プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2009年9月 2日 (水)

単語の覚え方

読者からの質問にお答えします。

Q:
知っている語彙が少なくて不安です。NHKのラジオ英会話以外に単語を覚えるための本を買って勉強したほうがいいでしょうか?どのようにしてボキャブラリーを増やしたらいいかアドバイスをお願いします。


A:
結論から言います。


NHKのテキスト以外に単語本を買う必要はありません。


理由は簡単です。そんなに勉強する時間がないからです。もし、今手にしているNHKのテキストの中の単語がすべてわかってしまうというのなら、レベルを上げましょう。


「これで自分のやり方が本当にいいのだろうか?」 「もっと効率のいいやり方があるのではないか?」 「もっと別の方法も取り入れたほうがいいのではないだろうか?」


誰もが不安になることです。私も迷ってばかりでした。英会話本や単語本にも手を伸ばしました。でも棚に飾って終わってしまったものがたくさんあります。


英語を勉強し始めて17年間、過去を振り返ってみると、私が本気で手にしてきた本は、やはりNHKのテキストだけでした。語彙が少ないのではないかと不安になったら、NHKのテキストの中にある単語を片っ端から調べてみるというのはいかがですか?そして、なるべく文章の中で覚えるといいと思いますよ。単語は意味だけわかっているのと、センテンスの中での使い方を知っているのとでは雲泥の差が出てきます。テキストの中の例文が難しいなと思ったら、手持ちの辞書で例文の検索をしてみましょう。自分に関連がありそうな例文で覚えるといざというときに使えます。


私がやってきた方法ですので、すべての人に当てはまるという訳ではないかもしれません。でもこれが私がやってきた方法です。


1) 聴いて
2) 真似して口から出す
3) ディクテーション


考えてみるとこの3つだけでした。文法も語彙もディクテーションすることで学んできたような気がします。非常にシンプルなことの積み重ねでした。まだまだ文法力も語彙力も十分だとは思いませんが......。つまり 「何かが不足している」 という気持ちは、いつの時も、いつまでたっても感じる、自然なことなのかもしれません。だから勉強を続けている限りはそんなに心配する必要のないことなんですよ。



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2009年9月 6日 (日)

日本人同士で英語を話すとき

読者からの質問にお答えします。

Q:
日本人同士で英語を話す時にどんなことを気をつければよいでしょうか?レベルが低い同士でも練習になるような方法がありましたら教えてください。


A:
気をつけることが 2つあります。とても簡単なことです。


1) 決して相手の英語をバカにしないこと
2) お互いにファニーな英語を笑い飛ばすこと


あと、、もうひとつ付け加えるとしたら


3) お互いに頑張っている自分たちを誇りに思うこと


以上の 3点があれば、 もう恐いものなしです。よく聞くのが、ネイティブと会話するのならいいのだけれど、日本人同士で英語で話すのは気恥ずかしい。文法が滅茶苦茶なのに会話していて、はたして勉強になるのだろうか?ということです。


まず、この 「気恥ずかしさ」 をクリアした人だけが見ることができる世界があります。その世界のぞいてみたいと思いませんか?結構、素敵なところですよ。ダメダメ、タダでは見せてあげません。その世界を見るためには、やっぱり恥を一杯かかなくっちゃね。恥をたーーーーくさんかいた人だけに、そのご褒美として秘密の園をのぞく権利ができるのです。うっふっふ!プライドなんて捨てておしまい!英語とはそんなものです。


さて、私には英語が第一言語ではない友人がいます。日本人ではありませんから、英語が2人の共通語になっています。いつも思うのは、彼女の英語はひどい!でも、通じている。どんなに間違っても彼女はいつも堂々としています。He と She はしょっちゅう間違えるし、He doesn't like と言うべきところを He don't like と平気で使っています。


でも、それでいいんですよ。コミュニケーションのためには、英語を完璧に話すことが大事なのではありません。日本人同士で英語を間違えながら話す ―― いいじゃないですか! とにかく英語を口から出すという作業をしなければ先には進めないのです。だから、間違い英語大歓迎ですよ。


よく赤ちゃんが大人の口真似をして 「あわわわわわ」 「ふんぎゃ、ふんぎゃ、ふんぎゃ」 と言葉にならない声を発しているではありませんか。あれは、言語を操る序章部分なんです。いつのときも準備段階は必要です。


でたらめ英語、大いに結構ではありませんか!それがどうした!?って気持ちになれた人が高みへと登っていけるのです。


もう一度言いますよ。


大事なことは完璧な英語を話すことではありません。英語を口から出すことです。



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2009年9月 9日 (水)

be 動詞と一般動詞

読者の方が「疑問文の頭が be 動詞なのか、一般動詞なのかわからない」 とコメントしているのを読んで、ハタと思い出したことがあります。


be 動詞と一般動詞って使い分けるの結構難しいんですよ。私がその違いに気付いたのは、英語の勉強を始めてから 3年くらいたってからでした。それまでは、be 動詞だろうが、一般動詞だろうが滅茶苦茶に使っていました。


下記のような失敗を繰り返していたのです。


(正) I feel OK.
(誤) I am feel OK.


(正) He likes Mutsumi.
(誤) He is like Mutsumi.


疑問文も、「Do で始めるの?」 「Is で始めるの?」 といったことが、とっさにはわかりませんでした。ですから究極の策で


You have a fever? (熱があるの?) ⇒ Do you have a fever?
Still pain? (まだ痛い?) ⇒ Does it still pain?


なんて、通常の肯定文の語尾を上げて疑問文の代わりにしたりということしょっちゅうでした。


しかし、会話ができるようになって気が付いてみると、この肯定文の語尾を上げて質問文の代わりにするというやり方は結構まかり通っていまして、よく耳にします。


私の生涯の英語教育の指針が決まってきました。


・ 英語は口から出して覚える
・ 間違ってもいいから使ってみる


この教育方針で世間に英語を広めていこうと決心する今日この頃です。文法の先生、ごめんなさい!ええ、文法も大事なことはわかっていますよ。特に中学校3年生までに習う文法事項はとても大事です。ハイ!



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2009年9月14日 (月)

ロボットがしゃべって発音チェック

発音がチェックできるサイトを発見!


ちょっとおもしろいサイトを見つけました。と、言っても私が見つけたわけではありません。知人のアメリカ人が、これ学習に使えない?と言って URL を教えてくれました。


sitepal.jpgSitePal


このサイト、おもしろいのは、いろいろな人の発音を聞くことができるということ。人というとちょっと違うのかもしれません。そもそもこれは、Text-To-Speech機能といって、人工的に人の声を合成するシステムでです。テキスト(文章)を打ち込むと画面のロボットさんが読み上げてくれるというものです。


発音がわからないときに利用できます。男性の声、女性の声が選べるだけでなく、イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語、スコティッシュ、インド人が話す英語、南アフリカの英語も聞くことができますよ。


驚いたことに英語だけではありません。もちろん日本語も読み上げてくれますし、スペイン語、フランス語、中国語、韓国語、ドイツ語、イタリア語、他、26ヶ国語に対応。変わったところでは、バスク語(スペイン・フランス国境付近に住む少数民族が話す言語)なんてのもあります。


もちろん、その国の言語が打ち込めないといけないのでしょうが、世界中の人がこのサイトを使っていろいろな言語を学習していると考えるだけでワクワクしませんか?私の知人は、これで日本語を勉強しているようでした。へえ~、驚くべきテクノロジー!しばし遊んでしまいました。



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2009年9月22日 (火)

ゴガクル フレーズ集活用で英借文

最近、ゴガクルのページが進化しているのをご存知ですか?
例えば、「お気に入りフレーズ」


ゴガクルの会員になると、自分のマイページを持つことができ、その中に自分のお気に入りのフレーズ集を作れるというものです。

英語のフレーズ・例文を探す
人気フレーズランキング


久々に訪れてみたらたくさんフレーズが並んでいますねえ。時々眺めて自分の目的に合ったフレーズや使えそうなフレーズを溜めていこうと思います。音声の付いているフレーズもたくさんあるので、モデル音声を聴いて真似するのに役立ちます。音声の付いているフレーズにチェックを入れ、「テスト」のボタンを押すと、自分が覚えているかどうか確認することもできます。


英作文ではなく英借文によさそうです。


よく生徒さんに言うことがあるんですよ。「自分で勝手に英作文をしない。その代わり普段、練習しているときに、これは!と思う英文を溜め込んでいて、そこから文章をそっくり借りてきて作文すると上達も早いですよ。」


自分で無理に英作文しようとすると不自然な英文になってしまいがちです。それはそうですよね。日本語と英語って一致しないんですもの。そのまま直訳してはいけないんだというところに気付くと進歩も早いというものです。


例えば、私の生徒さんが先日こんなことを言っていました。自分の経営するお店に外国人のお客さんがやってきました。


「その商品は取り扱っておりません」


って言いたかったんですけど、英語で何て言ったらいいんですかねえ?「取り扱う」 っていう英語、何でしたっけ???


実はこれ、We don't have that one. でいいんですねえ~。


えっ!?そんなに簡単でいいんですか? 「取り扱い」 という単語も 「商品」 っていう単語もないじゃないですか!!


はい、英語って意外と簡単な表現で済んでしまうことも結構あるんですね、という例でした。


【その商品は取り扱っておりません】 = We don't have that one.



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2009年9月27日 (日)

DHCセミナーありがとうございました!

DHCでのセミナーが本日終了いたしました。都内、埼玉、神奈川をはじめ、近県からはもちろん、青森、四国、関西方面からもたくさんの人が来てくださり本当に感謝しています。このブログの読者の方が大勢いらしてくださいました。ありがとうございました。


皆さんとご一緒にやりたいことをたくさん用意していったのですが、時間の関係で半分しかできませんでした。割愛したものはまたいずれ皆さんと一緒にできるといいかなと思っております。


お花も届きました。贈ってくださった方、ただただ感謝、感謝、感謝でございます。ありがとうございました。


皆さんと文字のうえだけでなく実際にお目にかかれたことは大変嬉しいことでした。思えば DHCさんが私のスクールに来て何かセミナーをしませんか?とお話くださったのは数年前のこと。大勢の前で話すのはあまり好きではないので躊躇していたのですが、このたびついに実現することとなりました。こんな機会を与えてくださった DHC さんに感謝いたします。


お声をかけてくださった皆様、もっとお話したかったです。またお目にかかりましょうね。英語学習は長い道のりですが、時々、こうして皆さんで刺激を受けあいながら成長できたらいいなと思っています。自分のセミナー写真を撮るのを忘れたので、私のすぐ後の大塚雅文氏のセミナー写真を掲載させていただきます。続けて参加してくださった方も多かったですね。ありがとうございました!


明日も別のところでセミナーが入っています。またご報告しますね。


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大塚氏が私のセミナー写真を撮っておいてくれました。追加でアップします。彼、「さなえさん、ビデオも撮ろうか?」と言っていたのでした。ビデオカメラがセッティングしてあったのお気づきでした?私は、「嫌!」 と断ったのですが、「撮っておいたほうがいいよ。あとで見て自分のセミナーを客観的に分析して improve させるのは大事だよ。」 と言われました。彼はそうやって自分の講演力を高めているんだなと感心しました。いずれにしてもメモリーがもったいないからヤメテェ~!!!あと20歳若かったらビデオにおさまってもよかったんですけどねえ~!あっはっは!!


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