2011年10月 6日 (木)
皆さまのおかげで『ゼロから驚くほど話せる! 音まねレッスン』の重版が決定し、第2版として先月の末頃から書店に出回っております。
ありがたいことに、書店さんによっては、大きく扱ってくださっているところもあり、売れ行き好調とのこと。下記の写真は、紀伊国屋大阪梅田店さんのお写真です。紀伊国屋さん、ありがとうございます。
POP(本のところにチョコンと飾ってある小さな看板みたいなもの)も『音まねレッスン』重版に合わせて、現在店頭に並んでいるものから新しいものに変わります。(店舗により違うところもありますが)
このPOP、今回は実際に『音まねレッスン』を使ってくださっている皆さんの感想も掲載してあります。私の生徒さんや、読者さんからは下記のようなご報告もいただいていて嬉しい限りです。
◆ 大宮そごうの本屋さん8階に、先生の本が平積みされてました。嬉しくてメールしちゃいました。
◆ 大宮ロフトの上のジュンク堂では、中央の話題の本の一角に平積み、さらに英語のコーナーでは、見本にたくさんの付箋紙が付いて、細かい解説が記入されてました。 嬉しくて、本屋さん巡りしようかなと (*⌒▽⌒*)
◆ さいたま新都心の紀伊国屋さん、平積みでポップが立ってました。スクールはこの近くです、って書いてありましたよ。
◆ 北与野駅前の書楽さん、平積みにはなってたんだけど、ほんの数冊。なぁ~んだ、これだけ?って思ったら、別のコーナーにドーンと大きく展開されていて、CDもかかっていました。POPには、スクールがここ北与野にあります、って出てました。さすがだね!
◆ 本日、紀伊国屋梅田本店に立ち寄りましたところ、川本先生の『音まねレッスン』の本がジャックさん達の音声デモと共に、見やすい目の高さのところに多数置かれていて、とても感激しました。(こちらは大阪からのご報告。ありがとうございます!)
本は買っただけでは、英語はうまくなりません。使いこなして、使い倒してなんぼです。皆さんが口から英語を出して練習していることを望んでいます。よかったら、また感想をこちらにお寄せくださいね。
2011年10月22日 (土)
久しぶりに、読者からの Q&A です。このお便り、かなり前にいただいていたのに、すっかりお返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
======================================
Q
英語学習の継続、意味があるのだろうか?
私自身は、学生時代は英語を専攻しその後、アメリカでも二年間TESOLを学ぶ機会を得ました。英語を使う仕事を数年した後、出産を機に退職し専業主婦となり、十五年ほど英語から離れた生活をしていました。
今再び、やりなおし英語を始めたところです。
久しぶりの英語はとても新鮮で、佐奈恵さんとの出会いにより英語学習はいっそう楽しいものになっています。
ただ一方で、ある悩みがついてまわります。
働いていた若い時期にある難病を発症しました。産後病状が悪化し完治が難しいため、育児をしながら無理をせずどうにかこれまで過ごしてきました。
佐奈恵さんのメッセージは、自分の人生が変わってくる等、気持ちを明るく前向きにさせてくれるものばかりでいつも感謝しています。
TFG などの紹介や、英語講師をされている方も登場されたり、皆さん明るい未来に向けて努力されています。そういう皆さんの姿を、時折まぶしく感じながら拝読しています。
私の健康状態では、すでに身体の機能障害もあり疲労しやすく、外で自由に活動することは困難です。
英語学習しながらふと、将来誰かのために役に立てるわけでもなく自己満足にすぎないのではないか、学習を継続していく意味があるのか等、ネガティブな思いにかられます。
私のような場合、どのように英語に向き合ってゆけばよいものでしょうか。
佐奈恵さんのお考えをお聞かせ頂ければ、大変ありがたく思います。
A
意味はあります!
お便りありがとうございます。
アメリカで TESOL (Teaching of English to Speakers of Other Languages) の資格をお取りになったのですね。すごいなあ~。うらやましいです。
私には、輝かしいバックグランドもないし、立派な資格があるわけでもないので、そんな資格をお持ちの方には、単純に羨望の念を抱いてしまいます。
でも、お気持ちが痛いほどよくわかります。留学もしている、資格も持っている、でも働けない!その矛盾と葛藤をどうしたら良いかわからず苦しんでいるのですね。
今は人生の岐路にいる
そう思いませんか?特に女性は出産を境に大きな環境の変化が訪れます。実は、私はね......、ここだけの話、育児期間中、とても孤独を感じていました。子供たちは可愛らしかったし、フルタイムマザーになったことに後悔はなかったけれど、外で働いている女性が羨ましかった。何だかまぶしく見えました。そして、どんどんと社会から取り残されていってしまうような焦りのようなものを感じていました。
だから英語の勉強に走ったのかもしれません。英語の勉強をしているときは楽しかった。違う自分がそこに存在しているようで、いつかは英語を話せるようにる自分を空想をしては夢をみていました。夢を見ている瞬間が楽しくて、どんどん勉強にのめり込んでいきました。
英語の学習を継続は、とても大変なことです。英語に対する憧れは持っていても、なかなか続けることができない。だから、なかなか話せるようになれない人が多いのだと思います。
でも、英語をずっと学習し続けてきた今だからいえることがあります。英語はあなたを裏切らないのです。勉強すれば、勉強をした分だけはきちんと自分にかえってくるようになっています。
その反面、限界があるのも事実です。私はどんなに逆立ちしても、英文科卒の人や輝かしい学歴や資格を持った人にはかないません。留学を経験したことがある人にもかないません。
でも、自分ができる範囲の中で喜びをみつけ、前を向いて歩くことを学んできました。それは英語が教えてくれた副産物でもあります。そして、輝かしい王冠をきらめかせている人を見ても、羨ましく思うことはあっても、妬ましく感じることはこれっぽっちもなく、素直にその人の輝きを褒め称え、一緒に喜べる自分が今はいます。
そんな自分を誇りにも思います。
ご自分を好きになること、そんなところから始めてみるのはいかがでしょう?
あなただって、出来る範囲の中で頑張っているんですよ。すごいことじゃありませんか?英語学習、この先に何が待ち受けているかはわからないけれど、それでも続けるって、それだけで立派なことではありませんか?自己満足じゃいけませんか?同じように、難病を抱えたり、無理を承知でそれでも頑張って継続している人たちに、夢とモチベーションを与えることができるのではありませんか?
歴史が好きで勉強している人は、それを他人に知らしめるために勉強しているのでしょうか?歴史の知識をどこかで披露したくて学んでいるのでしょうか?陶芸を焼いている人は売るために焼いているのでしょうか?芸術家として認められたくて作品を作り続けているのでしょうか?
もちろんビジネスにつなげたいと思っている人もいるでしょうが、大抵の場合は、そこに没頭している自分が好きだから、心の安らぎを求めて続けているのではないでしょうか?
自分の存在価値は自分で作りだすのです。英語の勉強は誰も手伝ってくれない。英語が話せるようにさせてくれるのは、英会話スクールでも英会話の先生でもありません。あなた自身です。それを継続しているって、それだけであなたは輝いている、そうは思いませんか?そこに意味を見出すことはそんなに難しいことではないと思いますが、いかがでしょう?
2011年10月23日 (日)
外務省所管の特例社団法人である国際交流サービス協会と一緒になってセミナーを開催することになりました。
---------------------------------------------------------------
日時: 2011年11月26日(土) 9:30 ~ 16:00
会場: 国際交流基金 日本語国際センター 2F (さいたま市、北浦和より徒歩)
参加費: 午前の部 1,000 円 午後の部 2,000 円
---------------------------------------------------------------
お申込み こちらのページから
私が登場するのは、午前の部。
午後の部はプロの会議通訳者・放送通訳者の第一人者、篠田顕子先生が講義をしてくださいます。
午前の部で提供するトピックは
ボランティアガイドって何?
ということです。ご存じの方も多いかもしれませんが、私は、TOKYO FREE GUIDE というNPO組織に所属し、海外からの観光客をご案内するというボランティア活動をしております。
このボランティア活動ってどんなことをするの?どんな英語が必要なの?どんな知識が必要なの?そんなことをご紹介しながら、皆さまを巻き込んでの楽しいワークショップをご用意しております。
と、いっても緊張なさらずにいらしてください。使う英語はいたって簡単。コミュニケーションを取るための英語は構えずに、楽しく、心を込めれば、完璧でなくてもOKということをお伝えできればと思います。
他にも実際に活動しているガイドさんたちが登場。生の活動例を聞くことができます。
すでに50名以上の申し込みがあったそうです。お申込み、お早めに!
---------------------------------
<ちょっと裏話>
先日、国際交流サービス協会が入っている外務省に行ってきたのですが、セキュリティー厳重ですね。
まず、門のところで身分証明書を提示、外務省のどこに行くのか聞かれます。敷地内に入り、ビルの入り口でもIDの提示と行き先の確認。今度は荷物チェック。ちょうど飛行機に乗る時のように、センサーに荷物を通し、人間はセキュリティーゲートをくぐります。荷物検査、ボディーチェックが済むと、やっと受付へ。ここでは、自分の名前、会社名、電話番号、訪問先、訪問目的などを記入。入館証をもらいます。
が、まだ中には入れません。受付の方が訪問先に電話を入れ、中からお迎えが来て、やっと建物の中に入れるという仕組み。迷路のような廊下をずーーっと進み、階段を上り、クネクネと進むと会議室がありました。何だか秘密要塞基地で打ち合わせをするようでワクワクしましたぁ!
2011年10月24日 (月)
『ゼロから驚くほど話せる! 英会話 音まねレッスン』
非常に良く売れてくれています。広島に住んでいる友人が中國新聞の切り抜きを送ってきてくれました。新刊が広島市の紀伊國屋書店でベスト9位に入っていました、と赤丸をつけて。
広島で火がつくと、全国に広がるという言い伝えがあるそうです。旺文社さんではそこに目をつけて、いち早く広島でブームが起きるように営業の皆さんが頑張ってくれたとか......。ありがとうございます。名古屋でも大阪でも売れ行き順調とのこと。もちろん東京でも。
たまたま、朝日新聞から取材が入り、10月7日(金)、9日(日)と2回にわたり、私のスクールに通ってきてくれている生徒さんの記事と英語学習法を掲載してくれました。新聞効果か、また売れ行きが加速したようで、紀伊國屋書店本店さんでは、3位の売り上げを記録したとの情報が入りました。私の地元、さいたま市、北与野駅そばにある書楽さんでも売り上げ 3位との情報が。
書楽さんは私のスクールからも歩いて2分くらいのところ。生徒さんからある日、大変!とメールが入りました。何事?と思って恐る恐るメールを開けると、
書楽さんが大変なことになっています。『音まねレッスン』は先週より売り場が10倍くらい広くなっていてびっくり!心臓が止まるかと思った。
との報告。こんなに近くにいてご挨拶に伺わないのは失礼かと思い、書楽さんへ足を運びました。実は本屋に行くのは何だか怖い気がして、行くことができないでおりました。自分の目で本が平積みにされているのを見るのは、何だか恐怖なのです。
売り場責任者の方にお会いすると、とても快く迎えてくださって、「あぁ~、お会いしたかったんです。どうぞ、そうぞ」と案内してくださいました。で、その時の写真が下記。ド、ドーーーン!!
売り場責任者の高嶋澄香さん。一冊サインしていきませんか?と声をかけてくださり、見本本にサインを入れさせていただきました。 (画像はクリックすると大きくなります)
こ、こんなにスペースを取ってくださり、有り難いやら嬉しいやら。ただひたすらに感謝でございます!!
責任者の高嶋さん、「とっても良く売れているので、もっと売り場を拡大しようということになり、100冊仕入れました!」と、にこやかにおっしゃってくださいました。「たくさんある英会話本の中でも、こんなに順調に売れる本は珍しいのです。中身が良い証拠です。わかりやすいですよね。私たちも自信を持って、もっと売っていきますから。」
もう涙、涙、涙です。以前から何度か申しておりますが、この成功の陰には、何と言っても編集者の力ありです。レイアウトや編集をバッサバッサとやってのけたのは、何を隠そう、旺文社のやり手編集者。著者の力は2割程度。あとは、、営業の皆さんのお力、そして、こうして展開してくださる書店さんのお力添え。そして読者の皆さんのおかげです。
何度となく申してきましが、英会話本は買っただけではうまくなりません。一日、たった5分やっただけでは、英語は話せるようにはなりませんが、まずは5分の習慣をつけること、それが大事です。
そして、気づいて欲しいのです。英語が話せないのは文法ができないからではありません。単語力がないからでもありません。口から英語を出す練習をしてこなかったからです。だから、英語を口から出して練習しましょうよ。ネイティヴの真似をするところからスタートしてみましょうよ。というのが、この本のコンセプトです。
毎日5分英会話の習慣がついた人は、必ず、もっと勉強したくなります。口から英語を出しながら、やがては語彙も増えていきますし、文法の勉強にも手を出していくことでしょう。『音まねレッスン』は、そのきっかけ作りになってくれればいい。それが私の願いです。
英会話スクールの先生は、魔法の杖は持っていません。チチンプイプイとあなたが英語を話せるようにしてくれるわけではないのです。英会話本にもCDにもその力はありません。英語を話せるようにする、その力を持っているのは、あなた自身なのです。
さいたま市、北与野駅そばの書店、書楽さんの売り場風景 (画像はクリックすると大きくなります)
新しいPOPには、実際に使っている人の声が (画像はクリックすると大きくなります)
2011年10月27日 (木)
『中学レベルでどんどん身につく 話せる!英語音読 初級編』 浦島久著 (日本実業出版社)
上記の本を読ませていただきました。この本の中には英語が話せるようになる仕組みが解かれていて、まさしく、これだ!!と膝を叩いてしまいました。
私は日ごろから「口を使って練習しましょう」とうたっています。まずは真似からということで、ネイティヴの口調を真似してみましょうと指導しています。
さて、ネイティヴの口真似はできるようになった。でもそれだけでは、やはり英語は話せるようにならないのです。英語がなめらかに口から出るようになったら、その先のステップが必要になります。
そのヒントと練習方法がこの本の中に詰まっていました。
ひとつのストーリーを音読する
↓ ↓
今度はそのストーリーをサマリー(要約)して自分の言葉で説明してみる
そうなんです、この訓練が必要なのです。
「まね」が上手にできるようになり、英語がなめらかに口から出せるようになった人が、次にやることは、今度は、自分の言葉で英語を絞りだすということです。そうしながら英語を上達させていきます。
もちろん、自分の言葉で話し出すまでには、たくさんの例文ストックが必要なのは言うまでもありません。ですから、ストックを溜めつつ、自分の意見が述べられるようにするのが理想的です。ストックは英文を声に出しながら、つまりCDを聞き、音読しながら溜めていきましょう。
ただし、例文が自分の中に溜まるまで待つ必要はありませんよ。不完全でもかまわないので、徐々に話していくのです。話しながら文法もチェックし、語彙も増やしていけばいいのです。言い方を変えれば、自分の意見を言うために、自分の言葉として使えそうなセンテンスを溜めこんでいく、という作業が必要になってくるわけですね。
この本の中には、あまり難し単語や言い回しはでてきません。中学校で学習する程度の英語で、こんなにもたくさんの話ができるようになるんだということを教えてくれます。しかもCDを聴いてみてびっくり、私の大好きな声優さん、Jack Merluzzi さんと Carolyn Miller さんが音声を吹き込んでいます。お二人の話し方を真似るのは、それだけでも意味があります。
ストーリーを利用して、自分が英語でプレゼンをしている姿を想像したり、英語を実際に使っている場面を想像しながら練習しましょう。いつも言っているように、本は買っただけでは英語は上手になりません。本はボロボロになるまで、CDは擦り切れるまで使い倒して、はじめて身に付くものです。買ったら本棚に飾ってはダメですよ。
この本の著者、浦島久先生は、北海道帯広で JOY English Academy という英会話学校を経営している方です。浦島先生に初めてお会いしたのは、NHK「実践ビジネス英語」の杉田敏先生のリスナーの集いでした。
------------------------------------------------------
大学卒業と同時に入社した松下電器産業(株)をわずか1年半で辞め、「不安」と「希望」を両方のポケットに入れ北海道・帯広市に戻って来たのは1976年12月のことでした。生涯の夢を託したその日の北の大地は、私を出迎えるように、雪で真っ白。飛行機の窓からそんな光景を見て、体のいたるところが震えたことを今でも鮮明に覚えています。24歳、人生の再スタートでした。
------------------------------------------------------
<上記、浦島先生のホームページより引用>
私は上記の文章に惚れ込みました。この先生がこの先どうやってスクールを立ち上げ、どんな人生を送ってきたのだろう?どんなご苦労を抱えながら成功してきたのだろう、と興味がわきます。とっても心の温かい素敵な先生なのです。最近は写真家としてもデビューなさったとか......。才能のある人って必ず自分の仕事以外にも趣味をお持ちで、しかもきわめてしまうのですよね。
浦島久の玉手箱
↑ ↑
浦島久先生の新刊のご紹介と先生ご自身のご紹介でした。英語を愛する皆様、先生のサイトを訪れてみてくださいね。
2011年10月30日 (日)
皆さん、こんにちは。読者からの Q & A コーナーです。
Q
How about ~
Why don't we ~
の違いは?
How about going to a movie? を
Why don't we go to a movie? と言うことはできないのですか?
A
結論から言ってしまうと、どちらも正解です。どちらの言い方をしてもかまいません。
日本語でもあるじゃないですか?
「映画に行くっていうのはどう?」
「映画を観に行かない?」
の違いのようなものです。
厳密にいうと、
How about going to a movie? (映画に行くっていうのはどう?)
他にもチョイスがあって、映画にする?それともどこかドライブに行く?それともショッピング?と考える中で、「映画っていうのはどうだい?」と提案しているのかもしれません。相手が、「いや映画じゃなくてドライブにしようよ」、と言ったら、そちらにしてもいいし、いくつかのチョイスがある中で、これはどうよ?と提案しているのでしょう。
Why don't we go to a movie? (映画に行かない?)
こちらは、話し手のファーストチョイスが映画なのでしょう。いろいろある中でも、この人は、映画に行きたいのです。結果的に相手の人が、「えぇ~!映画じゃなくてドライブは?」と言えば、そちらに変える可能性はあります。
あ、このときの、「えぇ~!映画じゃなくてドライブは?」と言いたいときは、
How about going to a movie? という言い方になりますね。
これでニュアンスの違い、いくらかおわかりになりましたでしょうか?
ただし、私には学術的なバックグランドがありません。どなたか文法や表現に詳しい方がいらして、上記の私の説明が間違っている場合は教えていただけますか?私は、さまざまな会話をしていく中で、上記の説明を自分なりに考えただけですので、間違っている可能性もありです。皆さん、助けてくださいね。
明日のブログは、下記のご質問に対し、私なりの考えを書いてみます。
-----------------------------------------------------------
I'd like to try these shoes on? と Can I try on this shirt? という2つのセンテンスがありますが、try ~ on, と言う場合と try on ~ と言う場合の違いがわかりません。
-----------------------------------------------------------
2011年10月31日 (月)
読者からの Q & A コーナーです。私も勉強になります。ありがとうございます。
Q
I'd like to try this shirt on?
と
Can I try on this shirt?
という2つのセンテンスがありますが、try ~ on と言う場合と try on ~ という場合の違いがわかりません。
A
try this shirt on
try on this shirt
の違いですね?
どうして上では、this shirt が try と on の間に挟まっているのに、下では、thy on の後ろに this shirt が来ているのか?ということですよね?
結論: どちらでも正解です。
ただし、this shirt の部分が代名詞の it になったとしたら、try it on とは言いますが、try on it とは言いません。
try this shirt on → 〇
try on this shirt → 〇
try it on → 〇
try on it → X
これは文法事項の決まりで、句動詞 (Phrasal Verbs) の目的語が代名詞である場合には、「句動詞を構成する動詞と副詞の間」にしか目的語は置けない、というルールがあるからです。
つまり、この場合は、句動詞が try on
try = 動詞
on = 副詞
の間に it や them の代名詞が来る場合には真ん中にしか挟めないのです。
その他によく使う例として、誰かを迎えに行くという場合の pick up
I'm going to pick up Betty at the station. → 〇
I'm going to pick Betty up at the station. → 〇
I'm going to pick her up at the station. → 〇
I'm going to pick up her at the station. → X
となります。句動詞については Wikipedia にも説明がありました。ご参考になさってみてください。
参考サイト: 句動詞について