持ちがいいんですよ。優雅で贅沢な自分だけの時間です。ピンポーンと誰かがくるわけではなく、電話もならない、「お母さ~ん」と呼ぶ人もいない。すごく集中できたのです。


さて、この素敵な時間の使い方ですが......


最初は、たったひとりの朝食から始まりました。自分のためだけにトーストを焼き、コーヒーを入れ、優雅な朝食をいただきました。子育てを経験している人ならわかると思うのですが、朝ってバタバタじゃないですか?洗濯して、ご飯作って、お弁当作って......、自分の口に朝食が入ることはあまりなく、あるいは子供たちの食べ残しで済ます、なんていう人はいませんか?


早起きしてみて、とても爽やかで新鮮な時間があることを発見したのです。


この時間を有効利用しない手はありません。その頃、ディクテーションを始めていましたので、まず朝起きると、前夜録音しておいた番組を聴き、ディクテーションするということを毎朝繰り返しました。


その頃にはディクテーション仲間もできていましたので、朝 5時半までにディクテーションを仕上げ、仲間に e-mail を流しておきます。するとね、何と、午前 7時半までには続々と返事が返ってくるのです。みんな、それぞれ録音してあった番組を聴き、私のディクテーション原稿を読み、自分のディクテーションノートとの違いを指摘してくれるという作業が続いたのです。


私は当時主婦でしたが、ビジネスパーソンの方は、朝、出勤前にこの作業をしてくださるのです。ネットを通してできた英語学習仲間は、やがて私のかけがえのない大事な宝物となりました。もちろん、音読もシャドーイングもしました。そんなことをしているとアッという間に 2時間くらいは過ぎてしまいましたね。


今では、この時間帯にメールの処理をしたり原稿書きをしたりしています。もちろんディクテーションもしますよ。気が付いたのは、この時間起きている人、結構多いということです。実はね、NHK英語講座の先生方、杉田先生、大杉先生、遠山先生、馬越先生など、朝 4時台にメールを流すと、すぐに返ってくるということが何度もあり、びっくりしたことがありました。


いわゆる業界で成功しているといわれている人たちも、この時間帯にはもうすでに活動しているんだということがわかり、早朝は人生を左右するマジック時間帯なのかと思っているこの頃です。


ところで、この「三文の徳」の漢字ですが、「徳」なのですね。私は「三文の得」、お得の「得」かと思っていました。「徳」の意味を国語辞典で調べてみると、


・ 修養によって得た、自らを高め、他を感化する精神的能力。
・ 精神的・道徳的にすぐれた品性・人格。
・ 身に備わっている能力。天性。
・ 富を得ること。利益。もうけ。得。


なんていう意味があるんですね。知りませんでした。英語だけでなく日本語の勉強にもなりました。皆さん、ありがとう! ちなみに英語では下記のことわざにヒットしましたよ。
↓ ↓ ↓

【 早起きは三文の徳 】 = The early bird catches the worm.



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2009年8月14日 (金)

〔イベント〕 「トラッドジャパン」ブロガーイベント開催

日本文化を英語で語れたらカッコ良いですよね。NHK語学番組「トラッドジャパン」ご覧になっていますか?番組に出演していらっしゃる江口裕之先生とステュウット・ヴァーナム・アットキン氏を目の前で見れるチャンス到来です。


開催日: 2009年9月16日(水) 午後7時集合 午後7時15分開演(2時間程度)
定員: 25人程度(定員を超えた場合は、抽選になります)
場所: NHK放送センター内 特設会場(東京都渋谷)
詳細、応募方法: こちら


応募締め切り: 2009年8月26日(水)23時


ブログを運営している方が応募条件。前回のブロガーイベントのときもたくさんの応募があったようですよ。軽食も出るみたいです。前回出席したときは、NHKの局内の食堂で作ってくれたサンドイッチをいただきましたが、おいしかったですよ~。


私も行きたい! しかし、夜の商売をしているもので調整がなかなかできず......、私のようなスクール経営者は夕方から夜にかけてが稼ぎ時な訳でして......。あぁ、このようなイベントに出席するために新しい先生雇っちゃおうかな!?


秋を目の前に英語関係のイベントが目白押しになりますよ。イベント情報パンパンお伝えしますので、参加してみてくださいね。英語を勉強しよう!という気持ちが益々高まります。



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2009年8月17日 (月)

〔イベント〕 発音力UPセミナー

竹村和浩先生による発音力UPのセミナーがあります。


日時: 2009年9月12日(土) 13:30 ~ 16:30
場所: 池袋 アットビジネスセンター 6F
定員: 先着50名
参加費: 6,000円 (税込)
主催: 英語タウン
講師: 竹村和浩 先生 
(英語教育ニュース編集長、TLL 言語研究所 代表取締役)


詳細、申し込み: こちら


NHKラジオ英会話 8月号をお持ちの方は裏表紙からペラッと1ページめくってみてください。そこに竹村先生の顔写真が大きく載っています。ご著書もおもちですし、アクルのこども英語(4月号~9月号)にも連載記事を書いていらっしゃいました。発音の専門家です。


竹村先生のお言葉をお借りすると、日本人は何故、英語が苦手なのか?その真因の一つに「発音力」があることは、余り知られていないんだそうです。日本人の苦手分野の原因究明に没頭。やがて独自のトレーニング法を開発して、現在、英語教育の第一線で活躍していらっしゃいます。


英会話に何年通っても今ひとつ上達を実感できない、TOEIC、TOEFLでのリスニング、スピーキングに強くなりたい、そんな方におすすめです。今までにない英語のヴォイス・トレーニングを主体とした実践的な英語セミナーを開催してくださいます。


英語の発音をネイティブ並にするコツ、知りたいと思いませんか?ちょっとしたコツをつかむと、あなたの発音は見違えるほどきれいになります。


実は竹村先生、特別講師としてうちのスクールにも来ていただいたことがあります。ジョークを交えてリラックスした雰囲気の中、笑いながらのトレーニングとなり、楽しかったですよ。



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2009年8月19日 (水)

アメリカに住んで 7年になるのに......

読者からの悩み相談です。

Q:
アメリカに住んで 7年になるのにわからないことがたくさんあります。簡単な言い回しさえ聴き取れないことがあり、戸惑っています。どこがいけないのでしょう?


A:
私の知人で、日本に住んで30年になるというアメリカ人がいます。日常生活で困らない日本語力はお持ちですが、日本人同士が普通の速さで話し出すと全くわからないと言います。奥さまは日本人ですので日本人との交流も多いのですが、奥さまの実家に帰っても家族の会話はわからないそうです。お蕎麦やさんへ入っても、普通のおばちゃんが普通に話しかけてくる日本語がわからないと言います。


だからこんな言い方をするのは変かもしれませんが、7年住んでわからないのは当たり前、って考えちゃうのはいかがですか?


こんなことを書くと、「えー、30年その土地に住んでも語学ってものにならないの?」と思ってしまう人がいるかもしれませんが、私はこう考えます。「わからない」と自信を持って言える人は結構問題なくその土地で暮らせるのです。


もちろん通訳などになるのでしたら、それなりに特殊な訓練が必要になってくるでしょうが、生活して困らない程度の会話力があるのならそれでヨシ!っていうのではいけませんか?


英語が聞き取りにくい原因として考えられることはいつくかありますが、下記が大きな比重をしめているかもしれません。


・ リエゾンに慣れていない
・ 人によって発音の仕方、話し方が違う


私は(著書のどこかに書いたと思うのですが)、AFN(米軍放送)を聞いていて、「カメナップ」 がわからなくて......、何度聴いてもわからなくて......、辞書を1冊ひっくり返してもそんな単語は見つからず、ある時、アメリカ人に 「カメナップ」 って何?と聞いたことがありました。そしたらまあ、coming up のことだそうではないですか。わからないはずですよ!coming up がどうして 「カメナップ」 になってしまうのか!トホホでしたね。


それからこんなこともありました。NHKのラジオ講座を聴いていた私。毎回オープニングで 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前が出てきます。「ヒロズ・ミヤ」 さんってちょっと変わった名前だなあ、どんな漢字を書くのだろうとテキストを開きました。どこを探しても 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前はありません。おかしいなあ、番組に係わっている人だから毎回オープニングで名前を言っていのだろうに......、と思う私。


もう、NHKに投書して聞いてみようかしら?と考えているときにひらめきました!そうだ!!「ヒロズ・ミヤ」 さんはいない!!! Here with me a .... と言っていたのでした。このことに気が付いたのは、何と番組を聴き始めてから1年半たった時でした。それまで、ずっと 「ヒロズ・ミヤ」 さんの存在を信じていた私です。


英語にはこうした、音と音がつながるリエゾンが原因でまったく違った音に聞こえてきたり、違った単語であるかのように聞こえてくる言い回しがたくさんあります。


ちょっとおもしろいエピソードがあります。もう何年の前の話ですが、私のスクールに通ってきてくれていた生徒さんのお母さんにある日、「うちの子が最近変なこと言うんだけれど、何を教えているの?」 と聞かれたことがあります。


何と言っているのと聞くと、「便所には 2 (にー)」「便所には 2 (にー)」 と言っているというんです。そんなお下品な言葉は教えていないわと思い、しばし、考え込む私。その時、ピンときました!


Bend your knees. (膝を曲げて)


の練習をした後でした。


「便所には 2(にー)」 = Bend your knees.
「ハンサムクッキー」 = Have some cookies.

などと覚えているのでした。


掘った芋いじるな!! = What time is it?  のエピソードは有名ですね。そういえば外国人が日本語を覚えるときに
どういたしまして = Don't touch my moustache.
おはよう = Ohio
と覚えるということを聞いたことがあります。


話がそれましたが、聞き取れないのは、ただ単純にその人の話し方に慣れていないから、あるいは自分が知っている発音の仕方と実際に聞こえてくる音にちょっとした違いがあるからかもしれません。


私も誰かと1対1で会話しているときは何とかなっても、グループで集まって、日本人は私だけなんていうときは、彼ら/彼女らの話していることがちっともわからない、なんてことはしょっちゅうです。そんなときに私がよくやるのは、相手の言った言葉を繰り返すということ......


例えばこんな感じ:
A: I'm a procrastinator.
B: You are a procrastinator. What do you mean?
(あなた「プロクラスティネーター」なのね。それ、どういう意味?)


そうすると、会話にも参加できるし、procrastinator の意味もわかって一石二鳥!


わからなければ、わからないなりに、「わからなさ」、「違い」 を楽しんでしまうというのはどうでしょうか?現地の人たちとドンドンお友達になり、わからなくても気にせずにコミュニケーションをとっていると、違った世界が見えてくると同時に霧が晴れるときがくるかもしれませんよ。



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2009年8月21日 (金)

〔イベント〕 私もセミナーやります!

秋の英語学習にむけてセミナーが目白押しですが、実は私もセミナーを開催させていただきます。


■ 中学英語でもこれだけできる!「やり直し英会話」
・ 受講料: 4000円(税込)
・ 日時: 9月27日(日)13:30~15:30
・ 場所: DHC文化事業部 (六本木)
・ 地図: こちら
・ 申し込み先: 8月末に詳細アップ予定 (ちょっとお待ちくださいね)


DHCというと最近は化粧品で有名ですが、もともとは翻訳会社なんですよ。DHC = Daigaku Honyaku Center (大学翻訳センター)。大学の研究室を相手に洋書の翻訳委託業を行ったのが始まりでした。今でも翻訳者育成講座を運営する教育部門はしっかり健在で、英語関係の書物もたくさん出版しています。


「DHCに打ち合わせに行ってくるわ」というと、うちのスタッフや大人の生徒さんは、「えっ?お教室で化粧品売り始めるんですか?」と言います。あのねえ......。いっそのこと副業始めちゃおうかな?


冗談はさておき、英語はいつから始めても大丈夫!口から英語を出すことによって英語は上手になるのです、というところにフォーカスし、ご来場の皆さんと一緒に英語を口から出す練習をしたいと思います。


皆さんご存知のように、私は32歳のときから英語を始めました。まったくひとこともしゃべれないところから英会話スクールにも通わずにどうやって英語を習得してきたか、などのお話を交えながら楽しく進行できたらいいなと思っています。


初心者大歓迎!どうやって英語を勉強したらいいのかわからない、どうやって学習したら身につくのか霧の中にいるという方、ぜひ霧を晴らしましょう。普通のセミナーと違い、ただ座って聞いているというタイプのものではありません。皆さんご自身が主役になって口を動かしていただきます。でもあまり身構えず気楽にいらしてくださいね。


英語はとにかく行動することによって上手になっていくのです。迷っているのなら Go!! ですよ。


さて、私のセミナーより次のセミナーのほうがもっと効果的です。いや、本当は私のセミナーの後、次の大塚氏のセミナーに出席するとより効果的です、という仕組みになっています。自分の持っている英語力でいかに話せるようになるか?実は英語って視点を変えるだけでものすごく話せるようになるのです。


■ 中学英語でもこれだけできる!
  「欧米人のコミュニケーション術を学ぶ」
・ 受講料: 4000円(税込)
・ 日時: 9月27日(日) 16:00 ~ 18:00
・ 講師: 大塚雅文氏


このセミナーを受けると、自分ってこんなに英語が話せたんだと自信を持つことができます。心理的な要因を取り払って、自分の中に眠っている英語力を引き出す。英語って間違っても完璧な文章で話さなくてもいいのです。要はアイディアを伝えるのですから......。とういうことに気付かされます。


講師はMBAホルダーで、現在は実践的英語・英会話サービスを提供する会社「まなび株式会社」の代表取締役。ちょっと郷ひろみ似(?)


本人には「やめてくれ!そんなことは言わんでくれ!」 と言われていますが、打ち合わせのたびに 「この人、誰かに似ている、誰だろう?」 とずっと思っていたら、ピンときたのが郷ひろみだったというわけでして......、非常にスマートな紳士です。


当日は上着をパッとひるがえす、あの郷ひろみのパフォーマンスが見られるかも......って見られるはずがありませんが、どうぞ川本セミナーともどもお越しくださいませ。


大塚氏のパワーポントの使い方、プレゼンの仕方は最高です。それを見るだけでも得るものがあります。ご自分のプレゼンテーションにちょっと自信がないなと思っている方こそ出席すべきセミナーだと思います。


セミナーが終わったらみんなで居酒屋にでもくり出したいものですねえ~。



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2009年8月25日 (火)

母校でセミナーをしました

先週、母校の小学校で先生方を対象にセミナーを開かせていただきました。教育委員会の関係者からご依頼をいただき出向くことになりました。


小学校でも英語が導入されるようになり、先生方は戸惑っていらしゃるようでしたが、そこは教員、さすがに皆さん優秀でしたね。集まってくださったのは、校長先生、教頭先生をはじめ、全学年の先生方と ALT、その他ゲストのネイティヴスピーカーが3名、それに中学校の英語の先生もいらしていました。


当日はビデオを撮ってもいいですか?録音してもいいですか?という本格的なものになっていて、ちょっと驚きましたが、そこはエイヤッ!女は度胸よ、と開き直りました。ここにくるまでに、私の英語人生、どんなに失敗を繰り返し、どんなに恥をかいてきたか。それに比べたらなんのことはない!と腹をくくりました。


当日は、リエゾンを中心に短いセンテンスを言う練習を先生方おひとりおひとりにしていただいたり、クイズをしたりで盛り上がっていただきました。どんなレッスンが子供たちに受けるのか、どうやって教えたらいいのか、ポイントを交えながらでしたが、90分という時間ではとてもとても伝えきれるものではありませんでした。


セミナーが終了すると何人かの先生方が寄ってきてくださって、「セミナーの話を聞いたときは 90分間、長いなと思ったのですが、アッという間でしたね」 「私が英語を習いたくなりました」 などと声をかけてくださいました。ALT も Good job! と言ってくれたし、ゲストのネイティヴスピーカーたちも楽しかったと言ってくれ、ホッ!


ネイティヴのセミナーには何度も参加してきたけれど、私のセミナーにネイティヴが参加する日が来るとは思ってもみませんでした。


用意していったことの半分もできませんでしたが、そこは普段のレッスンと同じ。あの手この手を用意しておいて、子供たちの顔色を確認しながら、手のうちを出していく。乗っているようなら続けるし、子供たちの顔が曇っていたら、すぐにやめて次のアクティビティーに移る。最後に 「ああ、楽しかった!英語っておもしろい!」 と思ってもらうのが目標です。だから用意していったことが出尽くしてしまうより、あまるくらいのほうがいいのです。


それにしても、この小学校、英語の得意な先生がたくさんいました。発音もきれいですし、スムーズにセンテンスも言えるし、全く問題ありません。穏やかな校長先生、こんな企画をトップの方がしてくださる学校は、やはり先生方の意識も高くまとまっているんだなと感じました。この小学校に通う生徒たちはきっと英語好きになりますよ。それに中学校の先生の英語も抜群でした。この地域の学校に通う子どもたちはラッキーです。


次は DHC でのセミナー、その後は、都内の小学校のPTAの前で話をしてくださいとの依頼をいただいています。セミナーの秋ですねえ。でも本当は私、人前で話をするのは得意ではないのです。どちらかというと、人にしゃべらせておいて聞き役にまわっているほうが好きなのです。だから私のセミナーは、皆さんが主役になっていただきますよ。うふっ!黙っては帰れませんからね。(笑)



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2009年8月27日 (木)

英語教育ニュースにデビュー

英語教育者向け、英語学習者向けの「英語教育ニュース」の中でコラムを書かせていただくことになりました。


コラム やり直し英会話


編集長が声をかけてくださりスタートとなりましたが、立派な肩書きを持った皆さんに混じり、ちょっと緊張ぎみです。ゴガクルでは投稿を寄せてくださる皆さんに本当に支えられているんだなと感じている今日この頃です。


立派な学歴も華やかな経歴もない私ですが、普通のおばさんしながら、何とか英語界に首を突っ込ませてもらっています。皆さんからいただく励ましの言葉やコメントがとても嬉しいです。皆さん、本当にありがとう!


英語は誰か特別な人のためにあるのではありません。誰でもやる気にさえなれば、必ずものにできるものです。趣味のテニスやゴルフと一緒ですよ。テニスもゴルフも、あるいは草野球も、たとえ下手でも楽しく出掛けていくではありませんか。上手になるかならないかは、どれだけ練習したかどうか。


試合に出て負けちゃったり、失敗したりしても、それでやめようとは思わないでしょう? 「あー、負けちゃったけど、よくやったよ。また次頑張ろう!」 って思えるし、そう言ってくれる仲間がいたら続けられると思いませんか?



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2009年8月28日 (金)

TOEIC頻出 苦手単・熟語トップ 10

皆さん、TOEICは受験したことがありますか? TOEIC といえば、受験料金が少し値下がりしましたね。第149回TOEIC公開テスト、2009年9月13日(日)実施分から受験料が600円安くなります。


新受験料 5,985円 (うち消費税等285円)
旧受験料 6,615円 (うち消費税等315円)


さて、無料学習サイトの 『smart.fm(スマート・エフエム)』 を運営するセレゴ・ジャパン株式会社が、TOEICに関するおもしろいデータを発表しました。


ユーザーの学習データを分析した 「TOEIC頻出 苦手英単語・熟語トップ10」 です。TOEICによく出て日本人が苦手とする英単語や熟語のリストです。あなたはどのくらい知っていました?私、パッと思い出せない単語や熟語、ありますねえ~。もっと勉強せねば。英単語や熟語を覚えるときは、文章の中で覚えるようにすると定着率がよくなるようですよ。



【 TOEIC頻出 苦手単・熟語トップ10 】

苦手順位英語日本語訳正解率
1bring about~を引き起こす51.93%
2closely厳密に、注意して53.63%
3cautious慎重な57.97%
4deserve値する58.33%
5come up with~を思いつく、考え出す59.29%
6possiblyもしかしたら59.79%
7live up to~に応える、沿う60.15%
8perceive知覚する60.20%
9go through~を見直す、くまなく調べる61.68%
10go over~をよく検討する61.69%

<調査概要>
調査対象: 2007年10月1日~2009年8月14日までに登録し、「まずは!TOEIC基礎シリーズ」を利用したユーザー115,641人
調査日: 2009年8月15日



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2009年8月29日 (土)

セミナー申し込み受付開始

DHC のセミナーの申し込み受付が始まりました。さあ、いよいよ秋の語学セミナー開催!


(注): 一部ホームページに、「40歳以上の方、15%引き」 とありましたが、通信講座に限りなんだそうです。このセミナーに関しては割引はないんだそうです。ごめんなさい!


<講座1> 中学英語でもこれだけできる!「やり直し英会話」
今からでも遅くない!コミュニケーション上手な人になる!


日時: 2009年9月27日(日) 13:30~15:30
場所: DHC文化事業部セミナールーム (六本木) 地図
講師: 川本佐奈恵
受講料: 4,000円(税込)
定員: 60名
詳細・お申し込み: こちら


32歳から英語を始め、英文科卒でもなく海外経験もなかった私が、どうやって英語を勉強し、ひとこともしゃべれない状態から脱出してきたかのお話を交えながら、皆さんに実際に口を動かしてもらいます。ただ黙って座っているだけのセミナーではありませんヨ。会場に入ったら、英語を話す練習を一緒にしましょう。ペン、メモ用紙、お口、笑顔をお持ちください。


さて、次のセミナーと一緒に受けるとさらに効果的!
中学英語でもこんなに話せる、コミュニケーションが取れる、ということが実感できます。


<講座2> 中学英語でもこれだけできる!「欧米人のコミュニケーション術を学ぶ」

日時: 2009年9月27日(日) 16:00~18:00
場所: DHC文化事業部セミナールーム (六本木) 地図
講師: 大塚雅文
受講料: 4,000円(税込)
定員: 60名
詳細・お申し込み: こちら


「欧米流コミュニケーション術」 なんていうと私には関係ないと思ってしまうあなた、ちょっと待ってください!どうしたらもっと話せるようになるのだろう?どうも自分の思ったことがうまく話せないと思っている人にぴったりのセミナーなんですよ。


英語がうまく話せないのは、あなたの英語が下手だからではありません!語彙力を持っていないからでも文法を知らないからでもありません。ただ、話すテクニックを知らなかっただけなのです。


今までとはガラリと変わった手法、視点から、どうやって口を挟んだらいいのかが見えてきます。私って意外に話せたんだ、と気付かせてくれるセミナーです。


川本のセミナーで口慣らしをしてから大塚氏のセミナーを受けると、英語が恐くなくなる、という仕組みになっています。もちろん、どちらかひとつだけの受講でもかまいません。



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2009年8月31日 (月)

天才は一夜にしてならず

英語学習者にとって有名なサイト 「英語を学ぶすべての人へ」 を運営している中田達也さんをご存知でしょうか?


中田氏は英語関係の著書をたくさん出していますので、名前で検索するとすぐにおわかりになるでしょう。最近では、2009年4月にスタートしたテレビ・ラジオのクロスメディア番組 『NHKテレビニュースで英会話』 の書籍化にも執筆協力で携わっています。


実は、私はこの中田氏のおかがではじめての本を出版することができたのです。ある日届いた出版社からのメールには、「中田氏のご紹介により......」 と書かれていました。年齢は私よりもずっと若い方なのですが、私を出版の世界へ導いてくれた貴重な師です。うちの息子も中田氏の後輩にあたり、まったく同じサークルに所属していました。


そんなこととは知らずに、ある日、息子のサークルが企画した講演会の話になり、「今度ねえ、うちの大学の先輩で英語界で活躍しているすごく有名な人が来るんだ」 と自宅で話す息子。「へえ~、誰?」 「中田達也さんっていう人」 「えっ!?その人知っている。本人から招待が来ているから、私もその講演会行くわ」 「ぎょ!母よ、何でそんな偉大な人知っているん?」 という奇妙な会話があったことがありました。


ある出版社の方が話していました。中田氏と別の業界の有名な方との対談話をまとめたことがあるのだそうです。各別々の業界を引っ張っていくような人の話を聞きながら、ある共通部分を発見したんだそうです。それは......


「ふたりとも、とてつもない努力をしている」


ということだったそうです。やはり天才は一夜にしては生まれないんですね。私にはまだまだ努力が足りないなあ、と感じているこの頃です。




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