2009年10月 1日 (木)
DHCのセミナーの翌日、品川区のある小学校にご招待いただき、PTAの皆さんの前でお話をさせていただきました。
こちらもなかなか評判良く終了してホッとしています。
セミナーを終えてから控え室で休ませていただいていると学校の役員さんがアンケートを持ってきてくれました。すべて 「とっても良かった!」 に丸がついていて、
「楽しかった」
「2時間がアッという間だった」
「パワーがもらえた」
「人生に前向きになれた」
「私も何かに挑戦してみようと思った」
などのコメントが入っていました。役員の方に、「これ、アンケート評価の悪いのは抜いて、良いコメントが入っているものだけ持ってきたんじゃないの?」 と聞いたら、「違いますよ!!そんな抜く時間なんかありませんでしたよ。早くお見せしたくて、たった今皆さんから集めてきたばかりなんです。」
「帰りがけに声をかけてくださる人も皆、『良かったね』 とか 『大成功だったね』 なんて言ってくれ、役員としても嬉しかったです。」
「いつもの講演会と違って質問もたくさん出ていましたね。助かりました。質問が出なくてシーンとなるといけないので、役員のほうでいくつかの質問は通常用意しておくものなのですが、今回はまったく必要ありませんでした。」
「きっと、どこかの偉大な先生に来てお話をしていただくより、私たち主婦という同じ立場から、子育てをしながらここまできた姿に共感を抱いたのだと思います。お呼びして本当に良かったです。」
役員さん皆さんの笑顔に見送られながら小学校を後にしました。この小学校は教育特区になっているらしく、公立なのですが、英語も小学校1年生から。教育熱心なご両親が多いだろうからどうなることだろうと思いました。ま、いまさら飾っても気取っても仕方がないので、等身大でお話をさせていただき、簡単な英語ゲームで遊んでいただきました。やはり英語の興味を持っている人は多いのですね。
のちに、役員さんから入ったメールには次のような言葉が書かれいました。
「素敵な講演をありがとうございました。その後、何人かの参加保護者とすれ違いましたが、みんながみんな 『楽しかった~』 との感想を口にしてくれていました。おかげさまで私も鼻高々です。」
企画運営してくださった皆さま、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
2009年10月 4日 (日)
やってしまいましたーー!!またドジ!!
携帯が鳴りました。電話口の向こうから聞こえてきたのは
Sanae, where are you?
(さなえ、どこにいる?)
とっさに私は何が起こっているのか理解できませんでした。でも、数秒後に頭の中で鳴り響くものがありました。がぁーーーん!!今日は英語講師仲間とのディナーミーティングが入っていました!!それから慌ててタクシーで駆けつけましたが 30分遅れ。実は、このミーティングに参加するにあたりメールのやり取りでもドジをしておりました。主催者に
Thank you for inventing me, Ruth.
(誘ってくれてありがとう、ルース)
と打ったら、他の誰かが
Ruth didn't invent you. Your mom and dad did.
(ルースは君のこと誘ってなんかいないよ。君のお父さんとお母さんだよ。)
と返してきました。私は、しばらく訳がわからず?え~っ?ルースは私のこと誘ってない?だって彼女がメールくれたじゃない。え?私の父と母が「さなえを誘ってやってよ」ってルースに頼んだってわけ?んな訳ないじゃない。第一、父はお墓の中だし、母は英語なんて ABC の A も話せない。と、しばし、ひとりで悩んでいたのでした。そして、よーく自分の打ったメールを見直したら、私は inviting と打つところを inventing と打っているではありませんか。この手のタイポはよくするのですが、そこで突っ込む奴がいるか!
【 invite = 招待する 】
【 invent = 発明する 】
ま、ともかく、慌てて走りこんだレストランで開口一番
I'm so sorry. It completely slipped my mind.
(ごっめーん!すっかり忘れてたあ!)
で、続いて
I'm a forgetful person because my mom and dad invented me.
(私、忘れっぽいのよ。なんせ、父と母が私を作り上げたので)
と言ったら、そこにいたみんながドッと笑ってくれました。誰も怒っていなくて、楽しい会合になり、帰りは、使ったタクシー代を取り返すために、3駅分、歩いて帰ってきました。
I'm a forgetful person. のところを I'm a forgettable person. と言わなくてヨカッタと思いました。もし、言っていたら、例の突っ込み君が、
No, Sanae, you are not a forgettable person. That's why we called you.
(いや~、さなえ、君は忘れられやすくはないさ。だから僕たち電話したんだろ)
って言ったかなあと思ったら、妙におかしくてニヤニヤしてしまいました。
【 I'm a forgetful person. = 私は忘れっぽい。】
【 I'm a forgettable person. = 私は忘れられやすい。】
2009年10月11日 (日)
読者からの質問です。
Q:
私はどうも人と話をするのが得意ではありません。どんな風に会話の糸口をつかんだらいいのかわかりません。何かコツはありますか?
A:
さて、実は、もともと私も人と話をするのがあまり得意ではないんですよ。パーティーなどに行くと、あぁ、何を話そうかしら、と固まってしまうほうなのです。
そこで、私は考えました。話すのが得意でないのなら聞くほうにまわってしまえ、と。自分のことを話すのはやめて、人の話を聞きだすほうにまわろうと考えたわけです。
以前、「相手の言葉を繰り返す」 という会話テクニックをどこかに書いたと思うのですが、もう一度ここに書いておきますね。(いろいろなところに記事を書かせてもらっているのでどこに書いたのだか忘れてしまいましたぁ)
まずは、あなたの話を聞いていますよ、というサインとして、相手が言った言葉を繰り返すのです。これは英会話初級者の方に使って欲しいテクニックです。
<相手> I'm from Canada. (カナダ出身なの)
<あなた> Oh, you are from Canada? (あら、カナダからいらしたの?)
<相手> Yes, I've been here in Tokyo for two years. (東京には2年いるわ)
<あなた>Hmm... two years. (2年ねえ)
<相手> I went to Harajuku yesterday. (きのう、原宿に行ってね)
<あなた>You went to Harajuku yesterday? And then? (原宿に行ったの?それで?)
ってな調子です。相手が言った言葉を繰り返しているだけですね。でも、これって効果があるんですよ。相手は、私の話をちゃんと聞いてくれているんだなと受け止めてくれ気分が良くなります。それに、英語が話せない人からみたら、と~ってもカッコ良く会話しているように聞こえるのです。
さて、上記は英語初心者のテクニックですが、中級以上になったら、相手の話の中から相手が興味のあること、得意としているだろう話をキャッチしてとことん話してもらうように仕向けるのです。話ベタなら聞き役にまわってしまいましょう。相手にしゃべってもらうのです。こうすると自分が楽になりますよ~。
デール・カーネギーの著書、『人を動かす』 の中では 「人に好かれる六原則 」 のひとつとして、「聞き手にまわる」 ということをあげています。「相手の関心を見抜いて話題にする」 とも書かれています。
参考サイト: ウィキペディア(Wikipedia) 人を動かす
聞き上手は人に好かれますよ~♪
このご質問に対して、早くお答えしなければいけませんでしたのに、今日になってしまいました。1週間がたつのって早いのね。ご質問をくださった読者さん、ごめんなさい。
2009年10月16日 (金)
来年の手帳はこれに決まり! えっ!?もう来年の話? そう早いですよねえ。
英語手帳2010年度版
どうして私がこの手帳を好きなのか?!いくつか理由があるのですが......
1) エッセーが素敵!
2 日本の祝日が英語で覚えられる
3) 映画の中の名せりふが学べる
4) 毎日英語に触れていることができる
この手帳の特徴、スケジュール管理だけじゃないんです。ちょっとしたエッセー集です。月と月の間にはさまったページにはエッセーが12個。このエッセーを読み出して、「えっ!?これ書いているの誰?」 と著者を確かめたくなってしまいました。ぐいぐい引き込まれるように読むことができ、そこには英語を学習している人たちに役立つ心のエッセンスが凝縮されています。
文字を読んでいて癒されるってこういうことなのね。何かに迷ったとき、道を見失ってしまったとき、このエッセーに触れて自分を立ち直らせたい、そう思ってしまいました。毎日、バックに入れて持ち歩き、ちょっとした空き時間に読んでいるのですが、読み終わってしまうのがもったいない気分!
著作権の関係がありますので、あまり掲載はできませんが、ほんのちょっとだけエッセーから失礼させていただきます。あなたの胸に染みるものがありませんか?
↓ ↓ ↓
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私のシナリオから、不幸な言葉をすべて排除したのです。私の心をこれまで支配していた 「私はダメ」 「私には無理」 といった悲観的な言葉を、幸福と勇気がわき上がるセリフに置き換えたのです。そして、それらを毎日唱えて口ぐせにしたのです。心をこめて、自分自身に語りかけました。すると不思議なことに、いつの間にか、灰色の少女はスルッと私の中から立ち去ってしまいました。
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著者は元上智大学外国語学部教授、現在はAクラス会議通訳者の井上久美先生。自分の生きる姿勢を見直すことができるエッセーです。
さて、日本の国民の祝日英語で言えますか?
成人の日 (1/11) = Coming-of-Age Day
敬老の日 (9/20) = Respect for the Aged Day
春分の日 (3/21) = Sprig Equinox
秋分の日 (9/23) = Autumn Equinox
勤労感謝の日 (11/23) = Labor Thanksgiving Day
映画の中で使われていた粋なせりふ、時々口ずさんでみませんか?名ぜりふは時として、自分の人生を豊かにしてくれる魔法の言葉のようです。
I made myself a deadline.
(自分に締め切りをつくるの。)
When I feel down, I like to treat myself.
(へこんだときは、自分を甘やかしてあげたい。)
Life is precious.
(人生を無駄にするな。)
そしてこの手帳を使うダントツな理由は英語に毎日触れていることができるからです。日付の横には、英単語がひとつ。1日に1個だけ、英単語を気にかけてみる。これっていいですよねえ。知っている単語は、ふんふん、私この単語知っている、って安心すればいいし、知らない単語は「あら、初めてお目にかかったわね。ヨロシク」程度に気に掛けておくのです。やがてきっとそれらを使いこなすときが来るでしょう。
途中に入っている挿絵も素敵です。白黒なのに私には色がついているように見えてくるから不思議です。きっと心の絵の具で色を塗っているのでしょう。2010年はこの手帳に自分の予定を書き入れながら私の人生に色づけをしていこうと決めました。
ひとつだけ難を言うとすれば、重たい!手帳というよりも、ちょっとした本といった感じになるので、バックの中に入れて持ち歩くには重いかもしれません。オフィスに置いておきスケジュール管理に使ってもいいでしょう。でも、私は2010年、この手帳と一緒に歩んでみようと思っています。
2009年10月25日 (日)
皆さんはラジオ講座をどのように録音していますか?語学講座は録音して何度も繰り返し聞くのが鉄則です。
勝手にラジオ講座番組を録音しておける機械、欲しいけれど値段がどれも高いよなあ~、と思っている人は多いのではないでしょうか?この秋、通販生活が注目して売り出しているのが、ラジオバンクというものです。これなら他のものと比べるといささかお手頃でしょうか? 19,800円
私は商売柄、ラジオ番組を録音しておき、レッスンに使うのが必須です。取り忘れをしたくないので、何台かの機械を組み合わせて使っています。通販生活のカタログを手にしている方、多いのですねえ~。カタログの中で私をみかけたという、たくさんの人から声をかけていただき、こちらがびっくりしております。
このラジオバンク、他の機種と比べると容量が小さい。それが値段の安さに反映されているのかもしれませんが、もともと私は録音したものを長期間は取っておかないタイプなので、まったく不自由を感じておりません。
録音したものは溜めずにその日のうちか、翌日に消化する。
これが私のモットーです。なかなか物が捨てられない主義の私ですが、録音したテープは 2週間以上、溜めない!それを実行するようにしてから英語力が上がってきたように思います。
種明かしは簡単!必ず録音番組に耳を傾けた結果だと思います。録音テープの山が高くなってしまうと、ストレスも高くなってしまう傾向にありませんか?あ~ぁ、これもまだ終わっていない、と過去の番組に縛られるよりも、どんどん新しくなる番組に耳を傾けてみませんか?
もうひとつのコツ:
録音した番組は、最初から最後まで隅々聞く必要はありません。大事なダイアログの部分だけ繰り返し聞くのです。聞き流しはいけませんよ。必ずリスニング&リピーティングをしたり、シャドーイングをしたりして口から出すことを同時にしていると、やがては英語を流暢に話せるあなたの姿が見えてきます。
2009年10月27日 (火)
先日 英語手帳 のご紹介をさせていただきましたところ、読者の方から 「関連のない単語を覚えるって、簡単なようで難しい」 というコメントをいただきました。そこで思いついたのですが......
英語手帳には毎日1個ずつ単語が書いてあります。知っている単語は 「うっしっし!この単語知っている......」 って喜べばいいのです。さて、知らない単語がくせものなんですよねえ~。私がやっている方法をご紹介しましょう。
英語手帳、知っている単語の横にはニコちゃんマークを書いておきます。(^0^) 知らない単語は、その単語が使われている例文を辞書やインターネットを使って探し出してきます。自分が覚えられそう、あるいは、自分に関連がありそうな例文が見つかったときは、そのフレーズを手帳に書き出してみます。
英辞郎 on the Web は例文がたくさん出ているので便利ですよ。
気に入った例文がうまく見つからないときは、もう無視して、その単語は飛ばしてしまいます。またそのうちに出会ったときにお近づきになろうと考えて、もう気にしないようにします。
英単語はこのように仲良くなったり、スッパリ切り離して後追いしない。ま、またそのうちご縁があったらねえ~!くらいのスタンスを取っている私です。