2015年5月20日 (水)
みなさん、こんにちは! 川本佐奈恵です。
すーーーーーっかり、ブログをサボっておりましたが、皆さんの熱意に感銘を受け、今さらではありますが、またまた登場いたしました。
読者の皆さんからいただいたコメントとそれに対するお返事、こちらで書かせていただきますね。
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ご無沙汰しています。そして、佐奈恵さんが登場していないことに寂しさを感じています。
お忙しいですか?体調を崩されているとかではありませんよね?
最近オンライン英会話の無料体験をしてみました。リアルタイムでの講師との会話に、全然、本当全然話せずかなり凹みました。しかし、無料体験終了後、正式に会員になって挑戦してみようかなと思っています。毎日25分の英会話。(もう、どこのかわかってしまいましたか?^^;)たった25分?されど25分?その時間を確保するのに、意外と難しいのでは?とも考えましたが、少し自分を追い込まないことには、話せるようになりたいな~~だけで時が過ぎてしまうような気がするので挑戦してみようと思います。
どこのコーナーに投稿して良いかわからず、ここに決意を書かせていただきました^^;
コメント投稿者: ぴっころ
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ぴっころさん、投稿ありがとうございます。
そして身体の心配もしてくださって嬉しいです。すっかりサボっていたのにはワケがあります。いや、でも言い訳になってしまうのでやめておきますね。
ぴっころさんをはじめ、記事を楽しみにしてくださっている皆さんのために、細々とではありますが、ブログを再開させていただきますね。
ぴっころさん、オンラインの体験で凹んでしまったのですか?あー、その気持ち、よくわかります。私も何千回、何毎回と凹んだことか。でもね、ぴっころさん、それでもあきらめずに続けた人だけが最後に笑うことになっているのです。あきらめちゃダメです。何があっても、どんなに辛くても苦しくても、ほんのちょっとずつでいいので続けていきましょうよ。
辛いときは泣いてしまえばいいのです。ひとしきり泣いたら、いくらかすっきりして前に進めます。胸が苦しくなって心臓がバクバクしてしまったら、パニックに陥らず、受け入れてしまいましょう。そして気分転換をするのです。お茶、ケーキ、お花、音楽、映画、何か自分を癒してくれるものを探しましょう。
そして、自分の心の声と対話をするのです。自分の中に、自分を励ますもうひとりの自分を作りましょう。きっと大丈夫!前に進めます。自分を逃げられない環境に追いやるのは正解です。苦しいときだからこそ、逃げないで突き進むのです。楽な道に逃げるのは、もうやめたのよね!?一緒に歩みましょう。
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佐奈恵先生、初めまして。ゆるりと申します。
私は佐奈恵先生の大ファンで、ブログの記事とお仲間の皆さんのコメントを楽しみに、また励みにしている者です。
ぴっころさんに便乗して(すみません、ぴっころさん初めまして)、私も宣言させてください。外資系企業で技術者をしていますが、長年英語話力は中級のまま40代も半ばで情けない思いでいます。今年中に中級を脱出したい、いや、脱出します!
きゃりーさん、初めまして。
英語に関わるお仕事ですが、英語そのものの専門家だったり、私のように職場で使わざるを得ない状態だったりと色々あるかと思うのですが、事情が許すならば今すぐ飛び込んでしまったらいかがでしょうか。きゃりーさんはまだまだ若いのですから、お友達の言うことなんて気にせず一度の人生やりたいことやりましょうよ。
間延びしたコメントでごめんなさい。
コメント投稿者: 円谷ゆるり
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ゆるりさん、投稿ありがとうございます。きゃりーさん、ぴっころさん、ゆるりさん、他の皆さんの熱意に動かされて登場している私がいます。皆さんの力が私をここに引き戻してくださいました。
英語学習って、辛いですよね。孤独だし、なかなか進歩はみられない。だから、励ましあう仲間が必要ですね。
情けなくたっていいじゃない。それでも続けるのです。きっと、きっと抜け出せるときがきます。信じてやるしかありません。私が疲れたときは、手を引っ張ってください。私も皆さんの背中を押せるように踏ん張ります。
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ゆるりさん、はじめまして!
以前、ここでも書いたような気がしますが、実は、大人になるまで英語が大嫌いでした^^;
多分?中高共に英語の担当教官が苦手だったからだと思います^^;
だから?私の英語レベルはかなり低い・・・
でも、なぜか大人になってから英語を覚えたくて覚えたくてしょうがない。でも、思うだけで何も実践していない。佐奈恵さんの本も買い通勤の車で聞いてるけれど(ほぼ聞き流し)全然身になってない。
口ばかりで何もしていないんですよT.T
こんな私に叱咤激励?アドバイス?してくださいませ^^;
佐奈恵さん、勝手にこの場を借りてしまいごめんなさい・・・
コメント投稿者: ぴっころ
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ぴっころさん、強く願いことは大切です。夢を描いてあきらめないことも大切です。目標が設定できたら、ほんの少しずつで良いので、行動しましょうか。口を動かしましょう。(英語を口から出すのです)手を動かしましょう。そして、心をゆさぶりましょう。
実は、個人的にもメールをいただいています。ブログが読めなくなって寂しいといった声を多くいただきます。私もちょっとずつですが、書いていきますね。皆さんの力をわけてください。
皆さん、ありがとうございます。
2014年6月18日 (水)
皆さん、こんにちは!今日はとっておきのニュースですよ。
憧れのアメリカ、アトランタへ何とタダで行けてしまうチャンスがあります。夏の思い出作りにいかがですか?ただの旅行ではありません。英語学習者にとったら、こんな魅力的なものはありません。
1. CNNアトランタ本社 特別見学
2. アトランタで2週間の語学留学(EF Education Firstアトランタ校)
これはですねえ、CNN English Express を発行している朝日出版社さんからの豪華プレゼント!私もこっそり応募したいくらいです。もちろん、成田空港までの費用は自己負担みたいです。それくらいならねえ、何とでもなりますよね。
■ 応募資格と条件
1. 日本に在住している満16歳以上の健康な方。
2. 現地での活動に積極的に携わり、かつ取材者として実名・写真・動画を、CNNee誌面・小社ホームページを含む各種メディアに掲載可能な方。
3. ご自身のTwitter、FacebookなどのSNSなどを利用して、活動報告・体験記を発表できる方。
※体験記の掲載はCNNee2014年12月号(11/6発売)、報告イベント(東京)は2014年9月末~11月上旬開催予定。報告イベントへの交通費は実費を支給いたします。
4. 英検2級程度、もしくはTOEIC650点程度の英語力をお持ちの方。
■ 募集人数:2名
■ 応募締切:2014年6月30日(月)
■ 派遣期間(予定):日本発:2014年8月24日(日)~日本着:2014年9月7日(日)
このブログの読者から誰か行ったら嬉しいなあ~。締め切りは6月30日ですので、まだ間に合いますよ!
2014年6月 6日 (金)
皆さん、こんにちは。引き続き応援してくださってありがとうございます。ひとりでもこのブログを読みにきてくださる人がいる限り、続けますからね。さて、読者からのご質問コーナーです。回答がすごぉ~~く遅くなってしまって、ごめんなさい!
Q モチベーションをどうやって取り戻したらいいの?
英語を学習していて、モチベーションが下がってしまうこと、よくありますよね。
何のために勉強をしているのかも見失い、気分が沈みます。毎日、勉強しなければ、と気持ちは焦るのですが、どうもやる気が湧いてこない。そして、そんな自分にまた落ち込んでしまう。
どうやったらモチベーションが戻ってくるのでしょうか?
A 帰って来い、私のモチベーション!5つの秘策
私も何度も何度もそんな体験をしてきました。今回は、そんなときの対処の方法、5つにフォーカスしてみましょうか。
(1) 初心に返り、焦らない
初心に返る、これが一番です。
あなたは、どうして英語の勉強を始めたのですか?初心を思い出してみましょうよ。英語に対する強い憧れがあったから始めたはず。その目的は何だったのでしょう?
・ 誰かと英語で話をしたいから
・ 海外旅行行ったとき困らないように
・ 英語のサイトを読みこなしたいから
・ 英語を話すとカッコ良くみえるから
・ 外国人が困っていたら助けてあげたいから
・ 外国人の友達が欲しいから
・ 隣の人がやっていたから
・ 子どもに負けたくないから
・ 夫/妻が話せるから
理由はどうであれ、新しいことを始めたという、そのチャレンジ精神をまずは褒めてあげましょう。そしてね、私は知っていますよ、落ち込んでしまうその気持ち。やってもやっても、思い通りに進まないのですよね。こんなに勉強しているのに、どうして話せるようにならないの?とイライラしてしまう。
語学は一朝一夕に上達するものではありません。焦らないで!隣の人が上達してしまってもかまわないじゃない!?私は、私のペースで進めばいいのです。あの人が3年でマスターしたのなら、私は、その3倍の9年でマスターする!そう思えばいいのです。
(2) 洋画を観に行く
英語バージョンの映画を観に行きましょう。映画は現実逃避の良い手段です。ただし、このとき、映画の中で話されている英語がわからなくてもガッカリしてはいけません。映画の英語は特に難しいのです。
物語にどっぷりとひたり、単純に映画を楽しみましょう。そして、いつかはこんな光景の中で私も英語を話すぞ!と誓いましょう。今はちっともわからなくてもいいのです。10年後、20年後、映画の中のワンシーンが現実になる日は必ずやってきます。
(3) 思い切って海外旅行に行く
思い切って英語圏へ旅行に出掛けましょう。その結果、撃沈してもかまいません。あんなに勉強したのに、ぜんぜんわかっていないじゃない、と卑屈になることはありません。ひとつでもふたつでも現地での言葉が聴き取れたらラッキー!くらいの気構えでね。
現地の人とちょっとでも話ができらた嬉しいですよ。また英語をやろう!という気持ちがきっと湧いてくることでしょう。
(4) 開き直る
モチベーションにアップダウンはあって当たり前。当然の出来事なのだと受け入れてしまいましょう。達人になった人たちは、みぃ~んな、そんな過程を経ているのです。
今は高く飛躍する前なのです。ホラ!高くジャンプする前は、膝をうんと曲げて沈み込むじゃない!?今はその時なのです。
こんなの当然と、開き直ってしまいましょう。
(5) 自分を好きになる
一見、語学の学習とは関係ないようですが、意外とココが大事なのです。落ち込んでいる時は、大抵、自分に嫌気がさしているときです。ネガティブな思考ばかりが浮かんできて、あぁ~、自分はどうしてこんなにダメなのだろうと思ってします。
ダメなんかじゃありませんよ!
だから苦しんでいるのです。必死にもがきながらモチベーションを取り戻そうとしている姿は美しくさえあります。苦しい時があるからこそ、輝く日があるのです。目の前の視界が開けるのは明日かもしれません。
自分を認めてあげましょう。だって、こんなに一生懸命、考えているのですから。自分の良いところをあなたが見つけて、あなたが褒めてあげないと!自分のことを好きになってあげてください。そうしたら、見えてくるものがありますよ。
2014年3月13日 (木)
英語っていくらやっても上達を感じないのですよね~。落ち込んで泣きたくなってしまうときってありませんか?
今日は、そんな時はどうしたらいいか、一緒に考えてみましょうか?
じゃ、やめちゃう?
ここのブログを読みにきてくださっている皆さんは、英語があきらめられない。何とかして英語が話せるようになりたい。そう思っていますのよね。どんなに苦しくたって落ち込んだって、結局はまた英語に戻ってくる自分を知っている。では、やめる、という選択肢は捨ててしまいましょう。
どうやったら自分を元気にすることができるか、それを考えましょう。
英語は、数年で身につくものではありません。10年単位で考えましょう。
10年以上、英語に取り組んでいる人 ⇒ 10年前の自分と比べてみてください。
本当にぜんぜん進歩していませんか?10年前は、自己紹介も簡単なあいさつへの返答もできなかったはず。なのに今は、少しくらいは、自分のことが言えるし、簡単な受け答えならできるのではありませんか?
ほぉ~らね。ちゃんと上達しているではありませんか!もっと高いところを目指しているから、自分はちっとも上達していないと感じてしまうのですよ。ただそれだけです。本当は進歩しているのに、いつの間にか、自分の望みのほうが大きくなってしまっているから、上達してないように感じてしまうのです。
Give yourself pat on the shoulder!
長年かかっているけど、まあまあ、よくやっているじゃない、とポンと自分の肩をたたいてあげましょうよ。そしてそこからまた進みましょう。
他人と比べてはいけません。過去の自分と比べるのです。
一緒に英語を始めたあの人は、あんなにしゃべれるようになったのに、それと比べて私ったら......と落ち込んでいませんか?
いいじゃありませんか。人が3年で何かをものにしたのなら、私は倍の6年かけてみよう。それでいいのではありません?
洋画でも観に行って、ひとつでもせりふがわかったら、「私ってすごいかも!」とほくそ笑みながら帰ってきてくださいよ。そして自分にご褒美をあげることを忘れないでくださいね。
英語は毎日触れている限り、、、
毎日、口からだして練習している限り、、、
毎日、「うまくなれ~!」 と強く念じている限り、、、
上達しているものなのです。焦らず、あきらめず、ただひたすらに続けていきましょう。
2014年1月 1日 (水)
ゴガクル読者の皆さん、あけましておめでとうございます!いつも記事を読みに来てくださって、ありがとうございます。
今年こそは、英語をマスターするぞ!と思った人も多いはず。そこで、ここでは、NHKラジオ英語講座の活用法、総集編を書いてみたいと思います。これまでにも何度となく書いてきたことですが、新年にあたり、皆さんと一緒に、もう一度確認してみたいと思います。
NHKのラジオ英語講座はとても優れています。その理由は
1) 毎日放送がある(月曜日~金曜日) ⇒ 生活のリズムの中に取り入れやすい
2) 講師陣がすぐれている ⇒ 英語界で抜きんでている人ばかりです
3) 質が高い ⇒ 講座の内容、質は文句なしです
さて、どう活用するかですが......、実はとても簡単です。
◆ よく聴いて
◆ まねをして口からセンテンスを出す
◆ ディクテーションに挑戦
この3つだけです。
どんな英語教材も、ただ聞き流すだけでは英語は修得できません。
聴いたら、まねして口から出してみる、ということを付け加えるのです。
すると、それだけで英語は飛躍的に伸びるはずです。
英語が話せるようになりたいから、英語を勉強しているのですよね。
だったら、やはり、口を使った練習は欠かせません。
どのくらい口から出したらいいのか?
ひとつのセンテンスがすんなりと言えるようになるまでです。
モデル音声と、同じスピード、同じリズム、イントねっション、間の取り方、すべてをまねて、そっくり同じになるまで練習します。自分がすでに知っているセンテンスであれば、2、3回で繰り返せるようになるでしょうし、慣れないセンテンスであれば、50回くらいやれば、モデル音声に近づくはずです。
50回? そんなに?
50回なんてすぐですよ。ひとつのセンテンスを5回繰り返してみてください。それを10セットやれば50回です。
ただし、繰り返すときにポイントがあります。
自分が知っている音と、聴こえてくる音には違いがあるかもしれません。
ですから、自分の知っている英語に戻さないで、忠実に聞こえてくる音を再現する必要があります。
例えば、
The の音
簡単ですねえ~。誰でも知っていますよね。だからついつい知っている 「ザ」 という音を出してしまいがちです。
でもよ~く聴いてみてください。どちらかというと 「ダ」 に近い音に聴こえているはずですよ。これは th のときの口のポジションの関係です。上の歯と下の歯の間に舌を軽く挟んで、ひっこめながらだす音が th の音です。ですから、絶対に 「ザ」 という音にはならないはずなのですが、知っているがゆえに、手を抜いて 「ザ」 と発音してしまいがち。でも、この舌を挟む作業をするだけで、音がとってもきれいになるのです。ぜひぜひ癖にしましょうね。
それから、a little bit
簡単、簡単、知っているからこそ、「ア リトル ビット」 と言ってしまいがち。でも実際に聴こえてくる音は、「ア リロビッ」 という音に聴こえてくるはず。
さらに What are you doing? は 「ワラユ ドゥ~イン」
But I ⇒ 「バライ」
I like it. ⇒ 「アイ ライケッ」
Cut it out. ⇒ 「カリル アウッ」
などなど、英語には、単語と単語がくっついて違う音に変化するものもたくさんあります。耳をよ~く澄ませて、今まで自分が知っていた音との違いを発見するのも楽しいものです。
文字を見ないで書き取る作業をしてみると、この違いがよくわかります。そのためにもディクテーションはおすすめです。
一日のスキットの中で知らない単語に出くわしたら、調べておきましょう。NHKのテキストには、大抵、右側半分に日本語訳と語彙の説明が出ています。そこをチェックしても良いでしょうし、それだけでは気分がスッキリしないという人は、辞書を使ってもいいでしょう。
最初は、「へー、こういうときに、こういう単語をつかうのね~」 程度でかまいません。大事な単語や言い回しは、必ず繰り返し出てくるので、そのたびに調べればいいでしょう。20回も同じ単語に出くわせば、嫌でも記憶に残りますよ。
ラジオ英語講座の活用法で大事なこと
毎日聴くこと
毎日口から出して練習すること
これを守るだけで、実はかなり英語の力を上げることができるはずです。
毎日続ける、ということが結構難しいのですよね。ためてやらない。生活の一部にしてしまう。英語と歯磨きは一緒です。歯磨きをしないと、気持ちが悪いですよね?英語も勉強しないと気持ちが悪い ーー そこまで習慣化できた人は必ず上達します。
番組はひとつに絞ること
NHKのラジオ講座の多くは、15分構成になっています。15分だし、簡単だから、3本聞いてみよう、と思うと、これが失敗の原因になります。3本聞くと、それだけで 45分。その45分間、何をしていましたか?ただ、聞いているだけ?
聞くだけでは、英語は上達しないということは、冒頭でも書かせていただきました。45分、英語番組を聞いたら、それだけで「やった気」になり、満足してしまうのです。でも、ここが落とし穴!
「こんなにやっているのに、どうして伸びないのだろう?」という声を時々聞きます。
一本の番組をとことんかみ砕くところまでやっていますか?
15分番組のうち、スキットの部分は、ほんの数十秒のはず。その数十秒の部分を脳に音が残るくらい、聴きこなし、音声がなくなっても、ラジオの中の声優さんのようにスラスラと話せるところまで、その日のうちに練習してしまう。
この作業を毎日繰り返すと、数年後には、違ったあなたがいるはずです。
どんなに良い英会話スクールに通っても、どんなにお金をつぎ込んでも、あなたが英語が話せるようになる魔法の杖を持った人はいません。あなたに魔法をかけられるのは、たったひとり、あなた自身なのです。
皆さん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。一緒に悩みながら、おしゃべりしながら、楽しく英語を学習していきましょうね。今年もどしどしコメント書き込んでくださいね~。
2013年12月25日 (水)
読者からの Q&A コーナーです。(またまた、すっかりお返事が遅くなってしまいました。ごめんなさい!!)
Q ラジオ英語だけで英検に合格できるの?
ラジオ講座を聞き続けて3年がたち、そろそろ英検準2級に挑戦したいという気になりました。 私のウィークポイントは語彙数と文法なので、まず語彙数を増やそうと「英検・文で覚える単熟語・準2級/旺文社」を購入し本格的にやろうと勉強を開始しました。
ところが、テキストの例文が少し難しく、ただひたすら例文のCDを聞いて単語を覚えるのことに拒否反応をおこし、何か勉強に疲れてしまい、気が付けば4か月まったく英語から遠ざかる日々が続いてしまいました。
今日、久しぶりに基礎英語3を聞き、やはりNHKの講座は楽しく学べるなぁと、とても新鮮に感じました。 私の場合、ラジオ英会話は少しレベルが高いので、基礎3が合っていると 感じています。
そこで、先生に質問なのですが、ラジオ講座を徹底的に勉強することのみで、語彙力を上げ、文法力をつけ、英検合格の実力をつけることが出来るのでしょうか?
それとも、英検専用のテキスト勉強しないとダメでしょうか? 私の場合、やはり毎日の放送があり、楽しく、内容も充実しているラジオ講座が一番続けられると感じています。 お忙しいところ質問ばかりですみません。
A はい!ラジオ英語だけで、もちろん英検合格できますよ!
ラジオ講座を徹底的に勉強することのみで、語彙力を上げることも、文法力をつけることもできます。 ゆくゆくは、英検合格の実力をつけることも、もちろんできます。
やることは、とても簡単です。
・ 英語を良く聴いて
・ まねをする
・ ディクテーションを学習の中に取り入れる
この 3つだけです。毎日知らない単語に出会うでしょうから、「新単語さん、こんにちは!」とご挨拶をしてください。忘れてしまってもかまいません。よく使う単語やよく使う言い回しは、必ず繰り返して出てくるようになっています。
次に出会ったときには、「あれ~、どこかでお会いしましたね。どこでしたっけ?失礼ですが、どなたでしたっけ?」 でもかまいません。
また出会えば、「おや、先日、あそこでお目にかかりましたよね。覚えていますよ。」
次に会ったときには、「ああ!あなたのこと知っています。」という過程を通して語彙は増えていきます。一気に暗記した単語は、一気に忘れてしまうことも多いので、時間をかけて、いろいろなセンテンスの中で知っている語彙を増やしていくのが、結局のところは近道になります。
同時にイディオムもこの方法で増えていきます。英検受験前は、実践に即した英検問題集で徹底的に練習します。参考書形式のものではなく、問題集形式のものを使うのがよいと思います。過去問、あるいは、実際の試験形式になった問題集を手に入れて、1日に試験ひとつ分、これを 1週間から 2週間、要するに、7日間から14日間続けてから本番の試験に臨むと理想的です。
『実践ビジネス英語』 を聴き続け、勉強していただけで、英検準 1級に合格してしまった人を何人か知っています。ポイントは、ただ「聞く」だけでなく、まねして口から出したり、書き出したり、という作業を繰り返すということが大事になってきます。
英語は、「毎日」がキーとなります。
それから、「焦らない」 「時間をかけてじっくりと」 ということも大切ですネ♪
2013年11月17日 (日)
Q & A コーナー、お待たせしました!こうして、どんどんご質問くださるのは、嬉しいです。ありがとうございます。
Q 英語を日本語訳をおかずにわかるようになるためには?
会話の時日本語←→英語と訳したりせずに英語だけで考えるにはどうすればよろしいのでしょうか?
私たち日本人は日本語←→英語と訳したりするのがくせになり、会話の時でも訳したりするんです。会話の時、訳したりすると頭の中がごちゃごちゃになります。会話の時、なるべく英語だけで考えたいです。
他に受験英語が抜け出せず、完璧を求めてしまったり、最初文法と訳したりすることを考えてしまいます。どうすればよろしいのでしょうか?英語の勉強をするとき楽しく気長にやりたいのです。
A 英語を練習すときは頭の中に映像を置くのです
英語を口から出して練習するとき、何が頭の中にありますか?英語の単語が頭に浮かんでくる?それとも日本語ですか?
このときに、「絵」あるいは「映像」が頭の中に浮かんでいたら大正解です。
英語を口から出す時は、その時の状況を浮かべて、頭の中に描かれた映像を描写する訓練をするといいのです。英語の練習をするときは、次のようにやってみましょうか。
◆(1)
まず、日本語訳を先に読んでしまってかまいません。これから、こんな状況になったときの英会話を練習するんだ、と自分の中に準備映像を作ります。
◆(2)
モデル音声を聴く
◆(3)
英語をまねをして繰り返す
(この時に、英語の文字は頭に置かない。日本語も置かない。映像だけを思い浮かべて、その絵を英語で描写している自分を考える。文字が浮かばなくなるまで、音声を何度も聴き込むのがポイント)
できれば、文字を見ずに、音声だけで練習してみる。
どうしてもわからないときだけ、文字で確認する。
ただし、このときに注意が必要です。
文字を見たとたんに、自分の知っている英語に発音を置き換えてしまう人がいます。自分の知っている英語の音と実際に聴こえてくる音では、ズレがあるのです。このギャップを埋めることのできた人が発音美人になります。
あとは、毎日この作業を繰り返すだけです。
あっ!もうひとつ、大事なことがありました。
完璧を求めない、ということです。英語はたくさん失敗して、たくさん恥をかきながら上達していくものです。完璧になるまで待つのではなく、中途半端でも失敗しながらでも、口を使って練習した人だけが話せるようになるのです。
失敗したり、恥をかいたりしてしまった自分をいたわることも忘れないでくださいね。頑張っている自分には、甘いケーキかアイスクリームでもご褒美にあげてくださいな。
2013年11月 6日 (水)
Q & A コーナー、こちらも先月いただいていたお便りです。お返事遅くなってしまってごめんなさい!!
Q 英語が 1回で聴き取れない。何か学習法は?
こんにちは。45歳、サラリーマンです。
先生の音まねレッスンの本を機に英会話の勉強を始め、NHK ラジオ英会話を1年半続けています。自宅から駅までの通勤を徒歩して、その時間を利用して聴いています。運動にもなりますし、一石二鳥です。
さて、最近少し壁にぶつかっている気がしています。最初は全く聞き取れず苦労しましたが、最近はそうでもなくなりました。続けてきた効果はあると思います。
でも、読めばごく簡単な会話でも一回ではなかなか聞き取れないのが悩みです。ちなみに、繰り返し聞きばだんだん分かってくることが多々あります(聞き取れた時は嬉しく、それが励みです)。
電車(在来線、新幹線)や駅、飛行機や空港など、出先で何気に流れてくる簡単な英語アナウンスがとっさに聞き取れません。ちなみに、アナウンスのスピードが速いとは思いません。
このままでは、とっさに1回で聞き取れない人になってしまうような気がしてなりません。集中力が足りないのでしょうか?学習法がありましたら、是非アドバイスよろしくお願いします。
先生のレッスンを受けてみたいのですが、関西在住なので困難です(涙)
A このまま継続あるのみです!ディクテーションを加えてみたらいかが?
「音まね」の本を使ってくださっていて、ありがとうございます。
どこも間違っているところはありませんよ。このままの練習をひらすら続けましょう。通勤時間の活用、素晴らしいですね。こうやって日常生活の中に、うまく英語のリズムを組み込んだ人は必ず成功します。運動と一石二鳥だなんてさらに良いですねえ~。
思い出してくださいな、語学は数年でマスターできるものではありません。必死になって集中して聴いて、「音まね」をして口から出す。この作業を、何の疑いもなく5年から10年続けると思ってくださいな。私は英語の練習を始めて20年になりますが、いまだに「音まね」を続けています。それでも、まぁ~だ、完璧な英語は話せていません。でも、いいのです。このまま40年続けますよ!
駅や空港などで流れる英語アナウンスは聴き取れなくて当然です。雑踏の中で流れてくるアナウンスは、ただでさえ聴き取りにくいのです。日本語のアナウンスだって、「何々?何を言っているの?」と聞き耳を立てるではありませんか。
どうしても聴き取りたかったら、英語アナウンスを録音してみてください。それを何度も何度も聴いて、聴こえてきた音だけを書き出してみてください。わずか数秒のアナウンスを書き出すのに、数時間かかるかもしれません。一日で書き出すことができなかったら、その日はもうやめて、次の日に、もう一度聴いてみます。
それでもわからなかったら、自分より少し英語のできる人やネイティヴたちに手伝ってもらって、いくらか完成品に近づけてみてくださいな。ここまでが 1週間かかっても落ち込まない、気にしない。
実は、これがディクテーションという作業になります。ディクテーションが完成したら、「へえ~、そんな風に言っていたのかあ~」、と感心し、今度は、音の再生作業に入ります。ひたすらに「音まね」をしてみてください。
自分が駅や空港のアナウンスを英語でしていると思って、気持ちよくやるのがコツです。
そんなことと続けていると、公共の場での英語のアナウンスが、あら不思議、いとも簡単に聴き取れてしまうときがやって来ます。
呼んでくだされば、関西までレッスンしに行きますよ~。もちろん無料でねえ~。ホントです。日本全国に 「英語諦めるな会」 を結成したいと本気で思っています。
2013年11月 5日 (火)
Q & A コーナーです。早くにお便りをいただいていたのに、すっかりお返事が遅くなってしまいました。ごめんなさい!
Q 英語で思ったように伝えられません
こんにちは。ゴガクルブログをいつも楽しく拝読させていただいております。
私は今、インドに住んでいて、これをチャンスに英語を勉強しよう、となるべく日本語を話さない環境に飛び込んで来ました。おかげさまで、簡単な会話ならばストレスを感じずに出来るようになったのですが、問題はその先です。自分が何を考えているのか、自分はどう思っているのか、また、状況の描写、といった細かい説明がまるでできません。
先日、グループで私だけが意見が異なるという事があり、その理由を言おうとするのですが、きちんと伝えられず、また一部誤解が生じたり、と違った意味でグッタリしてしまいました。
語彙のチョイスが不適切で変に衝撃を与えてしまう、ということもありました。やはり失敗を重ねながら身につけて行くしかないのでしょうか?
お忙しい中、突然このようなご連絡をさし上げて申し訳ございません。
(こちらでもラジオ講座の受講を続けていて、ラジオ英会話、実践ビジネス英語、入門ビジネス英語を聴いています。ただ、佐奈恵さんが勧めていらっしゃるほどしゃぶりつくすまではできていません。聴いて、使いそうなフレーズを時々ノートにまとめるくらいしか...。そういった日頃の積み重ねの欠如の現れなのかもしれません。)
A 50% 伝えられたら、それはスゴイことです!
インドにお住まいなのですね。海外からアクセスしてくださり、ありがとうございます。ゴガクルも読んでくださっていて嬉しいです。
簡単な会話であれば、ストレスを感じることなく、お話しなさるまでになったのですね。すごいです。普通は、そこに行くまでに挫折してしまう人が多い中、よく頑張りましたね。
さて、その先ですか!?
自分の思いが十分に伝えられず歯がゆい思いをしているのは、自分の英語力がそれだけ上達した証拠でもあります。まずは、自分の歩んできた軌跡を認め、自分を褒めてあげてください。
「よくぞ、ここまできた!偉いっ!!」 とね。
話す時に、ポイントがいくつかあると思うのです。
◆ まずは、むずかしい単語を使わずにやさしい英語だけで話してみる
論議が白熱してくると、ついつい、難し単語や言い回しを使ってみたくなったりします。そうすると余計混乱してしまうものです。
◆ 相手の顔をよくみて、反応を確かめながら話す
Does it make sense? (わかりますか?) なんで言葉を挟むのもいいかもしれませんね。
◆ 5割通じたらよし!としましょう
自分の言いたいことが 50% 言えたら、自分に合格点をつけてあげましょう。私たちはネイティヴではないのですから、他の言語で 50% を伝えることができたら上出来ですよ。
あぁ~、もっとうまく伝えたい。ああも言えた、こうも言えたのに、と歯がゆい思いをしながら英語は上達していくものです。たくさん悔しい思いをしましょう!その悔しさこそが、次の学習への原動力になると思いませんか?
使いそうなフレーズをノートにまとめたら、「このフレーズ、いつか使ってやるぞ」と強く念じながら、口から出す練習をおすすめします。私もまだまだですので、一緒にがんばりましょう!
2013年10月12日 (土)
Q 道に迷っています
『働く女!私が32才から始めたこと』 を読ませていただき、大変感銘を受けました。
私が日々個人的に悩んでいることに関して、川本先生ならなんておっしゃるだろう。ぜひご意見を頂きたいと思い、厚かましいとは思いましたが、藁にもすがる思いでご連絡させていただきました。
私は現在37才で、児童書の翻訳家を目指して勉強していますが、時々、どうしようもない不安に襲われます。
私の夢は実現するんだろうか?
それよりも、「私は本当に翻訳がやりたいんだろうか?」 ということです。
英語が好きだし、絵本も好き。だから翻訳をやってみたいとずっとずっと思ってきました。そして結婚を機に仕事をやめ、勇気を出して翻訳の世界に足を踏み入れ分かったことが沢山あります。
翻訳とは英語力はもとより、日本語力がないとダメだということ。若いころから本を沢山読んでこなかった私には日本語力がなさすぎる。多くの翻訳家を目指す人たちと比べると相当不利。ゼロ以下からのスタートだということ。
児童書の翻訳の世界で活躍されている方々は、文学部卒で児童文学の勉強をしてきたり、図書館司書経験があったり、出版社勤務経験があるなど、専門的な方々ばかりだということ。児童書の翻訳をやっている人たちは、本当に児童書が大好きなんだということ。
今の私には到底及ばない、専門的な仕事だったのです。
翻訳の世界を知れば知るほど、不安が大きくなりました。
川本先生は「英語学習に夢中になった」「英語を勉強するのが楽しい」と言われていましたが、私はそこまで夢中になれないのです。
独学で翻訳の勉強をしていてもすぐに眠くなっちゃうし、楽しいと思えないのです。これが仕事なら、やりがいもあるし真剣にできるのに、なんて考えたり......。本当に真剣に頑張れるのは、翻訳コンテストの課題を訳しているときだけです。
私、本当に翻訳がやりたいんでしょうか?それともただ、訳書に自分の名前を載せたいだけなんでしょうか? 「翻訳家をやってます」と言いたいだけなんでしょうか?
「自分が将来やりたいこと」=「自分ができること」ではない場合、どうしたらいいのでしょう?
「なりたい自分」はあっても、「そこまでの努力が苦痛」な場合、それは本当にやりたいことではないのでしょうか?
翻訳家になることは、私が初めてやってみようと真剣に行動に移した夢です。向いてなくてもあきらめたくはありません。他にやりたいこともないし、あきらめたら後悔すると思います。
ただ「好きこそものの上手なれ」ですが、私は本当に翻訳をやりたいのか、本当に好きなのかが分からないのです。
川本先生は、こんな私をどう思われましたでしょうか? このまま勉強を続けていていいのでしょうか?
A 大きな山の前ではひるむのが当たり前。足元に咲いている小さな花を楽しんで歩きませんか?
『働く女!私が32才から始めたこと』 の本を読んでくださって、ありがとうございます。とても嬉しいです。そして、時間をかけて、こうしてメールをお送りくださいましたこと、感謝いたします。
児童書の翻訳家を目指して勉強していらっしゃるのですね?夢がありますね。夢の実現のために、ほんの小さなステップから始めてみませんか?
翻訳という作業は、想像していたよりも、地味で孤独な作業ですよね。これは、英語学習全般に対してもいえることではないかと思います。だからこそ、小さな喜び探しをしていきませんか?
日本語力がない? ⇒ だから勉強しているのですよ。
たくさんの本を読んでこなかった? ⇒ じゃ、今から感動する本をたくさん読んで涙を流しましょうよ。そうこうしているうちにセンスは磨かれていきます。
きっと、そんな翻訳家になりたいのではありませんか?素敵な絵本で人を感動させられるような言葉を使い、人々の役にたちたいのだと思います。
違いますか?
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児童書の翻訳の世界で活躍されている方々は、文学部卒で児童文学の勉強をしてきたり、図書館司書経験があったり、出版社勤務経験があるなど、専門的な方々ばかりだということ。
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私もかつてはそんな風に考えていました。
英語を話している人たちは
・ 英文科を出ている
・ 海外留学をしたことがある
・ 海外に住んだことがある
でも、あるとき、友人が言ってくれました。
「あなたは、英文科卒じゃないし、海外留学の経験もない。海外に住んだこともない。でも、それでも英語を教えられる。だからすごいんじゃない?海外に行って学んできた人より、もっとすごいことしているんだよ。」
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翻訳の世界を知れば知るほど、不安が大きくなりました。
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それは、それだけ翻訳の世界に近づいたからでしょう。
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私、本当に翻訳がやりたいんでしょうか。それともただ、訳書に自分の名前を載せたいだけなんでしょうか。「翻訳家をやってます」と言いたいだけなんでしょうか。
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最初は見栄だって何だっていいのですよ。その道に近づけば近づくほど、その道は大きく、遠くに感じ、途方に暮れるものです。迷ったっていいじゃありませんか。今から勉強をして、60歳のときに、翻訳家としての名前を本の中にみつけたら、それって本当にすごいことじゃありませんか?
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「自分が将来やりたいこと」=「自分ができること」ではない場合、どうしたらいいのでしょう。「なりたい自分」はあっても、「そこまでの努力が苦痛」な場合、それは本当にやりたいことではないのでしょうか。
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あきらめるのは、もう少しやってみてからにしましょう。まだまだこれからですよ!自分が本当にやりたいことが見えてきただけです。巨大な山に気づいたから怖気づいているだけです。上を見上げるのを一旦やめて、足元に咲いている小さな花の美しさに気づいてみてください。
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翻訳家になることは、私が初めてやってみようと真剣に行動に移した夢です。
向いてなくてもあきらめたくはありません。
他にやりたいこともないし、あきらめたら後悔すると思います。
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あらっ!? もう答えが出ているではありませんか!
自分と語り合ってみたのですね。こうして私にメールを書いているということは、やっぱりあきらめたくないからですよね。自分の心の中に出ている答えに、さらに念を押したいからですよね。
・ 今、ここであきらめちゃダメ!
・ 今、ここであきらめたら、またいつもの自分に戻っちゃう。
・ 自分を変えたいから始めたのよね。
・ あきらめるのは、もう少しやってみてから......。
私は、そう思いながら 20数年が過ぎています。
苦しい道でも、足元を見たら、ホラ、小さな花がそこに咲いていませんか?
「あなたの決心」、それは小さな花なのです。
大輪が咲かなくてもいいのです。
小さな花をたくさん眺めながら歩いてみませんか?
このたびは、相談してくださってありがとうございました。
あなたと同じように悩んでいる人が、たくさんいると思います。
今回の問いかけは、そうした悩んでいる人たちに勇気を与える一歩でもあったと思いますよ。
メールをありがとうございました。
2013年10月 7日 (月)
Q オリンピックまでに英語が話せるようになりたい
私は現在32歳、英語は話せません。実は最近夢が出来ました。 7年後のオリンピックまでに自分が納得するくらい英語が話せるようになり、ボランティアに参加することです!
さっそく先日から、ラジオ英会話で真似を開始しました。 が...昨日、一緒に生活している彼から「発音はだいたいで構わないと思うよ。大事なのは話さないといけない環境に身を置いて、どう伝えようとするかだと思うよ。」とアドバイスが。
勉強するなと言われたわけではないのですが、彼は留学経験もあり、仕事で英語を使う環境に居ます。 全く話せない自分。中学以来に始めた勉強。やる気が出て楽しい日を過ごしていましたが、少しわからなくなりそうに、、 私としては川本さんを信じてやっていくだけだと思うのですが......。
A 話せるようになりますよ!スタートは「音まね」から
東京オリンピックは多くの人に「夢」も運んできてくれますね。
英語がまったく話せない?今から7年しっかりやれば、十分話せるようになりますよ。
「話さないといけない環境に身を置いて、どう伝えようとするか」 ⇒ まったくその通りです。でも、これは、すでに英語をある程度話せるようになった人が、さらに英語力をあげるときにすることです。
まったく話せない人にとっては、どこからどうやって始めたらよいのか、わからないわけですよね。そんな時は、モデル音声を聴き、すっかり同じように真似をする「音まね」から始めると良い、というのが私の長年の英語学習から出た答えです。
日本人の英語学習者は実際に口を使い、自分の声を使った練習が圧倒的に少ないと思っています。話せるようになりたいのであれば、やはり、話す練習をしないとね。聞くだけでは、英語は話せるようにならないのです。聴いた音を再生するところからスタートするのです。
英語を話さなければいけないようなところに身を置くことができる人はラッキー!です。そうでない人が大半かと思います。では、そんな人たちはどうしたらいいか!?
自分でそんな環境を作ってしまうのです。と、いっても海外旅行に行きましょう、ということではありません。自分で自分に語りかけるのです。独り言のようにブツブツと英語を唱えるなんて、ちょっとおかしい人のように見えなくもないですが、実は、英語達人になった人たちは、必ずどこかでそんな過程を経てきています。
「発音よりも話す中身が大事」 ⇒ これも良く聞く話です。実際にそうだと思います。でも、英語初心者から練習するのであれば、スタンダードな英語を話せるように練習するのが一石二鳥というものです。
ネイティヴのようにまねして練習するには、それなりの意味があるのです。聴き取りの練習を同時にしているんですよ。日本語英語で思いっきり、「ビューティフル」と発音するのもアリかもしれませんが、優雅に流暢に「ビュ~リフォ~」と、気持ちよく練習してみませんか。
今まで、ア・リトル・ビット (a little bit) だと思っていたフレーズも、実際は ア・リロゥビッ と聴こえてくるんだとわかると、聴き取りにも強くなるというものです。What are you doing? の最初の What are you の部分も、実際に聴こえてくる音は、ワラユ になってしまいます。こうした、書いてある英語と実際に聴こえてくる音の違いに気づき、自分の発音を矯正していくことは、リスニング力を向上するうえでも必要かと思います。
残念ながら、語学は数ヶ月や数年で思い通りになるものではありませんが、あきらめずに続ける。ひとつのことをただひたすらに繰り返す。いつかは話せるようになるぞ!と強い信念を持ち続けることが大事だと思います。
2013年10月 4日 (金)
先週から早稲田大学での授業、秋講座が始まりました。
早稲田大学では、一般社会人を対象としたたくさんの公開講座があります。そのひとコマを今年の始めから担当させていただいています。冬コース、春コース、夏コースに続き、秋のコースが始まりました。
嬉しいのは教室の顔ぶれの半数が前回からのコースを継続してくださっていること。横のつながりもでき始めたようで、とても嬉しいです。英語仲間って大切ですものね。ひとりで頑張れないことも、仲間がいるとくじけずに続けることができます。
早稲田の公開講座は単位制になっていて、所定の単位を取得すると「オープンカレッジ修了証」が授与されるのですね。まるで卒業式と同じ。今年の春には、修了式にもお邪魔してきました。1990年度に修了生第1号が誕生して以来、数多くの修了生が、早稲田大学総長から「早稲田大学オープンカレッジ修了証」を授与されたそうで、この春も、皆さん、おひとりおひとり壇上にあがり、修了証を手にしていました。
とても感動的だったのは、舞台に上がリ降りする階段のところには、きちんと職員の方が待機していて、壇上に上がったり降りたりしている人に手を差し伸べて、サポートしていたこと。中には、70代や80代であろう人の姿も見えました。足元があぶなくないように気を配ってくれているのですね。何歳になっても学び続けることの尊さをまざまざと見せつけられた感じです。
グリークラブもお祝いに駆けつけ、壇上で校歌を歌ってくれました。冬講座も担当させていただけるようですので、今後、皆さん、ご興味があったら早稲田でお会いしませんか?
2013年6月24日 (月)
英語の勉強、嫌になっちゃったな......。
そう思うことはありませんか?何だかやる気が出ない。やらなくてはけないのはわかっているのに、ついつい楽なほうに身を置いてしまう。こんなときはどうしたらいいのでしょうね?
英語学習にアップダウンはつきものです。そんなときは、上手に気分転換をしながら学習を続けていきませんか?気分転換って、どうしたらいいのでしょう?
・ 洋画を観ませんか?
何か心温まる映画や単純に楽しめる映画がいいかもしれません。自分が主人公になったつもりで、気に入ったせりふを何度も繰り返して言ってみる。これだけでも、英語学習につながります。
・ 都心部に住んでいたら、外国人がよくいそうなカフェに行ってみませんか?
あぁ、あんな人たちと自由に話がしてみたいなあ。そう夢見るだけでも明日の学習意欲へとつながります。
・ 海外旅行に出かけませんか?
資金と時間に余裕があったら、思い切って海外旅行としゃれ込みましょうよ。外国籍のクルーズなんてどうですか?クルーズなら、同じ船に乗っている人たちとの会話も弾むことでしょう。
・ 英語仲間とお茶しましょ!
英語学習仲間に会いに出かけましょう。お茶して、どうして英語を勉強しているのか思い出しましょう。ひとりで勉強している人は、何か英語関係のイベントでもいいかもしれませんね。
・ テキストを開いて数行だけ声にだしてみましょう。
不思議と、これをするだけで英語の感覚は戻ってきます。毎日、ほんの数行だけでかまいません、テキストを開き、英文に目を落とし、声に出して読んでみる。ああ、私はやっぱり英語が好きなんだと思いださせてくれるはずです。
当面の目標がなかったり、どうして私は英語の勉強なんかしているんだろう、この先、使う予定もないのに、と思ってしまったら、なかなか穴から抜け出せなくなってしまうのですよね。でも、そんなときこそ、何らかの形で英語に触れ、自分を空想の世界へといざなう、それが必要だと思いませんか?夢をみましょうよ。あなたは、必ず英語が話せるようになるのです。英語が話せるようになると、自分の世界が広がりますよ。
2012年12月24日 (月)
アメリカ人の友人が素敵なことを教えてくれました。サンタクロースは、やはりいたのです!だってね、下記はあの有名な NASA が発表しているんですヨ!
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Santa Claus and his reindeer will have some expert help this Christmas Eve, as they streak around the world to deliver joy and gifts to children everywhere. NASA flight controllers in Houston's Mission Control Center will watch over Santa throughout the night, ..... (略)
サンタクロースとトナカイは、クリスマスイブに専門家の手助けを得ることができます。世界中のあちこちの子ども達へ贈り物と喜びを届けに猛スピードで駆け回るサンタクロース、ヒューストンにある NASA 航空管制室は、サンタが事故なく無事に子どもたちのもとへ行けるよう、一晩中見守ります。
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日本語翻訳は私がちょっと脚色しています。ごめんなさい!でもほぼ内容はあっていると思いますよ。
NASA のホームページ では、インターネットで サンタクロースの通った道筋 も提供しているみたいですよ。私が調べたときには(24日午後5時頃)、ちょうどアフリカ大陸の下あたりでした。日本にももうじき到着しますよ!楽しみですね!!
皆さま、素敵なクリスマスイブをお過ごしください。
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ただ今、コメントの投稿ができないという不具合が起こっているようです。原因は不明ですが、ゴカクルチームが必死なって解明してくれています。皆さま、お待ちくださいませ~。
2012年8月19日 (日)
Q
受験で学んだ英語や大学のESSで学んだ英語を更に向上させたくラジオ英会話や英会話喫茶等で学習しています。しかし、緊急の必要性がないためか家にいるとモチベーションが下がりそうになります。喫茶やサ―クルで知り合った人はいますが、仲間と呼べるか微妙な状況です。
自分なりの目標は、3ヶ月であらゆる身近な話題に対して自分の考えを交えながら話せることでいつかは社会生活全般について話せるようになることです。どうしたら良い仲間と巡りあって家にいてもモチベーションが下がらずにすむと思いますか?アドバイスお願いいたします。
A
アンテナを立てることです。頭の上に 「英語学習仲間募集中」 という旗を立てながら歩いてみてください。比較的簡単に見つかるはずでです。
と、いうのは冗談ですが、同じような悩みを持っている人は多いはず。英会話カフェやサークルでもピンとこなかったのですか?困りましたね。でも諦めるのは早いです。英会話サークルで知り合った人たちと、もっと近づいてみませんか?案外、他の人たちも同じように考えているかもしれません。英語学習に仲間は絶対必要です。
良いサークルがみつからないのなら、思い切って自分で立ち上げてしまうというのはいかがですか?英語は他力本願ではなく、自ら行動した人が飛躍的に伸びるという方程式を持っています。あなたの中には、その力が眠っているのではありませんか?現にこうして質問を投げかけてきてくださっているのですから。これもひとつの行動力です。
目標を 3ヶ月で身近な話題を話せるようになること、に置いていらっしゃるのなら、もうすでにかなり話せる人なんですね。短期的な目標と長期的な目標が必要です。
私は、英語がまったくしゃべれないところからスタートして、赤ちゃんのバブバブ言葉が出るまでに、3年かかりました。毎日必死に英語を口から出す練習を続けて3年ですから、「毎日」やっていなかったら、もっとかかったと思います。3ヶ月では、「音まね」もろくにできないでいました。
もちろん、ご質問者やここにブログを読みに来てくださっている皆さんなら、そんなにかからず、もっと早く目標に到達できるでしょう。英語をマスターするには、とにかく時間がかかるものです。焦らずに一歩一歩いきましょう。3歩進んで2歩下がるようなことの繰り返しですが、でも着実に進んでいる自分を誇りに思い、頭を上げて歩くのです。
モチベーションを維持するためには、常に自分に刺激を与える必要があります。
・ 外国人がたくさん集まっていそうなイベントに出かけてみる。
(私が知っているのは、JALT や ETJ ですが。おもに英語を教えることを職業にしている人たちの集まりです。でも、どなたでも参加できますよ。)
・ スカイプを利用して外国人の友達を作り、おしゃべりする。
・ 羽田空港、成田空港、外国人がよく集まりそうな有名観光地へ出かけ、英語に聞き耳をたてる。
・ 街で困っていそうな外国人を見かけたら、声をかけてみる。(英語圏からの人だとは限りませんが、人助けは自分を幸せにします。)
・ 英語圏に海外旅行に出る。
・ 夢を追う。絶対に英語が話せるようになる!と心に誓う。
こんなところですが、いかがでしょうか?皆さんは、どうやってご自分のモチベーションを維持していますか?
2012年5月24日 (木)
新刊の 『働く女!私が32才から始めたこと』 順調に売れていますよ、と明日香出版社の編集者さんが教えてくださいました。
関西のブックファースト淀屋橋店さんでは、ビジネス書でランキング 7位 (5月23日現在) になったそうです。皆さんのおかげです。ありがとうございます。
写真はブックファースト淀屋橋店さん提供。5月23日現在。ブックファーストさん、ありがとうございます。
感想も私のところに続々と入ってきています。私の知り合いからのものが多いのでポジティブなことばかりですが、ちょっと皆さんとシェアさせていただけますでしょうか。
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魅力的な本ですね・・
すっごく納得するところがいっぱいあります。
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章ごとにぐっと伝わってくることがあって、とてもやる気の出る一冊だと思いました。
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ビジネスで成功したい人だけじゃなくて、より良い人生を送りたい人にも参考になる本だと思いました。この本を読んで救われる人がたくさんいると思います。
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表紙もとても華やかな感じで、読む前から何か明るい、前向きな気持ちにさせてくれそうな本だなあという印象を受けました。
いまの自分にぴったり必要、、というか先生の文章ごと自分の体にそのまま吸収したいのです。先生の生き方が凝縮されている中身の濃い本だと思います。
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それはもう、感動で泣かされまくりです。。。
ページをめくるたびに、思う存分浄化させていただきます^^
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新刊本一気に拝読させていただきました。 私にとって、この先生の本は毎晩の反省と明日の元気を与えてくれる聖書のような本です。
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これまでの英語学習本とはまったく違う 「人生本」 ですね。
この本こそ、たくさん売れてほしいものです。
(大塚貴男さま)
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大阪の紀伊国屋では新刊コーナーの自己啓発の場所に置かれておりました
今後たくさんの元気をいただけそうなご本です。
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英語を通して、女性として、母として、人として、素晴らしい生き方をされ、勇気を、たくさん与えていただきました!!
また、児童英語講師としての思い、参考にさせていただきました。
本当に感謝です。前向きに、肩の力を抜いて生きていけそうです!
感動したすばらしい一冊です。一晩で読み終え、その直後、思ったまま書きました。書かずにはいられない思いで、一杯になりました。
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一気に読みました(^^)/
自分が日々過ごしながら感じているそのもの!それと以前からずっと抱えてきた自分への課題が鮮明になってとても共感しました。 ずっと私も悩みながら今の仕事を続けています。
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私が今考えていること、悩んでいることと重なって胸に込み上げるものがあります。なんだか泣きそうです。感謝の気持ちを伝えたくてメールしました。まさに私が探していた本です。こんな本を書いてくださってありがとうございます。
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読み終えての一言
すばらしいです。さなえさんのお顔や声を存じ上げているだけに、文間の隠されたメッセージまで聞こえてきて、とても感動しました。つらい経験、苦い経験、楽しい経験を通して今のさなえさんのお姿があるのですね。
女性は結婚や出産、夫や子供、互いの親や家族の事で、自身のキャリアを軌道修正しなくてはいけないことが何度かありますが、さなえさんの語りが、私のスイッチを押してくれました。気付かせて頂きましてありがとうございました!
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いいっ!!とってもいいっ!!
女性の自己啓発本ということでしたが、男性の私自身も啓発されましたよ。それに佐奈恵さんの魅力の根源を知ることができました。
「やさしい楽な道を選ぶより難しい道を選んだほうが人生は実りあるものになる」
まったくその通りですね。
人との関わり方はまさに国際理解ですね。
(岡山市 守屋孝治さま)
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メルマガや著書を通して知っていた川本さんよりも、知らなかった川本さんがいっぱいつまっていて、一気に読み終えてしまいました。
そして、川本さんの人生のなかでのモットーがぎっしりつまった内容で、思わず何ページも、折り目をつけてしまいました。
元気をいただき、ありがとうございました。
この本が、多くの女性の背中を後押しするものになればいいですね!
女性だけでなく男性にも、十分刺激的な内容だと思いますよ。
(とくパパさま)
メルマガですでに発信してくださっていますので名前を出してもかまわないとのことでしたので、お言葉に甘えさせていただきます。
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今まで読んだ啓発本の中で、いちばん温かく前向きな気持ちになれました。
(有子山博美さま)
何とこの感想、あの有名な、英語語学書をたくさんお書きになっている有子山博美先生が Twitter でつぶやいてくださったものです。ご本人の許可を得てお名前を出させていただきました。
有子山博美先生のホームページ には英語学習者にとってためになる情報が満載されています。ぜひ、訪れてみてくださいね。
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素晴らしい本をお出しになりましたね。うん、そうそう。と納得いく部分が多かったし共感します。
佐奈恵さんて、一時期主婦だったけど元々はバリバリのキャリアウーマン。子育て一段落してまたバリキャリに戻ったんだ~と勝手に思い込んでいました。なんかとてもほっとしました。感動した!
凄くわかりやすくて、読み終えた時に優しい気持ちになれました。こうすれば周りの人も自分幸せになれると思えるヒントをたくさんいただきました。
語学の勉強に対する取り組み方も見習いたいポイント満載でした。最小の努力で最大の効果をあげるなんてことは語学に関してはありませんよね。長くコツコツ続けてやっと少しずつできるようになりますよね。わかっちゃいるけどその努力の継続が難しい。佐奈恵さんの方法はまさしく Slow and steady win the race ですね。私はというと、手っ取り早く?高額のスクールに通い、大した効果も出ず反省しきりです。
佐奈恵さん、本当によいお仕事をなさっていると思います。この本を1人でも多くの人に読んでもらって幸せの輪が広がっているといいなと思います。ありがとうございました。
(松井祥子さま)
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楽しく読ませていただきました。苦労されたこと、つらかったことを前向きにとらえ乗り切られて頑張ってこられたこととても感動的でした。きっと多くの方々の共感を得られることと思います。
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注文していた本が届き読ませて頂きました。アッと言う間にスラスラと読み終わってしまいました。32歳になったこの5月は私にとって仕事もプライベートもうまくいかず絶望的な日々でした。でもこの本に出会い前向きに頑張ろうと元気が出ました。今からでも遅くないんだなって。ありがとうございました。
=================================================
俺 31歳になったよ。だから、川本さんの書いた本を読むのが良いタイミングだ。
俺の人生を振り返ったら、20代はトレーニングだ。
これからは、人間関係上手くするように、自覚も強くする。
今 30代もう入ったので、これからトレーニングが終わり、試合に出ったと感じだ。
後悔しないように、やっぱりいろいろな挑戦にも全力出した方が良いだね。
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最後のメッセージは、日本語の勉強をしているアメリカ人からです。原文をそのまま掲載させていただきました。言いたいことは十分伝わってくるでしょう?言葉って、完璧な文章を作るよりも、こうやって気持ちを伝えることが大事だと思いませんか?それに、ちょっとたどたどしいほうが、むしろ気持ちが伝わってきませんか?一生懸命さがわかるからでしょうね。
ですから、私たちの英語も、完璧を目指すより、気持ちを伝えたり、コミュニケーション能力を高めたりすることを目指しませんか?
ブログに直接書き込んでくださった皆さんの感想は、こちらのコメント欄 にございます。
感想を送ってくださった皆さま、実名出してくださってかまいませんよ~とのお便りが次々に入ってきています。「そのほうが真実味がでるでしょ?」って......、皆さんがこうして応援してくださって、私は本当に幸せものですね。
なんだか、一気に読んでしまったという人が多いんですよね。中には 1時間で読み終わってしまったという人も。あのぉ~、これ書くのに数ヶ月かかっているのですが......。(笑)
大人の生徒さんが喜んでくれてケーキを買ってきてお祝いしてくれました。
私の大事な大事な生徒さんたちの一部。他のクラスの生徒さんたちは教室で涙してくれました。私はこの人たちに支えられています。そして、コメントや感想を送ってくださる人、今この記事を読んでくださっているあなたにも支えていただいています。皆さん、ありがとうございます。
今回びっくりしたのは、これらの感想、ブログに掲載してもいいですか?と皆さんにメールを送ったら、ほとんどの方が速攻、「どうぞ、どうぞ!」と2つ返事で、しかも数時間のうちに返事をくださっているのです。もお!みなさん、すご過ぎますよ。
2012年5月 9日 (水)
このブログ 「主婦からの転身シリーズ」 が本になってしまいました。
2012年5月17日発売!
『働く女!私が32才から始めたこと』 (明日香出版社)
明日香出版社から購入
アマゾンから購入
明日香出版社さんには、働く女(ひと)シリーズ のホームページができています。左記のサイトから本をご購入のうえ、感想を残すと、マカロンマグネットプレゼント!があるそうです。私の本以外にも、素敵な読みたくなる本がたくさん出ていますよ。
主婦からの転身シリーズが少し形を変えて本になりました。私が32才から英語をはじめ、人生を変えてきた模様が書かれています。今回は、英語の学習本ではなく、自己啓発本です。
英語を学習しながら、徹底的な人格改造をはかってきた模様、何をどうやってビジネスにつなげてきたのか。迷いながら、悩み苦しみながら、それでも前を向いて歩いてきた。自分にどんなルールを課してきたのか、そんなことが書かれています。
人生、いろいろありますよね。道に迷っているあなたに、そっと光を照らすお手伝いができたら、そんな気持ちで書かせていただきました。
お声をかけてくださった、明日香出版社、相談役の石野誠一さまに心より感謝申し上げます。
世の中には、人生を大きく左右させる人との出会いがあります。このブログを書くチャンスを与えてくださったNHKエデュケーショナルの皆さまにも感謝申し上げます。
2012年5月 2日 (水)
先日、我がスクールに日本経済新聞社から取材が入りました。
iPhone 4S に入っている Siri というアプリを使っている授業風景を見せてくださいとのことで、女子高生たちに協力してもらいました。英語で携帯に話しかけると、携帯が反応して英語で返答してくれるというもの。英語を口から出すのがおもしろくなるのです。目的はとにかく英語を口から出してもらうこと。
Siri の反応がおもしろいので、遊び半分でとにかく英語で話しかける。「通じた!」といっては喜び、「えーっ、わかってくれない。もう一回!」 と英語を楽しんで口から出していくうちに、英語を話すのを恥ずかしがらない、億劫がらない性格に......なってくれるといいなと願ってこのアプリを授業の中に取り入れ始めたところへ取材が入ったということです。
当日はいつものようにほんわかゆったり気分でいきたかったのですが、女子高生たちはいささか緊張気味。それはそうですよね。いつもと違って記者さんはいるし、フォトグラファーの方は始終カメラをカシャカシャさせているのですから。
5月2日付けの日経MJに掲載されました。英語はとにかく口から出して練習する、これ基本中の基本です。
新聞の切り抜き、トップのページ(画像はクリックすると大きくなります)
新聞の切り抜き記事の一部、緊張しながらも楽しそうな高校生たち(画像はクリックすると大きくなります)
2012年4月29日 (日)
突然ですが、「音まねレッスン」開催いたします。日本全国のこのブログを読んでくださっている皆さん、さいたまにいらっしゃいませんか?
◆ 音まねレッスン
日時: 6月10日(日) 11:00 ~ 13:00
会場: English Time 北与野スクール
参加費: 2,000 円
地図: こちらをクリック、スクロールすると下のほうに地図があります
対象: 英会話初級者 (話す英語にちょっと自信のない人)
定員: 先着15名さま
『音まねレッスン』の本を使ったワークショップを開催いたします。
英語を始めたいのだけれど、どうもうまく話せない。どうしたらいいのだろう?どうしたらスムーズに話せるかな?と悩んでいらっしゃるあなたにピッタリのワークショップです。
言われていることはわかっているのにとっさに返事が出てこない、という悔しい思いをしたことがある人はいませんか?それは口から英語を出す練習をしていないからだけなのです。簡単なフレーズを口から出す練習を徹底的にしましょう。
『音まねレッスン』の本をお持ちの方は、ご持参くださいませ。お持ちでない方は当日スクールで販売もございます。その他、出版の裏話や参加者からの英語学習に関するご質問、お悩み相談など、和気あいあいとした会を考えています。
前日の夜、6月9日(土)にはインターナショナルパーティーも同会場で開催されます。前夜祭気分でいかがでしょう?遠方からお越しの方はお泊りを兼ねて、研修旅行計画なんていかがですか?
◆ インターナショナルパーティー
日程: 6月9日(土) 17:30 ~ 20:00
参加費: 4,000 円
定員: 先着30名様 (もうすでに10数名のご予約が入っておりますので、お早めに)
このパーティーは、私、川本がこだわりを持って開催しております。英語を真剣に学んでいる人たち、ちょっといつもとは変わった雰囲気を味わってみたい人たちにお届けいたします。
大人のための落ち着いた雰囲気のパーティーです。集まってくるネイティヴたちは、川本の講師仲間が多いです。アメリカ人、イギリス人、フィリピン人、オーストラリア人など。大学で英語を教えている先生たち、日本で英語教育に携わっている人たち、スクールのオーナーたちがなどが来ます。ビールやワインを持ちながら英語でのおしゃべりをお楽しみください。
もうひとつこのパーティーの自慢はお料理!私の友人のスペシャリストが腕を振るう手作り料理です。実は、このお料理目当てのネイティヴもいて、「そろそろあの料理が食べたいなあ~。次のインターナショナルパーティーはいつ?」ということでパーティーの日にちが決定するという、なんともいい加減といいますか、アットホームといいますか!
まあ、お楽しみください!!
どちらもご予約は下記のアドレスへ
englishtime@englishtime-sanae.com
どちらか片方だけへの参加、両方への参加、大歓迎でござます。
2012年4月20日 (金)
実践ビジネス英語リスナーの集いが先週の土曜日、4月14日、東京の日本外国特派員教会で開催されました。
杉田先生の前には、今年も長ぁ~い行列ができました。
リスナーは大阪、岐阜、九州など日本全国から集まってきていましたね。
この「リスナーの集い」は、今年で13年目となりました。最初はどんなきっかけで始まったのかご存じですか?
杉田先生の 『やさしいビジネス英語』 というラジオ講座のテキストを使って勉強しているグループが東京にありました。あるとき、「僕たちの集まりに杉田先生が来てくれたらいいね」 という話があがったんだそうです。でも杉田先生といえば、雲の上の存在。まさかそんな人が、どこの誰とも知らない学習者の集まりに来てくれるとは到底考えられず、それでも、勇気を出して声をあげた若者がいました。
13年前のことです。英語学習者の集まりに、本当にあのラジオの声の主、杉田敏先生が現れてしまったのでした。なんとびっくしたことでしょうねえ。
その後、毎年恒例となったこの集い、杉田先生のファンは年々増え続けているのでした。
学習者を大事にして毎年、会を催して下さる杉田先生に感謝いたします。時々はこういうイベントに参加し、モチベーションを維持していくことがいかに大切か、学習者ならわかりますよね。普段では味わえないような雰囲気と感動、これが明日の学習を助けるのです。
ご挨拶をなさる杉田敏先生。後ろにいるのは司会を担当させていただいた川本(画像はクリックすると大きくなります)
杉田敏先生とヘザー・ハワードさん(画像は大阪勉強会、阿坂氏提供)
ヘザー・ハワードさん(手前)と杉田敏先生(奥)の前にできた人の行列。どの先生方も丁寧にひとりひとりと対応してくださいました。
2012年4月 6日 (金)
最近、読者さんからいただいたご意見です。
Q
「英語を勉強している」 と言うと世間から冷たい目で見られます。どうしてなのでしょう?趣味でお料理やお花やダンス、絵画を習っているというと、寛容なのに、どうして語学に対してだけ厳しい目がむけられるのでしょう?
A
ふっ、ふっ、ふっ、、、実は私も最初はかなり叩かれました。「今さら英語なんか勉強して何になるのかしらねえ~」 という冷ややかな目がほとんどでした。わざわざ、それを伝えに来てくれる人もいました。「みんなが、あなたのことをこんな風に言ってたわよ~」 と。
でも途中からそんな声は全く気にならなくなりました。気にならないほど英語学習に集中したのです。言いたい人には言わせておけばいいわ、と開き直ったのです。そんな声を気にし、傷つく自分がばからしくなりました。
「今さら何になるのかしらねえ」 の言葉の裏側には、「いいなあ」 という響きが混じっていると思いませんか?自分もやってみたいのに、あるいは、自分もものにしたかったのに、叶わなかった悔しさが入っているのではないでしょうか?
それだけ英語って世間ではまだまだ憧れの存在なのかもしれません。華やかにみえても、その裏は地味で過酷な道を歩まなければならないということは、このサイトを読みきてくださる人なら知っていますよね。挫折する人が多ければ多いほど、
・ ほぉ~ら、やっぱりね
・ だからやめておけばいいのに
・ ほっ!ヨカッタ。あの人にも英語は無理だった。
という安心感のようなものを世間に与えるのかもしれません。
これと同時に意外によく聞くのが、「英語を勉強していると主人が嫌な顔をするの」 あるいは 「家族がいると、遠慮して勉強できない」 といったような声です。これが弁護士の資格をとるために勉強している、だったら家族全員で応援するのかな?
皆さんのところのご様子を聞かせてくださいな。
2012年3月18日 (日)
iPhone 4S についている Siri 、もうすでにご存じの方も多いですね。英語で話しかけると、英語で答えてくれる電話秘書みなたいなものです。
昨年、発売になって以来、うちのスクールに出入りしているイギリス人やアメリカ人たちが、「Sanae, look at this! Isn't that amazing? (さなえ、これ見てよ。すごくない!?)」とさかんに見せてくれていました。
私も遅ればせながら数ヶ月前に手に入れ、話しかけています。
何よりも英語を話すのをおっくうがっていた中学生の生徒たちが、さかんに話しかけるようになり、これは、英語の学習に一役買うのではと、授業にどう取り入れようかと、ひとり作戦を練っているところです。
What time is it in New York? (ニューヨークは今何時?)
と聞くと
The time in New York City, NY, US is 18:17.
と英語で答えるとともに、時計を出してくれます。
How's the weather today? (今日の天気は?)
Here's the forecast for today: (はい、今日の天気はこれね)
とお天気画面を出してくれます。
What's my schedule today? (今日の私の予定は?)
I found 5 appointments: (5つアポイントが入っています)
と言いながら、私のカレンダーに書き込んである予定表を出してくれますし、
Wake me up in 15 minutes. (15分後に起こしてね) というと、
It's set for 10:15 a.m. (10時15分にタイマーをセットしました)
タイマーを勝手にセットしてくれます。もちろん、タイマーは15分後に鳴り出します。
Call English Time. (English Time に電話して)
と私のスクール名を出すと、勝手に私のiPhone に入っている電話帳あkら English Time の番号を探し出してきて、自動的に電話をかけ始めてくれます。
そのほか、日本の人口を教えてくれたり、世界で一番早い動物は何?世界で一番高いビルでぃんぐは?などときくと、
Choking my sources. OK, here you go: (今、調べてるから。はい、どうぞ)
と情報をひっぱってきて、画面に表示してくれます。
さて、この Seri さんに I love you. と話しかけると......
さあ、いろいろなバージョンがお楽しみいただけますよ。
Impossible. (そんなのあり得ない)
You hardly know me. (あなた、私のこと良く知らないじゃない)
I hope you don't say that to those other mobile phones.
(他の携帯には、そんなこと言わないで欲しいな)
All you need is love. And your iPhone.
(必要なのは愛。おっと、それから iPhone もね)
Oh, I bed you say that to all your Apple products.
(アップルの製品に対してそう言うだろうとわかってたよ。)
この Seri さん、今までは英語、フランス語、ドイツ語にしか対応していませんでしたが、日本語バージョンももうすぐできるようですね。
参考サイト:
Siri の使い方
iPhone Siri (英語)
iPhone Seri (日本語)
2011年10月 6日 (木)
皆さまのおかげで『ゼロから驚くほど話せる! 音まねレッスン』の重版が決定し、第2版として先月の末頃から書店に出回っております。
ありがたいことに、書店さんによっては、大きく扱ってくださっているところもあり、売れ行き好調とのこと。下記の写真は、紀伊国屋大阪梅田店さんのお写真です。紀伊国屋さん、ありがとうございます。
POP(本のところにチョコンと飾ってある小さな看板みたいなもの)も『音まねレッスン』重版に合わせて、現在店頭に並んでいるものから新しいものに変わります。(店舗により違うところもありますが)
このPOP、今回は実際に『音まねレッスン』を使ってくださっている皆さんの感想も掲載してあります。私の生徒さんや、読者さんからは下記のようなご報告もいただいていて嬉しい限りです。
◆ 大宮そごうの本屋さん8階に、先生の本が平積みされてました。嬉しくてメールしちゃいました。
◆ 大宮ロフトの上のジュンク堂では、中央の話題の本の一角に平積み、さらに英語のコーナーでは、見本にたくさんの付箋紙が付いて、細かい解説が記入されてました。 嬉しくて、本屋さん巡りしようかなと (*⌒▽⌒*)
◆ さいたま新都心の紀伊国屋さん、平積みでポップが立ってました。スクールはこの近くです、って書いてありましたよ。
◆ 北与野駅前の書楽さん、平積みにはなってたんだけど、ほんの数冊。なぁ~んだ、これだけ?って思ったら、別のコーナーにドーンと大きく展開されていて、CDもかかっていました。POPには、スクールがここ北与野にあります、って出てました。さすがだね!
◆ 本日、紀伊国屋梅田本店に立ち寄りましたところ、川本先生の『音まねレッスン』の本がジャックさん達の音声デモと共に、見やすい目の高さのところに多数置かれていて、とても感激しました。(こちらは大阪からのご報告。ありがとうございます!)
本は買っただけでは、英語はうまくなりません。使いこなして、使い倒してなんぼです。皆さんが口から英語を出して練習していることを望んでいます。よかったら、また感想をこちらにお寄せくださいね。
2011年8月12日 (金)
PHP研究所の雑誌 THE21 で特集が組まれています。
こうすれば挫折しない『社会人になってから英語を身につけた人はどのように勉強したのか?』
その名のとおり、社会人になってから英語をみつけて、ビジネスの第一線で活躍なさっている人々の特集です。
大人になってから英語をみにつけるのはなかなか大変、と思っている方、実はそうでもないんですよ。要は自分がいかに英語学習を生活の中に取り入れるかということがキーポントになってくるようですよ。
この雑誌の中で私が特に気になったのが、立命館小学校副校長の隂山英男氏のお話。隂山氏は50代になってから海外での仕事が増えたことにより、英語を改めて学習していらっしゃるようです。
自分の生活の中で使えそうなこと、これは今度、あの場面で使ってみよう、などとイメージしながら練習するといいみたいですよ。よく使う単語や表現はだいたい決まってくるので、そこをきっちり押さえる。内容を絞って反復学習する。などというところもうなずけます。そして、緩く長く続けることも効果があると、記事にはうたってあります。
その他にも社会人になってから英語をさらに勉強した人たちが登場。それぞれの学習法をおしげもなく披露してくれています。読んでいて、共通しているなあ、と思えることは、どの人も、ある一定の期間、徹底的に勉強しているなということ。私たちもわき目もふらずに、がむしゃらに勉強したら、きっと話せるようになりますよね。よお~し、勉強してみよう!と思わせてくれる雑誌です。時々、こういった雑誌を読みモチベーションを高めることは必要だと思います。
実は、この雑誌、 THE21 では、ちょうど一年前『海外経験ゼロでも英語ができる人はどのように勉強したのか?』という特集で取材陣が私のスクールに来てくれて、掲載させていただきました。この雑誌、皆さん結構お読みになっているようで、それ以来、多くの人から声をかけられるようになりました。
知的なビジネスパーソンが手にする雑誌のようですね。上記、私を取り上げていただいた本は今では別冊バージョンとなっています。
今からでも間に合う!やり直し勉強法
海外経験ゼロでも「英語ができる人」はどのように勉強したのか?
2011年7月 9日 (土)
嬉しいお便りをいただきましたので、ご本人の了解を得て掲載させていただきます。
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英会話が出来るようになりたいと思ってからどの位の時間を無駄に過ごしてしまったでしょうか......。
川本さんの本に出会うまでありとあらゆる英語本に手を出しましたが、どれも三日坊主でした。
川本さんの事を知ったのはTHE21という雑誌でした。それを読んだ瞬間、私が求めていたものはコレだ!!とすごく感銘しました。
まもなく2歳になる子供がいる中での勉強時間の確保は難しいです。川本さんのように4時起床とまでは行きませんが、5時起床でがんばっています。
しかし、子供も一緒に目覚めてしまう日々が続いていますが......。子供が幼稚園に行くまでの2年弱で勉強癖をつけて、子供が幼稚園に行くようになったら耳には常にイヤホンの状態で頑張りたいと思います(笑)。
自分の為にと思っていた英会話。今はそれにプラスして、我が子にとって英会話が普通の環境を目指します。
この決意を忘れないように本日メール致しました。
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お便りありがとうございます。小さなお子さんを育てながら、自分の時間を見つけ、勉強なさっているのですね。育児期間中は、とにかく自分の時間は皆無のようなもの。夜も疲れてぐったりしてしまうでしょうに、そんな中でさえも、目標をもって学習しているなんて、素晴らしいではありませんか?お子さんが幼稚園に行くまでの2年間で 「勉強癖をつける」 っていうところがいいですね。しっかりと地に足がついているのが伝わってきます。そして、その決心の堅さも。
そうですよね。英語学習って時間がかかりますものね。よく、「3ヶ月~半年で英語が話せるようになりたいんです」 ってスクールに飛び込んでくる人もいますが、私は、はっきりと言ってしまいます。「半年では無理ですっ!」 って。そんなにはっきり断言してしまうスクールオーナーもどうよ、と自分で思いますが、でもそれが現実ではありませんか?
どんなにお金をかけても、どんなに強く願っても、それだけでは英語は話せるようになりません。自分でしっかりと練習しないと。そして 「毎日」 というのがキーなんですよね。
私は人よりは歩みがのろい分、他のひとが1年でできることを 3年でやろと決心しました。毎日英語を口から出して、毎日必死になって、3年たったころ、やっと赤ちゃんのバブバブ言葉が出始めました。会話らしくなってきたのは、それからさらに 3年はかかっていると思います。
本を読んでくださってありがとうございます。PHPの雑誌 「TFH21」 を読んでくださったのですね。2010年9月号に掲載させていただいたら、反響が強かったらしく、2011年2月発売の号で再度掲載となりました。
「THE21」 は記事を書いたライターさんが非常に優秀です。普通の人が、普通以上にみえますもの。私は、どこにでもいるごく普通のオバサン、輝かしいバックグランドも学歴もなく、英会話力ゼロ。英会話学校に通うお金すらなかったところかのスタートが、皆さんに共感していただけるのでしょうか?
使ってきた教材はNHKの英語講座のみ。やってきたことは、ともてシンプル。とにかく口をもごもご動かして練習。毎日、何かにとりつかれたかのようにブツブツ。
今でもママチャリをこいでスーパーに出かけ、安売りの服を買い、中年太りに悩む、どこにでもいる人なのです。でも、今年は特にいろいろな雑誌が取り上げてくれたせいか、あちらこちらで声をかけられるようになりました。
先日マッサージに行ったら、担当してくれた人が、
「あの~、ひょっとしてあの川本さんですよね。僕、本持ってます。」
と言ってくださいました。ブログも読んでますって......。 ドキッ!
クリーニング屋さんに行ったら、受付のお姉さんが
「雑誌、見たでぇ!」「あれ?バレた?」「もお、知っている人の顔があったんでびっくりしたで!」
スーパーではレジの人が
「雑誌、読みました。」
喫茶店に入れば、常連客の人が寄ってきて
「この間、雑誌に出てましたよねえ~。」
あげくのはてには、地方に住む息子がメールしてきて
「俺の友達が、あんたさんのこと雑誌で見つけたって言ってたで。何に載ったん?」
あぁ~、世の中、悪いことはできませんねえ。
英語にはまって、ただひらすらにひとつのことに専念してきただけです。ごく数年で見事に英語の階段をかけ上ってしまう人もいる中、私は20年近くかかっちゃいました。まだ極めていません。半人前です。
ディクテーション仲間やこのブログに書き込んでくださる皆さんの言葉を励みにこれからも学習を続けます。80歳になってもまだ同じことを続けているって素敵じゃありませんか?焦らず、長ぁ~く、英語と付き合っていきませんか?
2011年7月 8日 (金)
このお便り、かなり前にいただいていたのですが、お返事が今頃になってしまいました。申し訳ありません!!他にも Q&A いただいていますので、徐々に掲載させていただきますね。皆さん、更新が遅くなってしまってごめんなさい。
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Q 英語学習どこから手をつけたらいいのかわかりません
こんにちは、 先生と同い年の女性です。今年から独学でやり直し英語を始めました。時間までにラジオの前にいなければならないということがプレッシャーに感じるのと、録音機能が無い為にラジオ講座は使っておりません。
まずは話したいようになりたいのですが、あまりお金をかけずに済ませたい為、 使用している教材は20代前半に買って中途半端で終わっている英会話本です。
道案内や食事、買い物等、色々なトピックについて様々な表現が学べるのですが、なにせ発行が30年程前ですから、一部情報が古かったり、添付のカセットの会話は感情が無い棒読み状態で、聞いていても正直楽しくありません。その為、殆ど聞いておらず、音読の練習はしていても、リスニングはできておりません。
さらに、辞書は高校時代の物で、これも30年以上前の発行です。辞書を含め、古い教材には使用期限があり、思い切って買い換えた方がいいのでしょうか?
また、話す、聞く、読む、書くのスキルを均等に伸ばすことが大切だと聞きますが、この件について、先生はどのように思われるのでしょうか?一度に全てを勉強するのは相当に大変な気がするのですが、スキルをひとつずつ極めた方がいいのでしょうか?
冒頭でお話したような教材に関してだったり、勉強法に関してだったり、すでに壁にぶつかってしまったような感じです。おそらく、どんな教材でどのように勉強をしたらいいか、なかなか見出せないでいるのだと思います。経済的な理由から習いには行けませんし、仲間を見つけるまでに至ってもおりません。
A まずは小さな一歩から
話せるようになりたいのなら、口を使って練習
まず、話せるようになりたかったら口を使った練習が必要です。教材は古いものでもかまいません。まずは、お持ちの一冊をしっかり仕上げるつもりで集中すると良いと思います。
音声が棒読みで退屈だと感じるのなら、私なら、思い切って捨ててしまいます。自分が退屈だと思うものでは続かないからです。
話す訓練をするためには、音声は重要です。モデル音声を聴いて音をまねるという作業は欠かせません。「まね」が英会話練習における最初のスタートであるといっても過言ではないくらいです。
辞書は新しいものを
辞書は新しいものを購入したほうが良さそうです。言葉は生き物ですから年々変わったり、新しいものが増えたりします。ネット環境につなげるようですので、ネット上にあるものを利用してみてはいかがでしょうか?
英辞郎 は特にすぐれものです。英語を打ち込めば日本語の意味が、日本語を打ち込めば英語が出てきます。最新の言葉にも対応していますし、例文も豊富です。こんな辞書が無料で使えてしまうなんて信じられません。
また英英辞書では下記をよく利用します。
OneLook Dictionary Search
英単語を打ち込むと、ネット上にあるいろいろな辞書にジャンプすることができますので、辞書の読み比べができます。辞書によっては微妙に定義や言い回しが違っているので、英文を読む勉強になります。
いずれもネットにある辞書はインターネット接続さえあれば無料で使えるので有り難いです。
4技能を高めるには繰り返し
話す、聞く、読む、書くの4技能を高めるには、やはり繰り返しの練習と長い年月をかけての学習が必要です。私は、まず、「聴く→真似して口から出す」 という作業を、英語学習のはじめに取り込みました。徹底的な 「英文まね学習」 をし、聞く、話すを強化してきたのだと思います。
やがてディクテーションという訓練を学習の中に取り入れました。これは聴こえてきた英文を書き出すという作業です。これによってリスニング力が飛躍的に伸びたのと、「書く」 という力がついたと感じています。さらにディクテーションは文法力も伸ばすのだと気づいたのは、だいぶ後になってからです。文法力があると文章を完成させる力、聴こえてこない音を想像して汲み取る力が生まれます。
私が基本的にやってきたのは、聴いて、まねして、ディクテーション、この3つの作業だけです。
読み、書きについては、現在、強化法を見つけているところかもしれません。自分に興味のあることでないと続かないので、私は、e-mail を読んだり書いたりということに今は特化しています。ボランティア通訳などの仕事が非常に役にたっています。OJT, on-the-job-training みたいなものですかね?観光ガイドや姉妹都市交流事業の連絡係りのようなものをやらせていただいているので、海外から入っている英文を読み、理解し、翻訳し、さらには、先方に英文を書き、こちらの意図とすることを伝えるという作業をしながら強化しています。
つまり、4技能を伸ばすのは当たり前のことですが、とっても単純な作業の繰り返ししかないと思うのですが、いかがでしょうか?
◆ 話す → 英語をとにかく口から出す。モデル音声のまねをするのが一番。
◆ 聞く → 英語に耳を傾ける。ただし聞くだけではダメ。聴いたら口からまねして出すか書き出してみる。
◆ 読む → 英文を読む。自分に興味のある話題なら飽きない。
◆ 書く → 誰かにラブレターを書くなんていかがですか? あれ?そんなことできない?では、友人に英語で手紙を書くのです。書くことを強化したかったら、やはり書くしかありませんね。どうやって英文友達を探すかですって?今はインターネットという便利なツールがあるではありませんか。世界には日本のことを知りたがっている人、たくさんいると思いますよ。昔でいうならペンパル、文通友達とでもいうのでしょうか。
いずれにしても、憧れを憧れだけに終わらせず、実現させていくのは、私たちの小さな一歩とその積み重ねにかかっていると思いませんか?ご質問者さん、私と同い年? 「アラフィフ」 ってやつですか?(こんな言葉も昔はありませんでしたね) 若い、若い!私たちの人生、これからじゃありませんか!?
2011年6月22日 (水)
下記の文章は、読者の投稿メッセージからです。私の過去とかぶるものがあったので、新規のブログにしてみました。
Q
どうせ私なんか......、この気持ちどうしたらいい?
さなえさんを知って私に足りないのは、英語ではなく、自己管理、意思の強さ。私も3人の子育てをし、英文科卒でもなく地方に住み、留学経験もなし ネイティブなんてどこにもいない。どうせブスだし。。。 小学生の頃見た、アテンションプリーズ。 あこがれのスチュワーデス。 募集要項には容姿端麗の文字が。。速攻あきらめてしまいました。
でも英語へあこがれも捨てきれず、いつかいつかと。。 続かない自分にまたまた自己嫌悪。 自分が大嫌いに! 言い訳ばかりしていた自分。 今年で50歳。何か変わりたい。 独身時代から英語が話せたらと 曖昧に漠然と思っており、英会話スクールや 書店が開けるくらいの英語書籍。『聞くだけで〜』とか、『中学からやり直す』、など数々のうたい文句に惹かれ購入。通信も申込、ほこりまみれ。惚れやすの飽きやすの自分をつきつけられ、いっその事英語をあきらめ、全部捨ててやろうかとも。。
生まれた子供に高価なキャラクター英語システム。費やしたお金でアメリカ留学が軽く出来そうなぐらい。それなのに、英検準二がぎりぎ、TOEIC300点前後。もちろん 英会話はできません。
いつも三日坊主。 再び自己嫌悪。押し入れに積み込んで捨てられない教材の山。本屋で英語の教材を見つけては、今度こそはと買ってしまう 悲しい性。あ"ーーー貴重な1日がまた過ぎてしまう。
A
自分を好きになってあげてくださいな
とっても楽しいメッセージをありがとうございます。ちょっと失礼かとは思いましたが、ところどころでニヤニヤしたり、プッ!と吹き出したりしてしまいました。ごめんなさいね。
実はね、私も、「どうせ私なんかね!きれいな人はいいわよねえ。それだけで周りがチヤホヤしてくれて......」、なんて考えていた時期がありました。「あの人、いいわよね。頭がいいんだから、英語なんか話せて当然よ。」とか、「留学したことあるんでしょ。ふん、話せて当然じゃない。」「えーっ、毎月、そんなにお金払って英会話学校に通っているの?お金持ちは何でも自由にできていいわよねえ。」などなど、人に対するねたみも人一倍持っていたかもしれません。
あるとき、こう思ったのです。どんなにブスの要素を持っている人でも(←この言い方変ですね、でも言わんとすることをわかってね)、身だしなみを整えて、着るものに注意し、お化粧をし、姿勢を良くして、前向きに明るく話す人って、きれいに見えるんですよ。輝いて見えるのです。不思議ですね。
美しい人って、もともとの素地も良いのかもしれませんが、それなりにきれいになることに目標を置き、努力しているのだと思います。運動して身体の線を保ったり、お化粧下地にこだわって手入れをきちんとしていたり、自分が一番きれいに見えるお化粧の仕方や髪型を研究したり......。自分にどんな洋服が似合うか、どんな話し方をしたら魅力的に見えるか、などいつも考えて、自分の好きな自分、お気に入りの自分の姿に近づけようと努力しているのだと思います。
それを素直に認めて、きれいな人は、きれい!って心から思える自分を発見したとき、とっても心が軽くなったのを覚えています。
書店が開けるくらいの英語書籍もお持ちなんですね?これもよくわかります。私も書店に足をむけると、すぐに4千円、5千円の買い物をしてしまっていた時期がありました。結局、買うとそれだけで満足して、本棚にしまって、一度もページをめくらない本もありました。そして、私ってダメね、、、と落ち込む始末。
ある時から、NHKの英語講座に集中するようになったら、本屋で立ち読みする時間がなくなったのです。NHKのテキストだけ手にしたら、さっそく中身を開いて、1ヶ月分の日本語の部分を先に読んでしまっていました。そして、「ふぅ~ん、今月はこんなストーリーを英語で話しているのね、じゃ、真似だけでも上手にできるようにしましょ!」と番組を楽しみに待つ私がいました。あとは、ひたすら口を使って練習を続けました。いつかは私の言葉でこんなふうに話せたらいいな、と夢みて繰り返し練習しました。
そんなことをずーーっと続けていたら、少しずつ私の英語も、ものになってきて、英語が話せるようになると、それに比例して、何だか他の人のことも素直に認めることができたのです。英語が話せるようになった人は、留学したからではない。お金をかけたからでもない。その人がそれなりに努力したからだ、と認め、ねたみではなく憧れるようになりました。
きれいな人はきれい!優秀な人は優秀!って心から思うと、不思議なことに、きれいな人が仲良くなってくれ、きれいな人と仲良くなれると、そんな人を友達にもつ自分の鼻が高く、「いいでしょ。私、こんな美人と仲良しなのよ。」 と誇りに思ったものです。優秀な人も私の足りない部分に手を貸してくれるようになりました。お徳感がありますよね。頭の良い人と話していると得ることがたくさんあります。
こうなると、人間関係っておもしろい、コミュニケーションっておもしろい、と思うようになり、ますます英語へとのめりこんで行く私がいました。英語って不思議な力をもった言語です。自分を前向きに変えてくれるのです。
英語学習が私の世間に対する偏見を矯正してくれ、物事の見方を変えてくれたのです。ねたみはなくなり、憧れ、羨望を抱くようになり、自分ももう少し頑張ったら、ひょっとしたら、変わってきれいになれるかもしれない。英語ももう少し話せるようになるかもしれない。そう考えるようになりました。
それと比例して、ダメでも何かに向かって努力している自分のことが好きになっていました。語学学習って、どこかで自分を好きになることでもあるのかもしれません。自分を好きになったら語学も伸びるのです。乱暴な結論のようですが、ホントだと思いませんか?
自分はダメだ、ダメだという気持ちを捨てて、「もしかしたら私にもできるかも」 「私だってやればできるじゃない」 「私ってひょっとしたら素敵かも」 と自分のことを認めたら、きっと違った世界が見えてくるはずです。
2011年4月 8日 (金)
3月11日に起きた「東日本大震災」から早くも 1ヶ月がたとうとしています。あの日から時計が止まってしまった人も多いでしょう。
壊滅的なダメージを受けた被災地が、着実に復興に向かっていると信じ、今日よりも明日、明日よりもあさってと少しでも明るく、暖かい日がくることを願っています。そして心に傷を負ってしまった皆さま、その傷が少しでも癒えますよう、心からお祈りしております。
さて、街中ではあちらこちらで義援金の呼びかけを見かけます。
英語を学習中の皆さん、英語にからめた義援金というのはいかがですか?
東京、御徒町駅の近くにある 英会話スクールオアシス では、チャリティーイベントを開催します。
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<12時間ノンストップの英語づけ「イングリッシュマラソン」>
日時: 4月17日(日) 9:00 a.m. - 9:00 p.m.
料金: 5000円 途中参加、途中退出OK
イベントの参加費は、すべて義援金として、東北地方の被害を受けた方に寄付されます。
========================================================
発案者は、英会話オアシスのトップ講師 Jamie さん。
オーストラリア出身の彼は、かつて NOVA で働いていたことがあります。NOVA に上野広小路校というのがありました。最後には上野校と合併し、NOVAのなかで、最後までレッスンを続けた数少ない学校のひとつでした。なぜ最後まで続いたか。最大の理由は、無給のなかでも教えることに情熱を持ち続けた先生が多くいたからです。
そのひとりが、Jamie さんでした。こんなイベントを考えるのも、彼ならではだな、と妙に納得してしまいました。ハイ、私もお会いしたことがあります。とてもフレンドリーで温かみを持った Jamie さん、ハンサムで人気のある Phil さんなど、英語オアシスのインストラクターたちに会いに行ってみませんか?日本を恐れてぞくぞくと外国人が自分の国へ帰っていき、講師不足を訴えているスクールが多いという昨今、こんなイベントを開催するスクールもあるのです。
「イングリッシュマラソン」 とありますが、マラソンはしないそうです。お題が出て、写真を撮りにいくフォトオリエンテーリング、Videoレッスン、Gameなど、英語オアシスでの、人気があるレッスンをいろいろ盛りだくさんに行うそうです。
英語オアシスの皆さん、朝の9時から夜の9時までボランティアで働き、ご協力くださった皆様のイベント参加料をすべて寄付するという仕組みですね。
お問い合わせは 英会話スクールオアシス へ
参考ブログ こちら
2011年4月 3日 (日)
東京近郊では一部の地域を除いて物資も比較的通常に手に入るようになりましたし、計画停電をのぞいては、人も普通に生活できるようになりました。電車も動いています。節電のためにエスカレーターが止まっているところは多いけれど、人々の足並みはいつもの平和な日本へと戻ってきています。皆さんのところはいかがですか?
東北地方は、まだまだでしょうねえ。昨日、仙台の友人から連絡が入り、やっとガスが復旧してお風呂にゆっくりと入ることができた、と言っていました。この人、何を頼んできたと思います?
本屋がめちゃめちゃでまだ当分営業しそうにない。NHKのテキストが手に入らないから送ってくれって......、郵便事業は復活したからって......。何だか涙が出てきてしまいましたよ。
「英語の勉強が手につかなくなってしまった。」「何だかやる気がなくなってしまった。」という声を多く聞きます。私もそうです。何だか力を抜かれてしまったような、そんな出来事でした。でも、被災した地域の人が、「NHKのテキストが欲しい!」って言うんですよ。
もう、自転車すっ飛ばして、本屋と郵便局に走りましたよ。郵便局の人が住所を見るなり、「この地域にはまだ......届くかどうかわかりません。配達困難地域に指定されていますので......」 と言うので、「大丈夫です!ここにお住まいの方が、郵便物が届くようになったから、と言っていました。」 と言うと、郵便局の方も、「そうですか!」 と顔が明るくなり、「早く届けたかったら、こちらがいいかもしれませんよ。」 なんて声をかけてくれました。
さ、そろそろ私も勉強に戻ります。皆さん、いつもの自分を取り戻しませんか?
2011年3月26日 (土)
311 これを three-one-one と呼ぶかどうかはわかりませんが、911(nine-one-one) があるからひょっとしたら......。
東北地方太平洋沖地震、あれから2週間もたったなんて信じられますか?
時計が止まっている人、多いですよね。
ずいぶん長いことブログの更新をさぼってしまってごめんなさい。
世界中から集まってくるお見舞いメールや無事メールの翻訳作業に追われていました。
皆さん、ご無事でしたか?ご家族、ご親戚、ご友人、知人、皆様の周りの方がご無事であったことを祈ります。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。残念な結果となり悲しんでいる人が多くいる中、ブログを書くのは何だか罪悪感させ感じるのですが、お許しくださいね。
私ですが、ちょうど地震のときはシンガポールからのお客様をガイド中でして、ちょっと遠出をしておりました。バスの中で14時間過ごすことになろうとは、ゲストも私も当然考えておりませんでした。都内に戻ったところで、自宅までのルートがなく、自宅には家を出てから36時間ぶりくらいで戻りました。でも無事でしたので。
さらに、地震とは関係なく、ドジなことに転んで右肩をいため、三角巾でつっておりました。タイプがうまくできなくて、一時は左手だけで頑張っていたのですが、さすがの私もスーパーウーマンにはなれませんでした。でもいつまでも三角巾は目障りなのでさっさとはずして、リハビリかねてタイプ打ちはじめました。
さて、このサイトは英語関連ですので、地震のあとに届いた英文メールをご紹介しますね。これは実際に私のPCに入ってきた個人メールの一部です。皆さんの何かのお役に立てれば幸いです。
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I heard about the big earthquake. Are you OK?
大地震があったって聞いたけど、大丈夫?
I have tried to call you several times...... but was not able to get through on your cell phone. Where are you???? Are you OK?
何度も携帯に電話しているんだけど、通じないよ。どこにいるの?大丈夫か?
I am really thinking of you.... Wishing you and the family health and safety....
あなたのことをすごく考えているわ。あなたとあなたの家族が無事でありますように......。
Just checking to see if you are alright or not. Please let me know when you can.
君が大丈夫かどうかチェックしている。手があいたら連絡して。
I have been watching the news from Japan and have been very worried about everyone there. Are you and your families ok and safe??? Please let us know how you are.
日本からのニュースを観てとても心配しています。あなたもご家族も無事??どうしているか連絡ください。
We having been following the news about the terrible disaster in Japan and are hoping you are OK. Let us know when you get a chance that you are fine. We are wishing you well!
日本のひどい災害のニュースを観続けながら、あなたが大丈夫だろうかと考えています。時間があったら連絡ください。無事でありますように。
Are you and your family and friends all safe and well? I worry so much for everyone there. The news footage looks terrible. I feel so helpless. I wish I could be there to comfort you.
あなたや家族、友達、みんな無事ですか?とても心配しています。ニュース映像はすさまじいね。自分の無力さ感じるよ。そこにいて慰めの言葉をかけてあげられるといいんだけど。
Are you OK? How about your school? My office and our house are a shambles but no serious damage.
大丈夫かい?スクールのほうはどうだい?僕のオフィスはメチャクチャだけど、大きな損害はないよ。
Good to hear that you're ok. We keep on praying for Japan's safety and recovery.
君が無事だってわかってよかった。日本の安全と復興を祈っています。
So glad to read you were not injured or anything - hope all people you know are fine.
あなたが怪我も何もしていないってわかって嬉しいわ。あなたの知っている人たちも全員無事だといいわね。
So nice to see you are still online and things are good for you... Hope things get better over there soon... pretty scary right now.
あなたが、まだオンラインでつながっていて無事だってわかってよかった。事態が良くなるといいね。今はかなり恐ろしい状態だけど。
I'm glad you eventually got back. I heard from another friend, who lives in Urawa, that it was so hard to get on a train. Anyway it's great that you're safe. Do take care!
やっと戻れたって聞いて嬉しいわ。浦和に住んでいる人に聞いたら、電車に乗るのがすごく大変だって言ってたけど。ともかく、あなたが無事でよかったわ。気をつけてね。
I am happy to know things are fine. I am still concerned about the Daiichi Nuclear Power Plant. The entire northeast section of Japan is so devastated. The suffering is unbelievalbe. It took 10 years to rebuild Kobe after that terrible quake, but this one looks like it will take forever. Such terrible devastation.
大丈夫だってわかってよかったわ。まだ第一原子力発電所のことが気にかかるけれど。東北地方は壊滅的ね。被災者は信じがたい事態だわ。神戸の地震のときは再建するのに10年かかったけど、今度のは気が遠くなるようだわ。こんな大規模な荒廃ってあるかしら。
If you need anything let me know.... I am praying for everyone there and hoping all are ok. Seeing a lot of pictures on the news it is so sad. Love from U.S.
何か必要なことがあったら教えて。そこにいるみんなのために祈っています。ニュースの映像は悲しすぎるわ。アメリカから愛をこめて。
I read this morning in our newspapers that the radiation level in Saitama is 40times higher than normal. Sanae, please take care and be safe. We can't know and don't know what you can do but do whatever you can and to be safe... Come to singapore for a few weeks if you want. Stay with us just till the nuclear situation stabilizes...really. I'll send you the ticket, just say so.
今朝、新聞を読んだら埼玉の放射能レベルはいつもの40倍だっていうじゃないか。さなえ、気をつけて。安全にしていなさいよ。何をどうしたらいいのかわからないけど、とにかく無事で。よかったら、数週間シンガポールに来たらどうだい?放射能問題が落ち着くまで、こっちにいたらいいじゃないか。本当に...。チケットを送るから知らせて。
I pray for you and your family that things don't get worse as they are already. If necessary you all are very welcome in my home.
事態がこれ以上悪くならないことを祈っています。もし、必要があれば、私の家へ来てください。
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有難いですね。もちろん全国に住んでいる日本人の友人からもたくさんのメールをいただきました。皆さん、ありがとうございます。
世間の買い物合戦にすっかり乗り遅れた私。そんなとき京都の友人がメールをくれました。「何か送るものなぁ~い?」って。私はすかさず彼女の好意に甘えて、「テュシュペーパー、乾電池、懐中電灯、納豆」を送ってとお願いしました。スーパーの棚、商品によってはガラガラなんですよ。皆さん、同じようなことを考えるようで、乾電池、懐中電灯は関西方面でも入手困難になっているとか。友人は自分の家の懐中電灯を送ってきてくれました。
計画停電があるので、夜、真っ暗な中授業をすることもあるのです。生徒はそれはそれで結構楽しんでくれていますが、用意してあった懐中電灯一本では全く間に合わず、友人にヘルプを申し出たのでした。友人は、ついでに食料品もどっさりと送ってきてくれました。良い友達がいて涙、涙、涙なのです。
息子は今、仙台へ復興のお手伝いに行っています。
皆さん、それぞれストーリーをお持ちだと思います。大丈夫ですか~~??ご無事な皆さん、この際ですから、英語のこととは離れてもかまいませんので、お声を聞かせてくださいね。
2011年1月 6日 (木)
朝日新聞、1月4日付けに、「実践ビジネス英語」の講師、杉田敏先生のお話が掲載されていました。皆さんお読みになりましたか?
読めなかったという方のために、かいつまんでちょっと説明を。
「英語力、今年こそアップ!」というタイトルで始まるその記事。キーワードは
話して聴いて恥かいて
となっていました。うぅ~ん、まさしく端的にまとまっていますね。これぞ究極の学習方法かもしれません。朝日新聞の記者さん、さすがに記事のまとめ方、抜群です。杉田先生いわく、
まず、目標をもつこと
目標を持つことは上達の第一歩なんだそうです。杉田先生の番組を聴いている人はビジネスに従事している人が多いかもしれません。そんな人は、英語でプレゼンをしたいとか、仕事で渡り合っていく英語力を身に付けたい、などの高度な目標を掲げるでしょうが、私たちの目標は、まずはもっと身近なものでかわまないと思いませんか?例えば
・ 道に困っていそうな外国人がいたら助けてあげられる英語力を身に付けたい
とか
・ 海外旅行に行ったとき、少しでも現地の人と会話ができるようになりたい
まずはそんな目標でいいのです。そこが到達できたら、また次の目標を掲げればいいのです。以前にもお話したことがあるかもしれませんが、私の大人の生徒の一人は、俳優のレオナルド・ディカプリオの大ファンで、彼が日本に来たときに会って Hello! が言いたいからと英語を始めました。
いくら英語がわかっていても、実際に外国人を目の前にして話しかけられるとごくごく簡単な英語が口から出てこない、ということはしょっちゅう。私なんて、How are you? と聞かれて、I'm good! のひとことが出てこないことよくありましたヨ。ニコニコ笑って首を立てに振っているだけの私がいました。
さて、私の生徒さん、ディカプリオに会ったとき Hello! が言えるようになるくらいの英語が達成できたら、次々と目標をあげていき、気が付いたら自分が英語講師になっていました。今では国際ニュースのディクテーションをし、世界のニュースを英語で理解するまでになりました。
目標を近場におき、ひとつひとつクリアしていくというのも良い方法だと思います。ですから何もたいそうな目標でなくてもいいのです。身近な目標を見つけてみませんか?さて、目標がみつかったら、次は
ロードマップの作成
いつまでに、どの程度できるようになりたいかの道筋を作るのですね。そのためには自分の「現在地」も知らないといけません。目標が決まり、目標地点までの地図が描けたら、それにむけて次の戦術に出ます。
サンマ
だそうです。ここで、へっ?サンマって何?ということになりますよね。
時間、空間、仲間
3つの「間」です。勉強する時間をみつけ、勉強する場所を確保し、勉強する仲間を見つける、ということでしょうかね。ここに集まっている人たちは、すでに「仲間」は確保しているわけですから、あとは時間管理と場所ですね。
杉田敏先生は、夜11時に寝て午前4時過ぎに起きるんだそうです。そういえば私も、どうしても自分だけの時間が欲しくなって、ある時から、午前4時起きをするようになりました。朝4時~6時が私だけの大事な学習時間となり、この間に集中して勉強しました。その他にも時間を捻出するために、TVをあまり観なくなりました。近所の人とのおしゃべり、友人とのランチ、お茶を思い切ってカットしてきました。
歩いているとき、自転車をこいでいるとき、電車の中、待ち合わせのちょっとした時間はすべて学習時間となりました。家事をしている間も、お茶碗を洗いながらブツブツ、洗濯物を干しながらブツブツ、掃除機をかけながらブツブツと英語を唱えていました。
他にも次のようなアドバイスが掲載されていました。
・ 英文を見ないで耳で聴く。英文を読んでしまうと、自分のしゃべり方の癖が耳に残っていて、自然な発音を真似できなくなってしまう。
・ 自分の実力よりも少し難易度の高いものに挑戦し、背伸びをする。
・ 英語がうまくなりたい、と家族や友人、同僚たちに宣言する。
そして最後のコツはコレ!
間違えて、たくさん恥をかく
私もたくさんの恥をかいてきました。失敗をした分だけ、恥をかいた分だけ英語力は伸びるのかもしれません。機会がありましたら、図書館などで朝日新聞のバックナンバーをお読みになってみたらいかがでしょか?電子書籍があたりまえになりつつある昨今ですが、新聞を手にして読むとまたズッシリとしたものが伝わってきて、あぁ、やっぱり紙媒体もいいなあと思うこの頃です。
2010年12月 2日 (木)
今週の月曜日、長野の英語学習者の皆さんが呼んでくださり、ワークショップをしてきました。自分たちでサークルをつくり、英語を勉強している学習グループです。公民館に場所を借り、毎週1回集まって勉強しているそうです。
口コミでサークル外の英語学習仲間や英語を教えていらっしゃる講師の皆さんも集まってくださったそうで、多くの皆さんのお顔を拝見することができました。企画、運営してくだり、お声をかけてくださった方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
皆さんにお目にかかれてとても嬉しかったです。特に英語を指導するという立場にたっていらっしゃる方がさらに英語を磨いている姿を拝見し、感心しました。私は日頃から、「英語の先生たち、生徒に教えるだけでなく、もっと自分自身の英語にも磨きをかけましょうよ」と思っています。
指導者は同時に学習者でもあるべきだと思うのです。そうすることによって初めて学習者の気持ちがわかります。
それと、もうひとつ印象に残ったこと。あるおひとりの方、ご主人さまの転勤で海外に5年間住んでいたそうです。アメリカに5年も住んでいたら英語ペラペラなんでしょう?と人から言われるのが辛い時期があったそうです。日本に帰ってから英語の勉強を本格的に始めたとおっしゃっていました。以前は、人前で英語を話すなんてとんでもなかったんだそうですよ。
・ 英文科を卒業しているから英語が話せるんでしょう?
・ 海外に長年住んでいたから英語はペラペラなんでしょう?
・ だんな様が外国人だから英語は問題ないでしょう?
よく耳にしますが、それでも話せない人は話せないのです。でも、それがどうしたのでしょう?英語を話したいと思ったら今から始めればいいだけのことです。英語が話せないのは別に恥ずかしいことではありません。
英文科を卒業しても、会話の練習をしてこなかったら、英語は話せないのは当然です。海外に長いたと住んでいても日本人社会の中にいたら、話せないまま帰国したっておかしくありません。だんな様が英語圏の人でも、彼が日本語を話せたら英語は必要ありません。
何も恥じたり、隠したりすることはないんですよ。
私は英語が話せない、だから勉強しているのです。
それでいいじゃありませんか!?私は英語を18年勉強していますが、まだ完璧ではありません。ネイティヴ同士が話をしていると何を話しているのかわからない、なんていうことはしょっちゅうあります。自分の言いたいことが言えなくてもどかしい思いをすることもたくさんあります。
だから勉強しているのです。
皆さん、一緒に学習しましょう。
長野の皆さん、本当にありがとうございました。数日後にりんごがひと箱届きました。とってもおいしくいただいています。これからも、全国にいる英語学習グループの皆さんにお目にかかってみたいです。お気軽にお声がけくださいね。
2010年8月 8日 (日)
私は Tokyo Free Guide というところに所属して、日本に来る観光客に東京やその近郊をご案内する、ということを時々しております。
この仕事、ボランティアなのですが、とても価値のあるもので大好きです。私にとっては、とても良い息抜きにもなるのです。仕事から離れ、おしゃべりをし、外国人観光客から見た新しい日本、東京を発見することができます。
観光客からよく聞く言葉は日本はとても clean だということ。街の中にゴミが散らかっていないというのです。それから地下鉄がとてもきれい!シャワートイレに感激!
先日は Tokyo Free Guide のイベントがあり、イスラエルからのお客様4人を日本庭園にご案内しました。Tokyo Free Guide のメンバーがお茶のお点前を披露し、ゲストは浴衣の着付けを体験。
このイスラエルからのゲストも「どうして街の中にゴミ箱がないの?そのわりには散らかっていなね」と言ってきました。「え?あるわよ。駅にはどこにもあるし、コンビニの前にもある、デパートの入り口にもあるわよ。」というと、イスラエルでは街のいたるところにあってものを捨てたいときに捨てられる。そのゴミは市の職員が収集してあるいているというのですね。庶民レベルの文化の違いを知るのにも一役かっています。
この仕事を通して知り合った各国からの人たち、最近では、日本に来ることが決まると必ずメールをしてきます。このサービスを体験した人の友人が日本に来るというときも、案内してあげてくれない?とメールをいただくようになりました。こうして知人が増えると夢も広がります。
人生、これからです。
Tokyo Free Guide は今まで希望する人は誰でもなれたのですが、法人化にともない試験制度が導入されました。といっても語学力よりも相手の意思をどれだけ汲み取ってホスピタリティーを持って接することができるかことのほうに焦点を置いています。
ただいまちょうど新ガイド募集を締め切ったところなのですが、年に何度か募集がかかりますので、皆さんも今度挑戦してみませんか?あるいは、いつかは活動する日を夢見て勉強しませんか?
2010年6月29日 (火)
長年大人にレッスンをしてきて感じていることです。プライペートレッスンよりもグループレッスンを受けている人のほうが伸びます。さらに、レベル分けをせず、同じクラスに違ったレベルの人が混じっていたほうが伸びるということを発見しました。
英語力が下だと思っている人は少しでも自分より上の人の英語に憧れます。もう少し頑張ればあの人のように話せるようになるかも、と、「手が届きそうな近くの目標」ができるのです。英語力が上の人は下の人が必死になって勉強し、ヒタヒタと追いついてきそうな足音が聞こえてくると、追いつかれては困る、とさらに勉強するようになります。こうして相乗効果が生まれ、全員が上達します。
ただし、レベルが違う人を混在させた場合、気をつけなければいけないことがひとつだけあります。それは特に講師側が注意しなければいけないことなのですが、クラスの雰囲気作りが大事になってきます。
◆ 英語初級者の人が上の英語中級者・上級者に憧れるのはOK。でも上の人を羨んではいけません。
◆ レベルが上の人は下の人の英語を決してバカにしてはいけません。
レベルが上の人は、英語初級者の人の英語を聞き、私にもあんな時代があった、あの頃に比べたら少しは私の英語もまともになったかも......と思ってくれればいいのです。そしてさらに、下の人に対して、「わかる、わかる、その気持ち。一生懸命やっているのに言葉が出ないのよねえ。私も昔はそうだった。」という感情を抱き、手助けをするようになります。手助けをすることによってさらに英語力が伸びます。
こうしてクラスの中に相乗効果が生まれると、もうそのクラスは放っておいても伸びていきます。レッスンをしていても、どういうわけか、講師が説明するよりも、ちょっと上の人が、「こうだから、こうなるのよ」と説明してくれるとすんなり納得するようです。
私が実際に教えているクラスに、英語を主婦になってから再び始め、今は講師になってしまった人が何人かいます。講師になってもさらに学びに来てくれています。
さて、英語力が下だと思っている人は、英語力が上の人に対して足を引っ張って失礼になってしまうのではないかと躊躇してしまうことが多々あります。しかし、英語は少しレベルが高いかなと思うところにくらいついていった人が結局は伸びます。上の人の胸を借りて、おじゃまかもしれないけれど、おじゃまにならないように一生懸命勉強しますから、このクラスに置いてください、と思える人は伸びます。
その反面、お邪魔虫になってしまうからダメ、と考えるその気持ちの裏をよく見つめてみてください。自分が恥をかくのが嫌、足を引っ張ってしまうから迷惑になるかも、と思うその心のどこかに、あんな上手な人たちと一緒にやるのは嫌、自分が惨めになるから、という考えはありませんか?
英語は惨めさにぶち当たり打ちのめされて、恥をたくさんかき、失敗を繰り返し、それでも踏ん張った人だけが上にのぼっていけるのです。遅かれ早かれ、結局はその過程を乗り越えた人だけが英語が話せるようになっていくのかもしれません。
そして、そんな思いを乗り越えて英語が話せるようになった人は、あなたの苦しみをよく理解してくれているんですよ。だから思い切って胸を借りていいのです。
2010年6月12日 (土)
ある読者の方からメールが届きました。ご本人の許可をとって下記にご紹介させていただきます。皆さん、この方に励ましのひと言、いただけませんでしょうか?同じような思いをしている方、いませんか?お声を聞かせてください。
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サナエさん、こんにちは。いつも楽しくブログ拝見させていただいております。久しぶりにメールをさせていただきました。私ごとですが、4月からラジオ講座2年目を迎えました。そして、会社の人と実家の母親にもサナエさんの本をプレゼントしました。会社の人は、ラジオ講座を録音し、ipodに入れて、おうちでお風呂に入りながらレッスンをしているそうです。
さてさて、私、会社を辞めることを決めました。
私の勤める会社は数年前に外資系となり、英語が必須となってきたのです。突然上司がアメリカ人となり、それをきっかけに英語を勉強し始めました。
べっこり凹むことはあっても歯をくいしばってがんばってきました。しかし、英語ができないと、昇進も昇給もないと言われてしまいました。そして今の私のポジションには英語のできる人が来ることになり......、私は必然的に異動だそうです。理由は英語ができないから......。結局、経験より英語能力という壁を越えられませんでした。
すごく悔しいけど、これが私の今の現実です。今の会社の組織の現実です。
ただ、すごく悔しいから、これからも英語学習を続けていきます。せっかく、続けると自分で決めたから。仕事をやめるから、必要なくなるから、英語学習もやめるというのはイヤなのです。
こんなに英語に対してコンプレックスを持ち、英語ができないことに対して、イヤな思いをし、悔しい思いをし、凹んだり、大嫌いにもなり、涙したけれど、でも、サナエさんの本と出合って、英語を本気で勉強する!という気持ちを持たせていただき、こんなにも英語をがんばりたいと思ったのは、サナエさんのおかげです。そして、ブログを拝見し、DHCでナマのサナエさんに会い、こんな風にメールをさせていただいて、これからも続けていこうと思えるのは、サナエさんのおかげです。本当に感謝しております。
ゼッタイに、話せるようになってやるーーーー。
英語がなんだーーーーー!!!
ダーリンは外国人の作者の方のエッセイをご存知ですか?
「英語ができない私をせめないで!I want to speak English」
すごくおもしろいです。世にでている英語学習の全てを体験したんじゃないかと思うぐらい。最後の最後に行き着いたところは、NHKのラジオ講座だそうです。そしてそれは今も続いているそうです。
そして最後に書いてあったことは、英語習得のコツは「地道な努力」と書いてありました。
だから、私も「地道な努力」をしていきます!
これからも、サナエさんとNHKについていきます!!
読んでいただき、ありがとうございました。
2010年5月 9日 (日)
『Twitterで英語をつぶやいてみる』(NHK出版)
石原真弓先生の新刊です。
Twitterブームですね。私も最近人にすすめられて始めてみました。この本は Twitter を使って英語学習に活用してみましょうという本で、使える簡単な表現がたくさん出てきます。
英語を使う機会がないと嘆かずに、一日一行コメントでいいから実際に英語を毎日使ってみませんか、と呼びかけています。良いことたくさん書いてありますよ。英語学習者が読むとモチベーションがあがります。
- 習慣化するにはハードルを高くしないことがポイント。
- 完璧な英語にこだわるより、相手に自分のいいたいことを伝えようとすることのほうがずっと大切。
間違いを恐れないでどんどん使っていきましょう。使っていきながら学んでいけばいいのです、というメッセージがたくさん込められています。
「使えるフレーズ集365」も最後のほうについていて、この部分を読むだけでも、ああ、こう言えばよかったのか、と勉強になります。それにしても石原先生、きれい~。うっとりしてしまいます。
700円。本のサイズも厚さもちょうどよく、バックの中に入れて持ち歩くのも苦になりません。ちょっとした空き時間にペラペラとめくるのにピッタリ!読みやすくまとめてあり、編集者の質の高さもうかがえる一冊です。
2010年3月24日 (水)
先日本屋さんへ行ったら、雑誌、AERA English の別冊バージョン English Again とNHK英語でしゃべらナイトが並んでいました。
実はこちらの 『NHK英語でしゃべらナイト 2010年05月号』 のどこかにも私が登場させていただいています。
実はこのときのおもしろいエピソードがあるんですよ。
取材前に電話がかかってきました。写真撮影があるのですが、春に出る雑誌なので、お洋服は明るい色でお願いします。黒、紺、茶は着ないでください、とのことだったのです。
実はですねえ、私、明るい色の服を一着も持っていないのです。洋服ダンスを開けると、黒、紺、グレーばかり。今まで取材で撮られた写真を見てみると、大抵黒か紺の服を着ています。この色が私自身落ち着くのです。
で、仕方なく明るい色の服を求めて買いに走るという出来事がありました。私にしてはとても珍しい色で、周りの人からは、アラ!?歳をとったんだから、どんどん派手な色を着ないとね、と言われております。ハイ!
2010年3月21日 (日)
英語を使ってまた輝きたいと思っていらっしゃる方必読の雑誌です。もうすでに何人かのかたが先にコメントしてくださっていますね。本屋さんでみつかちゃったという感じです。あはっ!
この雑誌、素敵な表紙で思わず手に取りたくなってしまいます。気になる雑誌ですね。「プレミアム世代のための英語やり直しガイド」 というタイトルがついています。たまにはこんな本を手にして英語を使って活躍している人たちの姿をのぞき、モチベーションにつなげるのもひとつの手です。
ああ、こんな風に活躍しているんだな、こんな風に勉強してきたんだなという記事を読むと参考になります。英語を使ってもう一度輝きたいと思っているあなたにおすすめの雑誌です。
実は私の大人の生徒さんもひとり掲載されています。彼女、私と同じ学習方法で英語の講師になるまでのぼりつめてしまった人です。それと、TFG(Tokyo Free Guide)というボランティア組織で一緒にボランティア通訳ガイドをしている仲間も掲載されています。
えっ?私?はい、そのすこし後ろのほうにNHKラジオ講座の使い方の記事を掲載させていただいています。読んで参考になさってみてくださいね。
English Again (AERA Mook) (ムック)
2009年11月28日 (土)
読者からお便りをいただきましたのでご紹介します。他にも同じように悩んでいる人もいるのではありませんか?
Q:
23年勤めた仕事を辞めました。たっぷり時間はあるはずなのに、あまり頑張らない自分が居ます。やる気があればどんな形でも学べる、なんて思って独学をスタートしたのですが、思うように学習が進みません。
それどころか何だか虚脱感につつまれています。仕事を辞めた時、ただの主婦にはならない、英語に没頭したい、こう思った時期もあったはずなのに本当に恥ずかしいです。
ラジオ英会話を先月初めて1冊分聴きました。NHKのテキストはいつも買うだけでした。薄くて少ない文章、大したことないな。 最初はそう思って買いました。
ところがきっちりやるとなると、厳しいですね。毎回知らないことが出てくるんです。
なぜ、先生にこんなぶしつけなメールを書かせていただいたのか......。それは、孤独だからです。何に向かって頑張れば良いのか。張り合いが無い。 一緒に頑張る仲間が居ないからでしょうか。本当に弱いですね。ちなみに英検は準1級。TOEICは760点のスコアを持っています。
先生の活動を拝見させていただくと、英語を通じて世界が広がっている。そうなるように努力と実行継続されてきたんですよね?その辺のところを教えてください。
A:
お便りありがとうございます。
英語検定準1級、TOEIC 760??? すごいじゃないですか!!!
今まで買うだけだった英会話のテキストを1冊やりこなしたではありませんか!ちゃんと進歩しているではありませんか。
23年も勤めたお仕事をお辞めになった。それは大きな決心をなさいましたね。長い間、お疲れ様でした。さあ、これからはあなたの時代ですよ。時間を有効に使って英語に没頭しよう、そう思っていたんですね。でも現実は......。
わかります。その気持ち。世間から置いてきぼりをくらってしまったように感じているのではありませんか?私はもう世の中で役に立たないかもしれない、そんな恐怖も感じているのではありませんか?
私にもそんな時代がありました。専業主婦をしている時です。
自分の歩んできた道を振り返り、立ち止まり、これからどう生きていこうかと考える時期は生きていくうえで何度か訪れます。今、またその時期にさしかかっただけですよ。人生にはこうやって悩み苦しむ時が何度かやってくるのかもしれません。程度の差こそあれ、それは誰にでもやってくることなのでしょう。
英語の実力は十分あるのに、どう使ったらいいのかわからない。使える場所がないことにもイラついている。もっと伸ばしたいのに勉強するところもない。しかも、世間の第一線からは退いてしまった。いろいろな不安要因が重なってしまいましたね。
でもあなたは英語をこれからも続けると思いますよ。やめられないのです。毎日ラジオも聞き続けている。でも、この先、どう頑張っていったらいいのかわからない。何かヒントが欲しい。何か道筋はないものか?そんな考えが入り混じっているのでしょうね。
そんな時はですね、まず思いっきり泣いちゃってください。誰に遠慮することもありません。我慢することもありません。涙がたくさん出るような映画でも観てきてくださいな。不思議と落ち着きますよ。涙って痛みや苦しみを和らげる力があるのではないかと思います。
そしてその次は、おいしいものを食べに行ってください。何でも好きなもの、イタリアンでもいいし、お寿司でもいいし、フレンチでもいいかな?甘いものがお好きでしたら、スイーツもお忘れなく。
そしたら、その次は......、
ラジオの前に戻ってきてください。耳を傾けて、口に出すところから再開してみましょう。この場合は、いきなり難しいのではなく、聞いて簡単にわかるレベルのものがいいですね。
そうこうしているうちに、本来の自分が戻ってきますよ。なりたい自分、目指したい自分が見えてくるはずです。寄り道もたまにはいいじゃないですか。旅行でもして心を落ち着かせ、自分の気持ちに問い掛けてみるのもいいかもしれませんよ。本当は自分は何を一番やりたいのか?どんな自分をめざしているのか?
きっと道は見えてきます! まだまだこれからですよ。
さて、どうして私がこの英語の世界に足を踏み入れたのか、どうやってここまできたのか教えて欲しいとのお便りを他の方からもいただいています。徐々にこのブログでお伝えしていきますね。お楽しみに!
2009年11月26日 (木)
先週末、学会で3日間ほど静岡に行ってきました。英語教育に携わっている講師や教育関係者達が日本国内からだけでなく海外からもやってきていました。
千人以上の規模で街の景色が違っていたのでしょう。たまたま会場付近の電車に乗り合わせたり、レストランでこの集団に出くわした人は何事?と思ったらしく、「何があったのですか?一瞬、ここは日本かな?!と思ってしまいました。」 なんて声をかけてくる人もいました。
私は土曜日の朝早く、まだ暗い頃家を出て、午前 9時に静岡駅で金沢から来ている友人と待ち合わせをしていました。アメリカ人から電話が入り、「Sanae どこにいるの?こっちはもう会場に到着しているよ。受付も始まっている。早くおいでよ!」 との声。
ここで一年に一度お会いする人も多いのです。数日前からは、今年は学会出席する?いつ着く?何日間滞在する?などのメールが飛び交っていました。
電車の中では Hey! Snae!!! Haw have you been? と懐かしい顔に出くわします。いつも思うのですが、年に数回しか会わないのにどうしてこう人の名前を覚えていられるのでしょうねえ?私も真似をしなければと、会うであろう人たちの名刺は一応ひっくり返してきましたが、とっさに名前はでてきてくれません。
出版会社の人たちはさすがに 「あぁ、Sanae 先生、おはようございます!お久しぶりです。」 なんて、こちらも名前をつけての挨拶。みんなすごいなあと思います。相手の名前を口に出す、大事ですよね。いつも私の課題です。もっと人の名前、覚えなくっちゃ。
思えばこの学会、初めて出席したときは、まったく知らない人たちの中にたったひとりで出向いていった私。不安感と英語の渦に圧倒され、「私、英語がわからない!!」 とホテルに帰って号泣しました。こんなに一生懸命英語を勉強したって、ちっともわかるようになっていないじゃない!? すでに子どもを対象に英語を教え始めていたときでしたので、そのショックたるやありませんでした。
今回もいつくかの講義に出席しながら、「やっぱり私、英語わからないかも」 と思っていましたが、わからなくても平気な自分に驚いています。隣の席に座っている人に、「今の話わかった?」 と聞かれ、「全然わからなかった」 と答える私。すると、隣にいたネイティヴスピーカーも 「私も4割くらいしかわからなかった」 と言っているので、そうか、ネイティヴにもわからない部分があるのなら、私にわからなくて当然、「ま、いいか!」 と開き直っている自分がいるのです。
静岡入りして最初の夜は、久しぶりの再会したオーストラリア人、イギリス人、アメリカ人、フィリピン人などがホテルの私の部屋におかしかけてきて、夜遅くまで英語談義に花が咲いていました。こうやって知り合いが増えたのも私に安心感を与えている要因のひとつなのでしょう。
会場のあちこちでは、大学生のボランティアたちがたくさん働いいました。こういった会場で働く学生達の英語は見事ですね。自分の知っている英語を駆使して対応してくれています。学校で勉強している英語が実践でも使える良い機会なのですね。
この会に出席するといつも思うのです。「もっと勉強しなくては!!」
初めて出席したときは英語がわかならくて泣いた私。今は懐かしい人に再会して涙しています。
憧れのキャロリン・グラハム先生と (ジャズ・チャンツの創始者・元ニューヨーク大学教授)
2009年11月20日 (金)
読者からの質問コーナーです。
Q:
子供が英語を習い始めたのをきっかけに、私も英会話の学習を始めました。
Sanaeさんが出版されている本、三冊を読ませていただきました。少し挫折していた私でしたが、まだまだがんばろう!という気持ちにさせてもらいました。
私の英語学習に足りないもの、それは学習仲間なのです。では作ってしまおうか?でも、学習仲間を集めたとして、誰か先生となる人を探した方がよいのでしょうか?わからないもの同士集まっても......と気持ちが引けてしまいました。
けれども、もういちど、Sanaeさんの本を読んでみて、とにかくまず集まれば何とかなるさ、そう考えました。でも何をどうやって?考えているうちに思い切ってメールしてみることにしました。
学習仲間が集まって、例えばどんなことをどんな形で進めていくのがよいのか、何かヒントがありましたら教えていただけませんか?
A:
お便りありがとうございます。
本を読んでくださって本当にありがとうございます。
お子さんと一緒に英語を習い始めたなんて素敵ですね。しかも今度は英語学習仲間を集めてさらに勉強しようとしている。立派です!頑張れ~!!必ず成功しますよ。
英語学習仲間を募ったらやることは簡単です。
全員でNHKの語学講座、同じ番組を聴いてみる、というのはいかがですか?
そして集まったときに、テキストを見ずにロールプレイの練習をしてみるのです。どのくらいラジオの音声と同じに真似できるか、ものまね大会です。リズム、イントネーション、声の高低などまでコピーするといいですよ。
そのうちにディクテーションを取り入れて、書き取ったノートの付き合わせをするといいかなと思います。番組の中には講師とネイティヴスピーカーが、ちょっとしたおしゃべりをしている部分があります。この部分はテキストに掲載されていません。その部分を書き取って、一週間に一度集まったときに、お互いのノートを比べてみる。ただし、完璧を求める必要はありません。わからなければ、わからないねと、飛ばしてしまってかまいません。不思議なことに、そうこうしているうちに聴き取れる部分がたくさん増えてきますから。
ディクテーションの仕方については こちら と こちら の記事もご参考になさってみてください。
実は、これが私が長年かけてやてきて、今でもやっている英語学習法なのです。
1) NHKラジオ講座を聴いて
2) 真似して口から出し
3) ディクテーション
基本はこれだけなのです。毎日続けているかいないか、それだけの違いで英語が話せるようになるかならないか、が決まってきます。これにアクセントとして、英語関係のイベントに出席したり、ネイティヴと話してみたりを取り入れていくと長続きすると思いますが、いかがでしょか?
先生となる人がいるとまとまりやすいのは事実ですね。予算の関係もあるでしょうから、あまり高額な費用はかけられないとなったら、皆さんだけでとにかくはじめてみる、この時、誰かリーダー役は必要です。グループを立ち上げた人がやるのが一番でしょう。みんなついてきてくれますよ。
そうやって学習仲間を募って、自分たちだけで学習してるグループ、実は全国にはけっこうあるんですよ。グループができた暁には祝賀会と応援に駆けつけますヨ!
2009年11月16日 (月)
九州、福岡でセミナーを開催させていただきます。
日時: 2010年1月29日(金) 10:00 ~ 12:00
内容: 英語の学び方・活かし方
場所: 福岡県大野城市北コミュニティセンター
主催: Emi さん
申し込み、詳細は下記のブログに書き込みをすると、Emi さんがお知らせしてくださいます。
Emi さんのブログ名は、Engish Time で始まっていますが、何と偶然、私のスクール名も Engish Time なんですよ。なんだか嬉しいですね。
私は28日の夜に博多入りして、29日の夜も博多駅付近に宿泊予定ですので、昼間出ていらっしゃれない方で、川本に会ってやってもいいぞとお考えの方はご一緒にディナーでもいかがですか?
2009年11月10日 (火)
Q:
読者からのご質問といいますか、リクエストに、「専業主婦から英語をキッカケに子供に英語を教えるという仕事が見つかりそうな友人に対し、英会話教室経営者の先輩から何かアドバイスがいただけたら」 というものがありましたね。
A:
子供に英語を教えるためには、英語力よりも 「人柄」 が大事かなと思います。私も講師を採用するときは、どちらかというと英語力よりも、人間性を見るようにしています。英語力は後からいくらでも付けることができるのです。むしろ、子供と一緒に学ぼうと思ってくれる人のほうがクラスマネージメントがうまくいきます。
人柄というと漠然としていますが、まずは、子供とうまくコミュニケーションが取れるかどうか?子供が好きかどうか?子供の意見を尊重できることができるかどうか?ということが重要になってきます。
さらに親御さんに対してもきちんとした対応ができるということは言うまでもありません。つまり、英語力もさることながら日本語力も必要です。
それからこれは英語学習者、全般に言えることですが、世界の人と繋がる道具を磨いているわけですから、他人を尊重できるということは最も重要なことだと思います。
英語力がどんなにあったとしても、他人を敬い、別の考え方を受け入れ、人に対して温かい気持ちで接する態度がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。逆に、英語力はそんなに高くなくても人間力があれば世界中の人と友達になれるということです。最後は 「言葉」 ではなく、「気持ち」 「心」 なのですから。
ですから、もし、ひとつだけアドバイスをするとしたら、それは
人間力を高めましょう
ということです。でも、これは、英語を職業とする人だけでなく、広く一般にも言えることですね。
2009年11月 6日 (金)
先月、姉妹都市交流事業に携わってきました。私の生まれ故郷(埼玉県菖蒲町)はアメリカオレゴン州のローズバーグという街と姉妹都市関係にあり、毎年人が行き来し交流が続いています。
毎年、秋になるとあちらから訪問団がやってきます。私はこの時期、スクールをスタッフにまかせお手伝いに出掛けて行きます。今年も成田空港で団体さんをピックアップし、歓迎会、町内見学、茶道体験、座禅体験、温泉旅行とご一緒してきました。
ブログの更新が滞ったのはそのせいでもあります。(ごめんなさいね)
さて、今回、拾ってきたちょっとおもしろエピソードお伝えしますね。
バスの中で一通り何かを説明したあと、
Do you have any questions, comments?
(何か、ご質問、あるいはコメントございますか?)
と言い、反応を待っていると、アメリカ人が口を開きました。
「さなえ、こういうときはそのあとに complaints? ってつけるんだよ.」
あっ!そうかと思いさっそく使ってみる私。
Do you have any questions, comments ... or complaints?
(何かご質問、コメントはございませんか?あっ、文句もあったらどうぞ!)
どっと笑いが出てバスの中は一気になごやかな雰囲気に。それからこんなこともありました。
「バスから降りるとき、荷物は置いていってもいいの?」 という質問に、
You can leave most of your belongings on the bus. However, please take any items of value (wallets, purses, cameras, etc.,) with you.
(お荷物は置いたままで結構ですが、貴重品はお持ちくださいね。)
と言うと、すかさず今後は日本人の乗客から
「財布は置いていけって言ってくれない?俺が面倒みておくから。」
Or if you prefer, you can leave your valuables here with Mr. ○○.
Mr. ○○ will be remaining on the bus and will secure these items for you.
(あっ、お財布は置いていってください。○○さんが気をつけてみておいてくれるそうです。)
Ohhhh.... Be careful, that could be dangerous.
(それって、危ないんじゃないの?)
との声があがりバスの中は始終なごやかでした。
こんなふうに、ちょっとしたユーモアをいつも持ち合わせていること、コミュニケーションを取るうえでは必要なことなんだなと改めて感じました。
ユーモアって会話のスパイスにもなるんですね。もっと勉強しよっと!あ、ユーモアだけではなく、しっかり英語も勉強します。ハイ!!
2009年10月16日 (金)
来年の手帳はこれに決まり! えっ!?もう来年の話? そう早いですよねえ。
英語手帳2010年度版
どうして私がこの手帳を好きなのか?!いくつか理由があるのですが......
1) エッセーが素敵!
2 日本の祝日が英語で覚えられる
3) 映画の中の名せりふが学べる
4) 毎日英語に触れていることができる
この手帳の特徴、スケジュール管理だけじゃないんです。ちょっとしたエッセー集です。月と月の間にはさまったページにはエッセーが12個。このエッセーを読み出して、「えっ!?これ書いているの誰?」 と著者を確かめたくなってしまいました。ぐいぐい引き込まれるように読むことができ、そこには英語を学習している人たちに役立つ心のエッセンスが凝縮されています。
文字を読んでいて癒されるってこういうことなのね。何かに迷ったとき、道を見失ってしまったとき、このエッセーに触れて自分を立ち直らせたい、そう思ってしまいました。毎日、バックに入れて持ち歩き、ちょっとした空き時間に読んでいるのですが、読み終わってしまうのがもったいない気分!
著作権の関係がありますので、あまり掲載はできませんが、ほんのちょっとだけエッセーから失礼させていただきます。あなたの胸に染みるものがありませんか?
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私のシナリオから、不幸な言葉をすべて排除したのです。私の心をこれまで支配していた 「私はダメ」 「私には無理」 といった悲観的な言葉を、幸福と勇気がわき上がるセリフに置き換えたのです。そして、それらを毎日唱えて口ぐせにしたのです。心をこめて、自分自身に語りかけました。すると不思議なことに、いつの間にか、灰色の少女はスルッと私の中から立ち去ってしまいました。
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著者は元上智大学外国語学部教授、現在はAクラス会議通訳者の井上久美先生。自分の生きる姿勢を見直すことができるエッセーです。
さて、日本の国民の祝日英語で言えますか?
成人の日 (1/11) = Coming-of-Age Day
敬老の日 (9/20) = Respect for the Aged Day
春分の日 (3/21) = Sprig Equinox
秋分の日 (9/23) = Autumn Equinox
勤労感謝の日 (11/23) = Labor Thanksgiving Day
映画の中で使われていた粋なせりふ、時々口ずさんでみませんか?名ぜりふは時として、自分の人生を豊かにしてくれる魔法の言葉のようです。
I made myself a deadline.
(自分に締め切りをつくるの。)
When I feel down, I like to treat myself.
(へこんだときは、自分を甘やかしてあげたい。)
Life is precious.
(人生を無駄にするな。)
そしてこの手帳を使うダントツな理由は英語に毎日触れていることができるからです。日付の横には、英単語がひとつ。1日に1個だけ、英単語を気にかけてみる。これっていいですよねえ。知っている単語は、ふんふん、私この単語知っている、って安心すればいいし、知らない単語は「あら、初めてお目にかかったわね。ヨロシク」程度に気に掛けておくのです。やがてきっとそれらを使いこなすときが来るでしょう。
途中に入っている挿絵も素敵です。白黒なのに私には色がついているように見えてくるから不思議です。きっと心の絵の具で色を塗っているのでしょう。2010年はこの手帳に自分の予定を書き入れながら私の人生に色づけをしていこうと決めました。
ひとつだけ難を言うとすれば、重たい!手帳というよりも、ちょっとした本といった感じになるので、バックの中に入れて持ち歩くには重いかもしれません。オフィスに置いておきスケジュール管理に使ってもいいでしょう。でも、私は2010年、この手帳と一緒に歩んでみようと思っています。
2009年10月 4日 (日)
やってしまいましたーー!!またドジ!!
携帯が鳴りました。電話口の向こうから聞こえてきたのは
Sanae, where are you?
(さなえ、どこにいる?)
とっさに私は何が起こっているのか理解できませんでした。でも、数秒後に頭の中で鳴り響くものがありました。がぁーーーん!!今日は英語講師仲間とのディナーミーティングが入っていました!!それから慌ててタクシーで駆けつけましたが 30分遅れ。実は、このミーティングに参加するにあたりメールのやり取りでもドジをしておりました。主催者に
Thank you for inventing me, Ruth.
(誘ってくれてありがとう、ルース)
と打ったら、他の誰かが
Ruth didn't invent you. Your mom and dad did.
(ルースは君のこと誘ってなんかいないよ。君のお父さんとお母さんだよ。)
と返してきました。私は、しばらく訳がわからず?え~っ?ルースは私のこと誘ってない?だって彼女がメールくれたじゃない。え?私の父と母が「さなえを誘ってやってよ」ってルースに頼んだってわけ?んな訳ないじゃない。第一、父はお墓の中だし、母は英語なんて ABC の A も話せない。と、しばし、ひとりで悩んでいたのでした。そして、よーく自分の打ったメールを見直したら、私は inviting と打つところを inventing と打っているではありませんか。この手のタイポはよくするのですが、そこで突っ込む奴がいるか!
【 invite = 招待する 】
【 invent = 発明する 】
ま、ともかく、慌てて走りこんだレストランで開口一番
I'm so sorry. It completely slipped my mind.
(ごっめーん!すっかり忘れてたあ!)
で、続いて
I'm a forgetful person because my mom and dad invented me.
(私、忘れっぽいのよ。なんせ、父と母が私を作り上げたので)
と言ったら、そこにいたみんながドッと笑ってくれました。誰も怒っていなくて、楽しい会合になり、帰りは、使ったタクシー代を取り返すために、3駅分、歩いて帰ってきました。
I'm a forgetful person. のところを I'm a forgettable person. と言わなくてヨカッタと思いました。もし、言っていたら、例の突っ込み君が、
No, Sanae, you are not a forgettable person. That's why we called you.
(いや~、さなえ、君は忘れられやすくはないさ。だから僕たち電話したんだろ)
って言ったかなあと思ったら、妙におかしくてニヤニヤしてしまいました。
【 I'm a forgetful person. = 私は忘れっぽい。】
【 I'm a forgettable person. = 私は忘れられやすい。】
2009年7月21日 (火)
知らない人に話し掛けるってとても勇気のあることですよね?ましてや外国人に話し掛けるとなると、エイヤッ!という気持ちがないとなかなか話し掛けられません。
アメリカでは知らない人同士が実にごく自然に会話を始めます。スーパーでもバス停でもカフェでも。
実はマイケル・ジャクソンが亡くなったという日、私はアメリカのシアトルにいました。カフェのレジに並んでいたら、いきなり前に並んでいたおばちゃんが話しかけてきました。
「マイケル・ジャクソンが亡くなったんですってよ。知ってる?」
「いいえ、何があったんですか?」
「それがねえ、原因がまだはっきりしないのよ。ロンドン公演の準備中だったのにね。」
ってな調子で話が弾みました。
そういえば、日本で我が家の近所に住んでいたアメリカ人が、以前、「日本では誰も私に話しかけてくれない」、と嘆いているときがあったのです。
そりゃあ、あなたのように金髪でスラッとしたモデル級の美人には、なかなか話し掛けるっていうわけにはいかないでしょう、と思っている私に,
「アメリカのスーパーでは、前後に並んでいる人が、『あら、その靴いいわね。どこで買ったの?』なんて話し掛けてくるのよ。」
と言っていました。本当に知らない人同士でごくごく自然に会話が始まってしまうアメリカですが、他の国ではどうなのかなあ?
旅をしたことがある皆さん、どんな印象をお持ちですか?教えてくださいな。
2009年7月11日 (土)
このまま英語を勉強していて何になるのだろう?そんなふうに悩んだことはありませんか?
NHKの語学番組を毎日聴いて毎日練習もしているけれど、はたして自分の英語は伸びているのだろうか?
こうした悩みは波のごとく押し寄せたり消えたりしませんか?
私にもありました。何百回、何千回と押し問答を繰り返してきたかわかりません。そして今でもそうです。いつまでたっても自分の思ったことや考えていることがうまく言えないなあ。このあたりが私の限界なのだろうか?
そんな時の気分転換の仕方:
洋画を観る
英語のTVドラマを観る
内容がわからなくてもかまわないのです。ああ、やっぱり英語が話せると楽しそうだなあ。私は英語がわかるようになりたいんだっけなあ。この英語の渦の中にいつかは自分も入っていきたいなあ。
と、思い出し、また勉強に戻ります。
ここで皆さんの中には疑問に思う方がいるかもしれませんね。英会話スクールを経営し、たくさんのネイティブたちの力を借りながら English Cafe を運営し、ボランティアで日本に来る外国人に観光ガイドをし、生徒をつれて海外に行く私でもそんなふうに悩むのかと。
答えは Yes です。英語でのプレゼンにはまだまだ尻込みしてしまいますし、ネイティブたちとの会議では自分の発言を主張するものの、支離滅裂な英語を話しているのが自分でもよくわかります。結局、英語の勉強って終わりがないんですね。
皆さんはいかがですか?皆さんの英語奮闘エピソード、教えてくださいな。
2009年4月 3日 (金)
今、オーストラリアに来ています。
ここ、パースは緑が多く、空の色、海の色がうっとりするほどきれいです。昨夜は夜景がきれいに見える場所に連れて行ってもらいました。空を見上げると、星の数が違うのです。こんなに肉眼でもくっきりと見えるんだなと感動しました。
私の教室の特別プログラムで生徒の何人かと来ました。それぞれ一軒一軒のお宅へホームステイさせていただき、子どもたちは現地の学校へ、大人は語学学校へと通っています。
私も語学学校の生徒のひとりになりました。韓国人、インド人、ブラジル人、ポーランド人たちと席をともにしています。みんな20代、30代の若者たちですが、Sanae, Sanae と話し掛けてくれ、とても居心地がいいです。
昨日は生徒のひとりが Pub で飲み過ぎたとか、変なおやじが言い寄ってきて嫌だったなんておしゃべりから授業がスタートしました。先生が、「Sanae, パースに来てからもうパブに行った?」 と聞くので、「まだ行っていないし、スケジュールを見ると行くチャンスもないかもしれない」 というと、「じゃあ、今日の2時間目の授業はパブでやりましょう」 ということになりました。
2時間目になると、さあ、パブへ行って授業よ、と先生は資料を持ち、クラスメートとともに近くにあるパブに繰り出しました。パブといっても当然昼間はカフェです。グリーンのパラソルの下、明るい太陽の日差しを浴びながらの授業はとても素敵でした。
授業の内容はスピーキング。ひとりひとりテーマが与えられ、そのテーマに沿って 3分間しゃべり続けなければいけません。聞いている人たちは、この会話に邪魔を入れるというものです。話している内容とは全く違ったことを話しかけたり、わざと気をそらせたりします。スピーカーは、話し掛けられた質問に返答したり、上手にあしらったりしながら、3分間のうちに自分のストーリーを簡潔させなければなりません。
2分30秒~3分の間にストーリーが簡潔できればポイントがもらえ、早く話が終わってしまったり、3分を過ぎてしまったりすると失格になるというものでした。スピーチするときはテーマに沿った話題をすばやく探し出し、ストーリーを即座に作らないといけないのであせりましたが、邪魔を入れるほうは好き勝手に話し掛けていいので、おもしろかったです。
時間はあっという間に過ぎ、授業の時間は終了し、またみんなで学校へと戻っていきました。まるで夢を見ているようです。10数年前は、ちっとも英語が話せなかったんですよ。私の英語もまだまだですが、今は世界の人とコミュニケーションを楽しめるようになりました。
2009年3月25日 (水)
読者からの質問です。
Q:
目標がない。どうすればいいの?
英語を勉強していて目標がありません。なんのために英語をしているのか最近わからなくなってきました。ただ、今までかけた時間がもったいないので続けているという感じです。ちょっとモチベーションは下がっていますが続けていこうとは思っています。何かいいアドバイスはないでしょうか?
A:
自分を変えたい。英語を話して楽しいと感じたい。
うぅ~ん、これは皆さんのお力を拝借したいと思います。読者の皆さん、そう、そこの画面の向こうでこの文章を読んでくださっている、あなた、いかがですか? あなたはどんな目標があって英語を続けているのですか? あなたのお考えをお聞かせください。お願いします。
私はですね
・ 英語の響きが好きだから
・ 英語を話している自分が好きだから
・ 何かに真剣に取り組んでみたいから
そんな理由ではいけませんか? 明確な目標はとても大事なことです。でも、漠然とした曖昧なものでも、「自分自身を変えたい」 とか 「違う世界をみてみたい」 といったようなことでもいいような気がするのですが。いかがでしょうか?
私は英語が話せるようになって、着実に変わった自分を感じています。今までは、控えめに、おとなしく目立たないような存在が美徳かと思い込んできました。でも、英語の世界ではそれが通じないのです。自分の意見もはっきり持たないといけませんし、自分で判断をくだし、行動に移すということを余儀なくされます。英語ってそんな言語ではありませんか?
英語を話していて楽しいと感じますか? ちょっとでも感じたら、「もっと楽しくなりたいから」 -- そんなのも立派な目標になるような気がするのですが。
2009年1月13日 (火)
英語の勉強は辛いですね。孤独で長い付き合いになると思ってあきらめてください。そんなにすぐには上達しません。
私のところに多く寄せられるお便りからは、学習の苦しさ、辛さ、痛み、孤独が伝わってきます。そうなんですよ。英語の世界って華やかに見えるけれど、実はその裏には多くの困難、苦労が隠されているのです。そしてこの孤独と痛みに耐えられた人だけが明るい光を見ることができるのですねえ。
と、言うと悲惨なもののように思えてしまうかもしれませんが、そうでもありません。要は考え方です。これはあなたにしか越えられない、そしてあなただから与えられたチャレンジだと思い、むしろそれを楽しんでしまえばいいのです。
困難よ!やって来たまえ、私は多少のことではへこたれないのだ!と勇敢に立ち向かう、カッコいい自分を想像しましょう。
辛くて心が折れそうになったら、自分の中に自分を励まずもうひとりの自分の作ってあげてください。この人は、あなたのベストフレンドです。あなたのことを一番よく知っていて、一番の理解者でもあります。
ところが、日本人の特性なのでしょうか?
・ どうして私はこうもダメなのだろう?
・ どうして覚えられないのかなあ?
・ どうしてこんなに上達しないのかなあ?
とネガティブな考えに走りがちです。こんな考えとはおさらばですよ。
・ 私はよくやっているじゃない。
・ 忘れちゃった?それがどうしたの?また覚えればいいじゃない?
・ きのうは言えなかったことが言えるようになったじゃない?
そうやって自分で自分を励ましてくださいね。あなたを変えることができるのはあなた自身なのですから。
2009年1月 7日 (水)
前回、出る杭は打たれる の記事を書きましたが、ここにある生徒の話があります。
その大人の生徒さんは私のスクールに長いこと通ってきてくれています。今では外国人とも臆せず話ができるようになりました。そんな彼女がある時、こんなことを言っていました。
周りの人によく 「いいわねえ。そんなに英語が上手に話せて……」 と言われるんだそうです。明らかに褒めているのとは違い、斜め目線でやっかみ半分の心無い言葉に少々イライラしたり、傷ついたりするらしく、人にそんな言葉を投げかけられるのがとても嫌だと話していました。私は彼女にこう言いました。
「もっと上手になりなさい。誰も言わなくなるから。」
彼女は私がやってきた通りの学習法でずっと勉強を続け、海外で暮らすこともなく過ごしてきました。若い頃から英語は好きだったようで、めきめきと頭角を現し、ごく普通の主婦だったのですが、今では立派な英語講師となってしまいました。私と同じように、これから学習していく人たちを支え励ます仕事についています。そしてまだ私のスクールにも通ってきてくれています。
私は彼女をとっても誇りに思っています。私のナンバーワンの生徒です。
2009年1月 5日 (月)
私が英語の勉強を始めたのは、私の3人の子どもたちが小学校2年生(長男)、幼稚園の年長さん(次男)、年少さん(長女)のときでした。
幼稚園が終わると子どもたちはお友達と家を行ったり来たりして遊ぶじゃありませんか。お母さんたちが一緒に来ることも多く、よくダイニングテーブルの上に広がった、NHKのテキスト、ノート、辞書を見ては、何これ?と反応するママたちもいました。
そのうち、
「今更、あの人英語なんか勉強して何になるのかしら?」
「な~にを気取ってるのかしらねえ」
というささやき声が聞こえてきました。小学校のPTAなどに行くと、少し違った空気が自分の周りに流れているのも感じていました。
日本人って「右にならえ」をする人種とされているではありませんか。そんな中で私は明らかに異色だったに違いありません。お茶飲みもランチもやめて暇さえあれば録音してあったテープ(当時はまだテープだったのですよ)をかけ、テキストを片手に英語に没頭していたのでした。
子どもたちは応援してくれたけれど、やはり大人の8割は怪訝そうに私のことを眺め、「今更英語なんかやって仕事になるわけじゃなし、海外転勤があるわけじゃなし、何カッコつけてるのかしら?」と思っていたように思います。
そんな時、どこかで読んだのか、誰かが言ったのか忘れましたが、次のような言葉に出会いました。
出る杭は打たれるけれど、出すぎてしまうと、もう打たれることはない!
私は、あっ!そうか、これだ!と世間のヒソヒソ声を気にしなくなり、ますます英語へとのめり込んでいきました。
で、今に至っております。
2009年1月 2日 (金)
あけましておめでとうございます。
新年の抱負は何ですか?
What's your new year's resolution?
なんて英会話スクールでは決まって聞かれるでしょうね。
今年こそ英語をものにすると決めている人も多いでしょう。では、英語ってどうやったら伸びるのでしょう?答えは実に簡単なのですが、この簡単なことがなかなか出来ないんですね。
・ 毎日取り組む
・ 英語を口から出して練習する
これだけに特化して1年間過ごすと1年後には今とは違った自分がいるのですが、途中で「必ず」、迷い、落ち込み、挫折がやってきます。このときどう対処するかが問題になりますね。
迷ったときは、自分を信じる。毎日、英語を口から出して練習してさえいれば大丈夫です。
落ち込んだときは自分の中に自分を励ますもうひとりの自分を作り、対話する。
挫折しそうになったときは、初心にかえる。どうして自分は英語を始めようと思ったのか。その時に比べて今の自分はちっとも進歩していないかと問い掛ける。ほんのちょっとでも進歩していればよしとし、先に進む。
・ 以前わからなかった単語がわかるようになった。
・ 外国人に How are you? と聞かれたら、I'm good. と即座に返せる。
・ おととい言えなかったフレーズが今はスラスラと言える。
ひとつでも当てはまればあなたの英語は進歩しています。落ち込んで、あぁ~あ、とため息をつき、うだうだ考えている時間があったら、その分、口を動かして練習しますよ。そうした人だけが高みに登っていけるのです!
では、2009年、あなたにとって良い年となりますように!いえ、良い年になりますからね!!!今年もよろしくお願いいたします。
2008年12月29日 (月)
英語を長いこと勉強していると、気持ちにアップダウンがあるのは当然!よっしゃー、と思って始めた英語学習も、ある時、ふとモチベーションが低下し
・ もうダメかも
・ 私に英語は向いてないかも
・ 英語なんか勉強したって何になるの?今更仕事で使うわけじゃないし……
・ こんなに勉強しているのに話せるようになっていないじゃない!
といった感情に襲われることがあります。そしてこの感情は何度でも繰り返し波のように押し寄せてくるものです。
でもね、逆にこの感情って一生懸命勉強してきた証拠でもあるのです。一生懸命やってきたからこそ、やってきた内容の割には自分の英語が上達していないように感じてしまうのです。そしてこの感情は学習過程において必ず通過する感情地点だと思ってください。
私は生徒が、特に大人の生徒がこの感情に陥ったとき、
「ふっふ!とうとうこの地点まで来たか!」
と密かに嬉しくなります。この感情がなかったら逆に伸びないと思ってください。そしてこの感情をコントロールし、克服したひとだけが次の地点へと登って行けます。
英語の上達は坂道カーブは描きません。階段状です。ある時は、長ぁ~い踊り場をひたすら歩き続けなければならないものです。皮肉なことに次のステップは本人には見えません。気づくとふっと自分が一段高いところにいるものです。そしてやがてはまた長いプラトー(plateau)を進まないといけないのです。すぐにそこに次の段階へのステップがあるにもかかわらず、歩き疲れて足を止めてしまったり、あきらめて楽な道へ引き返そうとしてしまいがちです。
語学の学習は、1週間や1年で伸びるものではありません。最低でも3年をひとつのステップとし、あとは10年単位で考えるしかありません。
楽しい楽しいと思って始めた英語学習、ある時、「あれ?こんなはずではなかった。今頃は流暢に英語が話せるはずだったのに……。こんなに必死に勉強しているのにちっとも伸びていないじゃない!!??」そう思う感情はごくごく自然なものだと受け入れて、とにかく毎日英語を口ずさみましょう。
続けている限りあなたの英語は必ず伸びます。
2008年12月10日 (水)
英語ができない言い訳探しをやめたら見える世界が変わってきました。それまでは、人を羨むことばかりしてきたような気がします。
・ あの人はいいわよね。お金持ちに生まれたんだもの。私立のいい学校に通わせてもらって、留学もさせてもらって、英語ができて当たり前じゃない。
・ だってあの人はもともと頭がいいんだもの。英語くらい話せて当然でしょう。
・ あの人美人だもの。英語の先生だってチヤホヤして、やっぱり見た目がいいと特よね。
そんな風に人をやっかんでばかりいたのです。言い訳を一切やめ、やると決めたことはやる!ここいらで人生変えようかな?死ぬまでに何かひとつでいいから自分に誇れるものを持ちたい。ダメでも、ものにならなくてもいいから自分で納得するまで何かに打ち込んでみよう。そう決心したら自分の中で不思議なことが起こりはじめました。
数年後、自分のやってきたことが少し形になってくると、人を羨む気持ちはすっかりとなくなっていました。そして、こう考えるようになりました。私が成功してこなかったのは、お金がなかったからでも才能がなかったからでもない。自分で何かに必死になったことがなかったからだ。これが欲しい、これを手にいれたい、こうなりたい、と思ってもそれに向かって努力してこなかった。努力する前に何か言い訳を見つけて逃げてきたのだ。
そして成功してきた人というのは決して逃げなかった人たちなのだ。どんなに苦しくでもそこで踏ん張り、自分の力を最大限に発揮できるよう努力してきた人たちなのだ、と素直に認められるようになったのです。人のことをやっかみなしに、素直に、スゴイ!と認めながら接していると、また自分の周りに不思議なことが起こり始めます。それらはまた追々お知らせしていきますね。
2008年12月 5日 (金)
◆「私は頭が悪いから英語ができない」
かつてはそう思っていました。大学でも専攻は英語ではなかったし、世間で言われているいわゆる有名大学とは全く違った学校に通っていました。でも、英語圏の人って頭がいいから英語が話せるのかな?どんなに小さな子どもでも、ちょっとスローそうに見える人も英語を話しているではありませんか。それならきっと私にも話せるようになる方法があるかもしれない。そう思って始めた英語でした。
◆「私はお金がないから英語が話せない」
次に頭に浮かんできたのは、そんな言葉でした。お金があったら英会話スクールにもたくさん通えるし、留学だってできる。私には留学どころか、英会話スクールに通うお金さえない。だから英語が話せるようにならないんだ。
◆「仕事が忙しいんだもの」
やることがいっぱいあって英語を勉強する時間がとれないもの。だから英語が話せるようにならないんだ。
他にも英語を話せない理由はたくさんありました。「子育てでいそがしいから」「勉強していると家族が嫌な顔をするから」「いい英語の先生がみつからないから」「教材がおもしろくないから」「スクールのやり方が合わないから」
でも、ある時気がついたのです。それらはみんな言い訳だったと。英語ができない理由を考えては辛いこと、苦しいことから逃げ出していただけだったのです。私は英語を始めたとき、もうすでに30歳を過ぎていましたので、このあたりで言い訳をするのはやめようと決めたのです。そのときから私の英語奮闘は始まりました。 (つづく)
2008年11月23日 (日)
唐突ですが、英語を勉強していて孤独を感じたことはありませんか? 私には少なからずあるんですよ。今は貴重な学習仲間もでき、こうしてネットを通して皆さんと会話することができます。それでも英語学習って基本的には自分ひとりで勉強しない限り伸びないものですよね。
「英語が通じた!」 と感じる喜びはホンの一瞬で、また辛く長い孤独の世界にしばらく入り込まなければ次のステップにはいけない。英語って華やかにみえるけれど実はその裏に長いトンネルがあるようなもの。いつ見えてくるかわからないトンネルの出口の光を求めて歩き、一瞬外に出たと思ったら、またトンネルがやってくる。そんなことの繰り返しです。
だからこそ時々はみんなで声を掛け合って、前を向いて歩く必要があると思いませんか? モチベーションを下げずに続けるってホントに大変なことです。
・ 欲張らない
・ ゆっくりペースでもかまわない
・ 毎日着実に
・ 隣の人と比べない
・ 追い越されても気にしない
・ いつか出口はやってくる
そんなことを自分に言い聞かせ、今日も机に向かう私がいます。あなたもそうでしょ?
2008年11月 7日 (金)
英語の勉強はひとりでするものではありません。ひとりで続けるには、あまりにも過酷で辛いことが多いのです。ですから学習仲間は必要です。このブログを通して英語学習仲間と気持ちを分かち合ったり、たわいもないおしゃべりしたりしながらモチベーションを持続できたらいいな、なんて考えています。
モチベーションを上げるためにもうひとつ大事なこと、それは時々ワクワクするようなイベントを作るといいのではないかなと思います。
実は、先日(11月3日)NHKの教育フェア公開収録に行ってきました。いつもラジオの電波を通して聞いているあの声が今は目の前から聞こえてくる! こんな感動ってありません!! 今回は基礎英語1, 2, 3 の先生方、レギュラーゲストの皆さん、ダイアログを収録している声優の皆さんが勢ぞろいするという贅沢なものでした。
創作スキット・コント大会「英語で挑戦!手づくり英会話」の収録現場は大勢の人で埋まっていました。日本全国からたくさんの応募作品が集まり、その中から受賞作品が公開録音されていました。熱気ムンムン! 基礎英語ということで、お父さんやお母さんと一緒に来ている中学生たちが目立ちましたが、小学生や、私のようにちょっと人生を重ねたおばさんやおじさんの姿も、もちろんありました。
実際にラジオから流れてくる声を目の前にしたり、収録現場の様子を見たり、こうして人生の中にワクワクする行事を散りばめていたらモチベーションが下がることはありません。最近、NHKの語学番組はリスナーと制作者側を近づけるイベントがたくさん行われています。アンテナをしっかり立ててこういった機会を利用するのもいいですね。
2008年11月 5日 (水)
私は英語を32歳のときにやり直し始めました。英語が話せたらいいなという憧れは持っていたものの漠然としたものでした。専業主婦で3人の子育てをしていたのですが、一番下の子が幼稚園に入ったのをきっかけに英語を始めたのです。
でも、主婦だったので自由に使えるお金がなく、英会話学校はどこも授業料が高くてあきらめざるを得ませんでした。英文科卒でもないし海外留学の経験もゼロ。そんな私がやってきた方法はNHKのラジオ英会話講座を聞くことと週に一度の公民館英語サークル。
ひとことも話せないところからスタートし、16年たった今、小さいながら英会話スクールを経営し、日曜日には英会話カフェを運営しています。ボランティアで外国からの観光客を案内したり通訳の真似事などをしたりしながら英語に触れ楽しんでいます。
英語はいつから始めても決して遅いということはありません。英語がちょっとでも話せるようになると見える世界が変わってきます。自分の人生を変えてみたい、そう思って英語の勉強を始める人も多いのではないでしょうか。
私はNHKの英語講座に育ててもらいました。毎日ラジオに耳を傾け英語を真似して口から出すことによって学んできました。今でも続けています。そしてこれからも自分の学習方法を貫いていきますよ。
英語は人生の見方を変え、世界を広げてくれます。ワクワクして楽しいですよ。