プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2008年12月 5日 (金)

私は頭が悪いから英語ができない

◆「私は頭が悪いから英語ができない」


かつてはそう思っていました。大学でも専攻は英語ではなかったし、世間で言われているいわゆる有名大学とは全く違った学校に通っていました。でも、英語圏の人って頭がいいから英語が話せるのかな?どんなに小さな子どもでも、ちょっとスローそうに見える人も英語を話しているではありませんか。それならきっと私にも話せるようになる方法があるかもしれない。そう思って始めた英語でした。


◆「私はお金がないから英語が話せない」


次に頭に浮かんできたのは、そんな言葉でした。お金があったら英会話スクールにもたくさん通えるし、留学だってできる。私には留学どころか、英会話スクールに通うお金さえない。だから英語が話せるようにならないんだ。


◆「仕事が忙しいんだもの」


やることがいっぱいあって英語を勉強する時間がとれないもの。だから英語が話せるようにならないんだ。


他にも英語を話せない理由はたくさんありました。「子育てでいそがしいから」「勉強していると家族が嫌な顔をするから」「いい英語の先生がみつからないから」「教材がおもしろくないから」「スクールのやり方が合わないから」


でも、ある時気がついたのです。それらはみんな言い訳だったと。英語ができない理由を考えては辛いこと、苦しいことから逃げ出していただけだったのです。私は英語を始めたとき、もうすでに30歳を過ぎていましたので、このあたりで言い訳をするのはやめようと決めたのです。そのときから私の英語奮闘は始まりました。  (つづく)



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2008年12月10日 (水)

言い訳をやめたら

英語ができない言い訳探しをやめたら見える世界が変わってきました。それまでは、人を羨むことばかりしてきたような気がします。


・ あの人はいいわよね。お金持ちに生まれたんだもの。私立のいい学校に通わせてもらって、留学もさせてもらって、英語ができて当たり前じゃない。


・ だってあの人はもともと頭がいいんだもの。英語くらい話せて当然でしょう。


・ あの人美人だもの。英語の先生だってチヤホヤして、やっぱり見た目がいいと特よね。


そんな風に人をやっかんでばかりいたのです。言い訳を一切やめ、やると決めたことはやる!ここいらで人生変えようかな?死ぬまでに何かひとつでいいから自分に誇れるものを持ちたい。ダメでも、ものにならなくてもいいから自分で納得するまで何かに打ち込んでみよう。そう決心したら自分の中で不思議なことが起こりはじめました。


数年後、自分のやってきたことが少し形になってくると、人を羨む気持ちはすっかりとなくなっていました。そして、こう考えるようになりました。私が成功してこなかったのは、お金がなかったからでも才能がなかったからでもない。自分で何かに必死になったことがなかったからだ。これが欲しい、これを手にいれたい、こうなりたい、と思ってもそれに向かって努力してこなかった。努力する前に何か言い訳を見つけて逃げてきたのだ。


そして成功してきた人というのは決して逃げなかった人たちなのだ。どんなに苦しくでもそこで踏ん張り、自分の力を最大限に発揮できるよう努力してきた人たちなのだ、と素直に認められるようになったのです。人のことをやっかみなしに、素直に、スゴイ!と認めながら接していると、また自分の周りに不思議なことが起こり始めます。それらはまた追々お知らせしていきますね。



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2008年12月13日 (土)

集中する時間を見つける

英語学習には、やはり集中して英語を学ぶ時間を見つける必要があります。一日のうちで脳が一番活性している時間帯を選ぶのが理想的でしょうが、お仕事などをしているとなかなかうまい時間帯を見つけるのは難しいかもしてませんね。


でも習慣化してしまえばそんなに難しいことではありません。例えば通勤電車の中、行きと帰りで合計2時間くらいかかる人も結構いるのではありませんか?バックの中に「英語セット」を入れておいて往復の通勤・通学の時間帯は必ず勉強すると決めるといいかもしれませんね。


あと、英語学習がよくやっているのが、通常の出勤時間より1時間早く家を出るのでるということです。会社の近くの喫茶店でモーニングをいただきながら英語と取り組む、なんていうのもおしゃれではありませんか?通勤電車もすいているし、一石二鳥なんだそうです。


私は人と待ち合わせをするとき、30分~1時間早く現地に到着するようにしています。待ち合わせ場所の近くでカフェに入り英語セットを広げながら時間をつぶすのです。待ち合わせに遅れることもないし、電車のアクシデントなどが発生したときも時間に余裕があるので、慌てないで済みます。もちろん電車の中は私の格好の勉強部屋になります。


私は英語を始めた当初、専業主婦でした。午前中の時間帯が比較的ゆったりしているとはいえ、家族を送り出したあと、掃除、洗濯、お使いなどをしていると、あっという間に昼になってしまい、午後、子どもたちが学校から帰ってくると、もう自分の時間はありませんでした。


そこで私が見つけた時間帯が早朝でした。午前4時~6時。電話もピンポンもならない、お母さ~んと呼ぶ声もしない。こんなに静かな時間帯があったのだと本当に幸福なひと時を発見した気分でした。この時間帯に勉強したことがその後の私の英語人生を変えていくキーとなったことは言うまでもありません。


そんなの無理~って思いますか?それはあなたが若い証拠です。私も若い頃はそんなこと考えも及びませんでした。でも、もうあまり先がない、ここいらへんで根性入れて頑張ってみないと、一生のらりくらりとした人生で終わってしまう。私はそれが嫌で英語を始めたんだ。「人生を変えてみたい」そう本気で思ったら、早起きもそんなに苦ではありませんよ。



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2008年12月17日 (水)

携帯で空き時間利用

ゴガクルモバイル」ってご存知ですか? NHKファンのあなたならすでに知っている方も多いはず。何せ、今登録者数が 12,783 人もいるらしい。(2009年12月17日現在)


遠山顕先生の『ラジオ英会話』を聞いている人は必見のアイテムですよ。


実は私、携帯が大嫌いなのです。一応持ってはいますが、着信専用(笑)。あの小さな文字盤で親指だけで文字を打つなんて考えられません。ですから、携帯にメールが入ってきてもパソコンから返信を打っている私です。私の子どもたちはよく心得たもので、用事があるときは、携帯とパソコンの両方へ同時にメールを送ってきます。私が携帯から返信しないのを知っているからです。


ゴガクルモバイルが始まったときもパソコンから申し込もうとしたら、パソコンでは受け付けてくれないんですね。それでしばらくは放っておいたのです。


私は自分の生徒さんたちには「ラジオ英会話」を聞くことを強制しています。それで、一週間の間にどのくらい番組を聴きこなして、どのくらい口から出す練習をしてきたかをチェックしているのです。


生徒さんが教室に入ってくると、「今何位?」なんて聞き合っているんですよ。「私、今 1位!」「えー、オレ今 2,531位」なんて会話をしています。「えー、それなあに?」と聞いてみると、ゴガクルモバイルに登録して毎日復習しているっていうんですね。全国ランキング DAILT TEST なんてものがある。


生徒がやっているのなら私もと、登録して始めてみたら、これが意外とおもしろくてハマッています。生徒さんたちもおもしろい、と絶賛しています。毎日復習問題に挑戦するのです。ラジオ英会話の中で出された会話表現をどのくらい覚えているかのチェックなのですが、1日1問。正解を続けていくと順位が上がっていくらしく、間違えてしまうと順位が下がってしまう。


結構忘れてしまっているものも多く、ただいまの私の順位は


12,781 人中、3,715位


完全に生徒に負けています。皆さん、勝負しませんか? あるいはすでに登録していて挑戦中の皆さん、あなたの順位教えてくださいな。


毎朝の7時半~8時頃の間にメールが届きます。この時間帯、仕事や学校の授業の邪魔にならない。通勤通学電車の中にいる人も多い。なかなか粋な時間帯にメールが届くように設定したものだと感心しています。


やることはほんの数分間、メールを読んでテストに挑戦してみたり、テストというよりもクイズですね、今日の運勢を読んでみたり。テストはあとで受けてみよう、なんて思って放っておくと、翌日になってしまったらもうDAILY TESTは受けられなくなってしまっています。順位を上げようと、もう一回挑戦、なんていうことももちろんできません。つまり、毎日定期的に数分間、いえ数秒間、携帯でテストに挑戦しないと自分の順位は上げられないということです。


生徒さん曰く、「癖になってやめられません。勉強のリズム作りにもなりるし、テキストを読んでいても、あ、このフレーズがテストに出るかな、なんて思うと、ついついしっかり覚えておかなくっちゃという気になります。」なぁ~んてハマっています。



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2008年12月18日 (木)

〔イベント〕 イベント情報 2009年4月18日(土)

2009年 「実践ビジネス英語 リスナーの集い」 開催決定!


杉田敏先生と直接お話できる機会です。杉田先生の番組を聴いているリスナーが日本全国から集まってきます。中には海外にお住まいの方も、この日に焦点をあて、日本に帰国なさる方もいらっしゃいます。


日にち: 2009年4月18日(土)
場 所: 日本外国特派員協会
      (The Foreign Correspondents' Club of Japan)
      東京・有楽町の電気ビル 20F

特別ゲスト: お楽しみ。毎年著名な方がゲストとしてお見えになります。杉田先生のホームページには、「mystery guest をご招待いたしますので、ご期待ください。」と掲載 されています。

詳細、申込み: 2009年2月初旬より
          「ビジネス英会話 リスナーの集い」係にて

杉田敏先生のホームページ


詳細や申し込み方法は、杉田敏先生ホームページ、BBSに掲載される予定です。昨年の様子は こちら でみることができます。

普段、一般人はなかなか足を運ぶことのない「日本外国特派員協会」に入れるだけでも魅力的です。お料理もおいしいですよ。私は過去 6、7年続けて参加しているでしょうか。今回も参加するつもりでおりますので、今から予定を空けておいて、みなさん、ご一緒しませんか?



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2008年12月21日 (日)

失敗の数だけ成長する

英語を上達させようと思ったら次のことをクリアしなければなりません。


・ 恥をかきましょう
・ 失敗は笑い飛ばしてしまえ
・ プライドって何だっけ?


英語は完璧に話す必要はありません。また正確に話す必要もありません。相手は必ずわかってくれます。正確なセンテンスを組み立てているよりも口から出してしまったほうが勝ちです。


ところが英語を始めて間もない頃は、なかなかこれができないんですよね。言うためには勇気がいる。そして、そうやって勇気を出して英語を口から出したにもかかわらず、相手が「えっ?」というような顔をしようものならもうパニックになってしまう。「やっぱり私の英語は通じない」なぁ~んて思ってしまうんですね。


私も何度、いや、何百回、何千回とそんなことを繰り返してきたことか。目の前にプライドがぶら下がっているうちはしゃべれませんでした。「もう、プライドって何だっけ?」と思った頃から、だんだんと英語が話せるようになってきました。失敗しても恥ずかしがることはないのです。あっはっは、と笑い飛ばしてしまえば上達は早いのです。


教室で子どもたちに英語を教えていて、うまく発音できなかったり、間違って言ってしまったりした子には、すかさず、「エライ!! I LOVE your mistakes.」と声をかけるようにしています。そして「英語はたくさん間違って口から出した子のほうが上手になるからねえ。」と呪文のように唱えています。


おかげで教室の中はシーンをすることがありません。英語は失敗しながらどれだけ口から出したかでしゃべれるようになるかならないかが決まってきます。失敗した数だけ成長するのです。



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2008年12月25日 (木)

【 体重に気をつかっている 】 って英語で何?

クリスマス、お正月と豪華食事をする機会が増える時期ですが、皆さん食べ過ぎには注意しましょうね。でも、食べるのが大好きな私は食事を制限してのダイエットは無理!


かなり前のことになりますが、アメリカ人の団体さん20名くらいをご案内しているときのこと。ランチをご一緒している最中、ある体格のいいおじ様に、お食事もうちょといかがですか?というつもりで、

Would you like some more?

と言ったのです。そしたら、あちらからは

No, no. I'm watching my figure.

という返事が返ってきたのです。周りにいたアメリカ人の集団がどっと笑いました。私はどうしてみんなが笑ったのだか訳がわからず、頭の中はハテナマークが一杯。そうしたら、そばにいたアメリカ人が説明してくれたのです。


keep one's figure = すらりとした容姿でいる
lose one's figure = 〈女性が〉体の線がくずれる


という意味があるらしいんですね。ですから、I'm watching my figure. で、「体形を気にしている」、「体重に気を使っている」、という意味になるらしいのです。この場合は体格のいい中年の男性が、英語のすべてをわかっていない私に向かって言ったのがおかしくて周りが爆笑したわけです。


さて、このツアーご一行様とは、1週間ほど行程を共にしていましたので、数日後、私にもこの表現を使うチャンスがやってきました。誰かが私にもっと食べなさいよ、Would you like some more? と言ったのです。


私はすかさず、ちょっと自慢げに

No, no. I'm watching my figure!

と言ったのです。ヤッター!と思うまもなく、例のおじさんが大きな声で、

Sanae, I AM watiching YOUR figure. So eat more.
(さなえ、僕が君の体重管理をしておいてあげるから、もっと食べなさい。)


周りがまた大笑いしたのは言うまでもありません。アメリカ人って本当にジョークの使い方が上手です。このご一行様、一応私は素人通訳として同行していたわけですが、みんなが私にイディオムや特殊な言い方を教えてくれるのを楽しみのひとつにしてくださって、本当に愉快な旅となりました。


【 体重に気をつかっている 】 = 【 I'm watching my figure. 】



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2008年12月29日 (月)

もう伸びないかもと思ったら

英語を長いこと勉強していると、気持ちにアップダウンがあるのは当然!よっしゃー、と思って始めた英語学習も、ある時、ふとモチベーションが低下し


・ もうダメかも
・ 私に英語は向いてないかも
・ 英語なんか勉強したって何になるの?今更仕事で使うわけじゃないし……
・ こんなに勉強しているのに話せるようになっていないじゃない!


といった感情に襲われることがあります。そしてこの感情は何度でも繰り返し波のように押し寄せてくるものです。


でもね、逆にこの感情って一生懸命勉強してきた証拠でもあるのです。一生懸命やってきたからこそ、やってきた内容の割には自分の英語が上達していないように感じてしまうのです。そしてこの感情は学習過程において必ず通過する感情地点だと思ってください。


私は生徒が、特に大人の生徒がこの感情に陥ったとき、
「ふっふ!とうとうこの地点まで来たか!」
と密かに嬉しくなります。この感情がなかったら逆に伸びないと思ってください。そしてこの感情をコントロールし、克服したひとだけが次の地点へと登って行けます。


英語の上達は坂道カーブは描きません。階段状です。ある時は、長ぁ~い踊り場をひたすら歩き続けなければならないものです。皮肉なことに次のステップは本人には見えません。気づくとふっと自分が一段高いところにいるものです。そしてやがてはまた長いプラトー(plateau)を進まないといけないのです。すぐにそこに次の段階へのステップがあるにもかかわらず、歩き疲れて足を止めてしまったり、あきらめて楽な道へ引き返そうとしてしまいがちです。


語学の学習は、1週間や1年で伸びるものではありません。最低でも3年をひとつのステップとし、あとは10年単位で考えるしかありません。


楽しい楽しいと思って始めた英語学習、ある時、「あれ?こんなはずではなかった。今頃は流暢に英語が話せるはずだったのに……。こんなに必死に勉強しているのにちっとも伸びていないじゃない!!??」そう思う感情はごくごく自然なものだと受け入れて、とにかく毎日英語を口ずさみましょう。


続けている限りあなたの英語は必ず伸びます。



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2008年12月30日 (火)

【 良いお年を 】って英語で何?

もうちょっと早くこの記事をアップすればよかったのですが、まあ来年のための知識として読んでください。日本人は年末になると、「よいお年を!」なんて挨拶を交わしますが、これって英語で何と言うのでしょう?


仲間内でよく使っているのは
Happy New Year!
ですね。今日もアメリカ人、カナダ人、ドイツ人と年内最後の食事をして帰ってきましたが、別れ際に交わした言葉は、I hope I'll see you soon. Happy new year! でした。えっ?「明けましておめでとう」と一緒なの?と思った方も多いかもしれませんね。そうなんですよ。


これは本来、
Have a happy new year!
I wish you a happy new year!
I hope you'll have a happy new year!
などといった表現を縮めたものなのかもしれません。


ネイティヴ・イングリッシュスピーカーたちはクリスマス前に母国に帰る人が多いので、そんなときは

Merry Christmas and a happy new year!

と言って別れることが多いようです。はじめてこの表現を聞いたときは、「えっ、クリスマス前でまだ年末じゃないのにこうやって言うんだぁ」と印象に残ったのを覚えています。

Happy holidays!

を使っている人も多かったですね。


ちなみに、年賀状などの冒頭の挨拶として

A Happy New Year! ⇒ ×
Happy New Year! ⇒ ○

冠詞の A はいらないんだそうですよ。


Have a happy new year! や I wish you a happy new year! などの文章の中でなら冠詞の A は必要です。


あれ?どっちだったかなと迷ってしまったときは、
Happy Birthday!
Happy Halloween!
Happy New Year!
とセットで覚えておくと忘れませんよ。Happy Birthday に A を付けて言う人はいませんものね。では、皆さん、また来年!!


【 良いお年を 】 = 【 Happy New Year! 】



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