プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2011年10月27日 (木)

話せる!英語音読 浦島久先生著

『中学レベルでどんどん身につく 話せる!英語音読 初級編』 浦島久著 (日本実業出版社) 

話せる!英語音読
(画像はクリックすると大きくなります)


上記の本を読ませていただきました。この本の中には英語が話せるようになる仕組みが解かれていて、まさしく、これだ!!と膝を叩いてしまいました。


私は日ごろから「口を使って練習しましょう」とうたっています。まずは真似からということで、ネイティヴの口調を真似してみましょうと指導しています。


さて、ネイティヴの口真似はできるようになった。でもそれだけでは、やはり英語は話せるようにならないのです。英語がなめらかに口から出るようになったら、その先のステップが必要になります。


そのヒントと練習方法がこの本の中に詰まっていました。


ひとつのストーリーを音読する
  ↓ ↓
今度はそのストーリーをサマリー(要約)して自分の言葉で説明してみる


そうなんです、この訓練が必要なのです。
「まね」が上手にできるようになり、英語がなめらかに口から出せるようになった人が、次にやることは、今度は、自分の言葉で英語を絞りだすということです。そうしながら英語を上達させていきます。


もちろん、自分の言葉で話し出すまでには、たくさんの例文ストックが必要なのは言うまでもありません。ですから、ストックを溜めつつ、自分の意見が述べられるようにするのが理想的です。ストックは英文を声に出しながら、つまりCDを聞き、音読しながら溜めていきましょう。


ただし、例文が自分の中に溜まるまで待つ必要はありませんよ。不完全でもかまわないので、徐々に話していくのです。話しながら文法もチェックし、語彙も増やしていけばいいのです。言い方を変えれば、自分の意見を言うために、自分の言葉として使えそうなセンテンスを溜めこんでいく、という作業が必要になってくるわけですね。


この本の中には、あまり難し単語や言い回しはでてきません。中学校で学習する程度の英語で、こんなにもたくさんの話ができるようになるんだということを教えてくれます。しかもCDを聴いてみてびっくり、私の大好きな声優さん、Jack Merluzzi さんと Carolyn Miller さんが音声を吹き込んでいます。お二人の話し方を真似るのは、それだけでも意味があります。


ストーリーを利用して、自分が英語でプレゼンをしている姿を想像したり、英語を実際に使っている場面を想像しながら練習しましょう。いつも言っているように、本は買っただけでは英語は上手になりません。本はボロボロになるまで、CDは擦り切れるまで使い倒して、はじめて身に付くものです。買ったら本棚に飾ってはダメですよ。


この本の著者、浦島久先生は、北海道帯広で JOY English Academy という英会話学校を経営している方です。浦島先生に初めてお会いしたのは、NHK「実践ビジネス英語」の杉田敏先生のリスナーの集いでした。


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大学卒業と同時に入社した松下電器産業(株)をわずか1年半で辞め、「不安」と「希望」を両方のポケットに入れ北海道・帯広市に戻って来たのは1976年12月のことでした。生涯の夢を託したその日の北の大地は、私を出迎えるように、雪で真っ白。飛行機の窓からそんな光景を見て、体のいたるところが震えたことを今でも鮮明に覚えています。24歳、人生の再スタートでした。
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<上記、浦島先生のホームページより引用>


私は上記の文章に惚れ込みました。この先生がこの先どうやってスクールを立ち上げ、どんな人生を送ってきたのだろう?どんなご苦労を抱えながら成功してきたのだろう、と興味がわきます。とっても心の温かい素敵な先生なのです。最近は写真家としてもデビューなさったとか......。才能のある人って必ず自分の仕事以外にも趣味をお持ちで、しかもきわめてしまうのですよね。


浦島久の玉手箱
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浦島久先生の新刊のご紹介と先生ご自身のご紹介でした。英語を愛する皆様、先生のサイトを訪れてみてくださいね。



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たんぽぽ:

佐奈恵さん、いい本を紹介してくださってありがとうございます。なるほど、音読のあとには要約してみるのがいいんですね。

早速ラジオ英会話を聞いた後にやってみました。簡単な表現も、自分の言葉として言おうとすると難しいものですね。かなりたどたどしい英語でした。でも確実に身に付くかんじがしました。
これからは音読のあとは要約をセットにして練習していこうと思います。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

たんぽぽさん、お元気でしたか?さっそく、要約を試してみたのですね。自分の言葉で表現してみようとすると、結構難しいものですよね。「音読+要約」、さらには、自分の意見が言えるようになるといいと、浦島先生の本には書いてありました。日本人って自分の意見を述べるのって苦手かもしれませんが、あえて苦手なことに挑戦するのもいいですよね。一緒に英語学習、続けましょうね。たんぽぽさん、コメントありがとうございました。お声が聞けて、とっても嬉しいです。

Betty:

ずっと前に一度お邪魔したBettyです。「音まね」さっそく購入し、友達と「ラジオ英会話」とあわせて勉強しています。カードに記入し言い合いをしているのですが、質問をさせていただいてよろしいでしょうか?How about taking a day off and going to the mountains?
1日休暇を取って山に行くのはどう? という時に Why don't we take a day off and go to the mountains? とは言えないでしょうか?また How about going to a movie? を Why don't we go to a movie? と言うことは? もう一つ I'd like to try these shoes on? とCan I try on this shirt? という2つのセンテンスがありますが、try・・on, と言う場合とtry on ・・という場合の違いがわかりません。お忙しいでしょうがよろしくお願いいたします。いつもさなえ先生のブログに励まされています。自分では自覚がありませんが。私はもう世間でいう高齢者という分類に入ってしまいました。。知らない言い回しがでてくると、「ああ、こんなふうにいうのか」と面白くなりますが、なかなか覚えられません。でもまだまだ勉強していこうと思ってます。英語が好きですから

川本佐奈恵 Author Profile Page:

Betty さん、また書き込んでくださって、とても嬉しいです。どうもありがとうございます!『音まね』も買ってくださったのですね。売れ行きが良いのは、Betty さんとお友達のおかげだったのですね。感謝いたします。なかなか覚えられなくてもいいじゃありませんか?英語を口ずさんでいたら、いつかはポンと口から出るときが必ずきます。人は3日でそれを言えるようになるかもしれません。でも、私は30日かけてもいいから、いずれは言えるようになりたいです。


さて、ご質問の件ですが、本日と明日のブログで上記のご質問に対するお答えをさせていただきますね。読んでみていただけますか?Betty さん、皆さん、良い日曜日を! Have a great Sunday!!


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