2011年6月 1日 (水)
Q
英語を話せるようになりたいのに、英語を勉強する時間がありません。平日は仕事で午後8時に帰宅、土日も家計のためにアルバイト。夜9時半過ぎに食事を取る頃には、うつらうつらしてしまいます。それでも英語が話せるようになりたいのです。どうしたらいいのでしょう?
A
毎日のお仕事、お疲れさまです。本当に、一週間なんてあっという間に過ぎてしまいますからね。疲れ切って寝てしまうこと、私もよくあります。
まず次の2点に注目してみてください。
1) たくさんやろうとしないこと!
時間ができたらやろう、時間を作ってからやろうと思うとなかなかできないものです。時間がなくてもできる範囲のことをする。例えば、英語のセンテンスを3つだけ口から出してみる。それで、その日の勉強はおしまい。ただし、この3つのセンテンスは完璧に言えるようにしなければいけません。
完璧に言えるということは、覚えるということではありません。モデルの音声を聞きながら、モデル音声とまったく同じように言えるようになったら合格!テキストを見ずに、モデル音声が口ずさめればOK。その結果、覚えていてもいなくても気にしない。
2) 英語学習は歯磨きと一緒です
英語学習を習慣化してしまいましょう、ということです。どんなに忙しくても歯磨きをしない人はいないと思うのです。歯磨きをしないと気持ち悪いじゃないですか。そのくらいまでに英語を習慣化してしまうのです。
えーー、そんなぁ、毎日なんて無理!
と思ってしまわないでくださいね。先に述べたように「ほんの少しの時間」でいいのです。1日、10分~15分程度です。女性ならお化粧をするように、男性ならひげを剃るように、英語も習慣化してしまうのです。
実は、この10分、15分の習慣化に成功した人は、30分、1時間と学習時間を確保していくのに成功しています。
そして、英語がどうしても話せるようになりたかったら、やっぱり
毎日
の訓練はどうしても必要です。この毎日の練習なしでは、どんなに高いお金を払い英会話スクールに通っても、どんなに優秀な先生から指導してもらっても英語は話せるようにはならないのです。とにかく、毎日、口を動かしましょうか!英語を口から出して練習しましょう。
2011年6月 2日 (木)
Tokyo Free Guide では、「ボランティアガイドって何?」 ということをテーマにセミナーを行います。
TFGとは、英語やその他の言語を活かして、日本にいらしゃる観光客にボランティアで観光案内をするというボランティア団体です。昨年、NPO法人化され、組織が大きくなりつつあります。
またそんなに急なお知らせを!と叱られそうですが...... す、す、すんません!
<開催概要>
◆ 日時: 2011年6月5日(日) 10:00~12:00 (開場9:45)
◆ 会場: アルク イベントホール (東京都杉並区永福2-54-12)
◆ 参加費: 2,500円
◆ 定員数: 100名
◆ お申込み: こちら から
◆ 主催: 特定非営利活動法人TOKYO FREE GUIDE
◆ 協賛: 株式会社アルク
えー、どんなことをするのかといいますと、
・ TFG (Tokyo Free Guide) ってどんな組織?
・ ボランティアって何をするの?
・ どのくらいの英語力が必要なの?
・ 現役ガイドたちの声を聞く
といった内容でございます。途中、ワークショップ形式で皆さんに英語でお答えいただく場面もございます。英語で答えるといっても、ごくごく簡単な質問に答えていただくだけですので、ご安心ください。まあ、自分の名前が言えれば大丈夫です。
講師たちは、現役のTokyo Free Guide のメンバー他、オーストラリア人のトラビスと私、川本もタグを組んで皆さんと一緒に英語を楽しみながら、「ほぉ~、TFGのガイドたちってこんなことをしてるんだ」 とわかってい ただけるようなセミナーをいたします。
TFGってなんぞや?これからボランティアガイドになるためにはどうしたらいいの?私でもなれる?どんな勉強をしたらガイドになれるの?といったごくごく初歩的なことをお伝えいたします。
ご参加の皆さんには、おみやげ代わりに、「簡単な英語で日本を紹介」と題したガイドの1日の模様を簡単な英語でつづった日英のショートストーリーをハンドアウトとして差し上げます。ハンドアウトといってもTFGのメンバーと私で作ったものですので、ワード何枚かのコピーですが。
当日参加OKです。申し込み締め切りが 2011年 6月4日(土) 15:00 となっていますが、無視してくださってかまいません。当日、ポッと暇になったからという方、冷やかしで行ってみようかなという方、大歓迎でございます。川本のブログを読んだと言って、窓口で参加費をお支払いください。皆さん、会場でお会いしましょう!!
ブログを読んできてくださった人、川本にお声がけくださいね。私がどんなに忙しいふりをしていても、つかまえてくださってかまいませんので。では当日!!
申し込み先: TOKYO FREE GUIDE ホームページ
(今からお申し込みの方は、当日現金払いでかまいません。)
参考サイト: 観光ボランティアガイドの活動と魅力がわかる「TOKYO FREE GUIDE ボランティアガイドセミナー」
2011年6月 9日 (木)
これは、数ヶ月前に読者からいただいていたメールです。同じように悩んでいる人も多いかと思い、ご本人の許可をとって掲載させていただくことしました。
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Q
他人からの中傷、辛い
2人の小さな子供がいますが、子ども達もだいぶ大きくなり、付きっきりでいなくても、子ども達同士で遊んでくれるようになったり、夜もぐっすり寝てくれるようになり、勉強する時間が作れる事に気づきました。
若い頃からずっと、英語ができたら良いなと思い続けてきた憧れを、ここらへんで何とかしたく、学習を始めました。
しかし、
あるとき、幼稚園のママたちから、長い間、悪口や嘘の噂話をされていたと知りました。ママ達から、嫌悪の目で見られていた事もしりました。悲しい。悔しい。そういう気持ちをなかなか忘れられない私。お料理をしていても、掃除をしていても。ついつい考えてしまう。イライラして子ども達にもあたってしまう。そんな恥ずかしい状況です。
川本さんは、そんなことはなかったのですか?どうやって乗り越えてきたのですか?
A
他人の目線が気にならなくなった頃、英語も伸びました
ありましたよぉ~、私にもそんな時代が。あなたの気持ちが痛いほどよくわかります。私も経験してきたことです。PTAにいくと、何だか自分だけ浮いている気がしました。周りがシラッとしているのです。
・ いまさら英語なんか勉強して何になるのかしらねえ~。
・ いやぁねえ、あの人、英語なんかしゃべって。何のつもりなのかしら?
そんな声が聞こえてくるようでした。
でも、あるときから、一切そんな声が気にならなくなったのです。そのくらい英語に没頭する自分がいたのです。世間が何と言おうと、おかまいなしにそのまま前に突き進んできました。そして、他人の声が気にならなくなる頃を境に、私の英語は伸びてきたのかもしれません。
「自分を変える」と決心したからです。今まで私が何事に対しても成功してこなかったのは、いつも中途半端だったから。そして、いつも言い訳を考えて、大変なことから逃れてきたから。そう気づいたのです。
英語を学びながら、同時に、他人の意見に流されない、世間の言うことに惑わされない自分が確立されてきたのかもしれません。英語ってそんな言語なのです。そして、違った考え方を持つ他人をも尊重する、それが英語の持つ独特の力です。
あなたは、陰口を言うママさん仲間のところに戻りたいですか?そして、陰口仲間に入りたいですか?自分が仲間はずれにされたくないから、言いたくもない他人の陰口を一緒になって言いますか?
答えはわかっています。
英語の勉強って孤独ですよね。そして時として世間の冷たい目に耐えなければいけない。辛いですね。
でも、もうちょっと辛抱したら、きっと英語学習に没頭し、将来を夢見て、目標に向かって頑張っている人たちの仲間入りができるかもしれませんよ。そちらのほうが素敵だと思いません?
どうして世間があなたのことを噂しているのか、わかりますか?あなたに脅威を感じているからです。自分が追い越されてしまうかもしれない、言いようもない不安を感じているからです。だから悪口を言うことによって、自分の中に沸き起こっている不安を打ち消しているのです。悪口を言うときってそんなものじゃないですか?
もしかしたら、その悪口を言っている人たちも、本当は何かに没頭したいのかもしれません。今の自分に満足しきれなくて何かを変えたいのに、「子供がいるから」「夫が反対するから」「時間がないから」「いまさら......」と思って一歩を踏み出せないでいるのかもしれません。私も昔はそうだったから、その人たちの気持ちもわかるのです。
でも、あなたはもう一歩を踏み出したのですよね?では、もう後戻りはできませんよ。あなたもこのブログ仲間と同じで「英語をものにする」という目標を持った同志です。
出る杭は打たれるけれど、出過ぎてしまうと打たれない。
あっはっは!その意気でいきませんか? 同じように悩んでいる方、同じような経験をしている人、いませんか?生の声をお聞かせください。
2011年6月22日 (水)
下記の文章は、読者の投稿メッセージからです。私の過去とかぶるものがあったので、新規のブログにしてみました。
Q
どうせ私なんか......、この気持ちどうしたらいい?
さなえさんを知って私に足りないのは、英語ではなく、自己管理、意思の強さ。私も3人の子育てをし、英文科卒でもなく地方に住み、留学経験もなし ネイティブなんてどこにもいない。どうせブスだし。。。 小学生の頃見た、アテンションプリーズ。 あこがれのスチュワーデス。 募集要項には容姿端麗の文字が。。速攻あきらめてしまいました。
でも英語へあこがれも捨てきれず、いつかいつかと。。 続かない自分にまたまた自己嫌悪。 自分が大嫌いに! 言い訳ばかりしていた自分。 今年で50歳。何か変わりたい。 独身時代から英語が話せたらと 曖昧に漠然と思っており、英会話スクールや 書店が開けるくらいの英語書籍。『聞くだけで〜』とか、『中学からやり直す』、など数々のうたい文句に惹かれ購入。通信も申込、ほこりまみれ。惚れやすの飽きやすの自分をつきつけられ、いっその事英語をあきらめ、全部捨ててやろうかとも。。
生まれた子供に高価なキャラクター英語システム。費やしたお金でアメリカ留学が軽く出来そうなぐらい。それなのに、英検準二がぎりぎ、TOEIC300点前後。もちろん 英会話はできません。
いつも三日坊主。 再び自己嫌悪。押し入れに積み込んで捨てられない教材の山。本屋で英語の教材を見つけては、今度こそはと買ってしまう 悲しい性。あ"ーーー貴重な1日がまた過ぎてしまう。
A
自分を好きになってあげてくださいな
とっても楽しいメッセージをありがとうございます。ちょっと失礼かとは思いましたが、ところどころでニヤニヤしたり、プッ!と吹き出したりしてしまいました。ごめんなさいね。
実はね、私も、「どうせ私なんかね!きれいな人はいいわよねえ。それだけで周りがチヤホヤしてくれて......」、なんて考えていた時期がありました。「あの人、いいわよね。頭がいいんだから、英語なんか話せて当然よ。」とか、「留学したことあるんでしょ。ふん、話せて当然じゃない。」「えーっ、毎月、そんなにお金払って英会話学校に通っているの?お金持ちは何でも自由にできていいわよねえ。」などなど、人に対するねたみも人一倍持っていたかもしれません。
あるとき、こう思ったのです。どんなにブスの要素を持っている人でも(←この言い方変ですね、でも言わんとすることをわかってね)、身だしなみを整えて、着るものに注意し、お化粧をし、姿勢を良くして、前向きに明るく話す人って、きれいに見えるんですよ。輝いて見えるのです。不思議ですね。
美しい人って、もともとの素地も良いのかもしれませんが、それなりにきれいになることに目標を置き、努力しているのだと思います。運動して身体の線を保ったり、お化粧下地にこだわって手入れをきちんとしていたり、自分が一番きれいに見えるお化粧の仕方や髪型を研究したり......。自分にどんな洋服が似合うか、どんな話し方をしたら魅力的に見えるか、などいつも考えて、自分の好きな自分、お気に入りの自分の姿に近づけようと努力しているのだと思います。
それを素直に認めて、きれいな人は、きれい!って心から思える自分を発見したとき、とっても心が軽くなったのを覚えています。
書店が開けるくらいの英語書籍もお持ちなんですね?これもよくわかります。私も書店に足をむけると、すぐに4千円、5千円の買い物をしてしまっていた時期がありました。結局、買うとそれだけで満足して、本棚にしまって、一度もページをめくらない本もありました。そして、私ってダメね、、、と落ち込む始末。
ある時から、NHKの英語講座に集中するようになったら、本屋で立ち読みする時間がなくなったのです。NHKのテキストだけ手にしたら、さっそく中身を開いて、1ヶ月分の日本語の部分を先に読んでしまっていました。そして、「ふぅ~ん、今月はこんなストーリーを英語で話しているのね、じゃ、真似だけでも上手にできるようにしましょ!」と番組を楽しみに待つ私がいました。あとは、ひたすら口を使って練習を続けました。いつかは私の言葉でこんなふうに話せたらいいな、と夢みて繰り返し練習しました。
そんなことをずーーっと続けていたら、少しずつ私の英語も、ものになってきて、英語が話せるようになると、それに比例して、何だか他の人のことも素直に認めることができたのです。英語が話せるようになった人は、留学したからではない。お金をかけたからでもない。その人がそれなりに努力したからだ、と認め、ねたみではなく憧れるようになりました。
きれいな人はきれい!優秀な人は優秀!って心から思うと、不思議なことに、きれいな人が仲良くなってくれ、きれいな人と仲良くなれると、そんな人を友達にもつ自分の鼻が高く、「いいでしょ。私、こんな美人と仲良しなのよ。」 と誇りに思ったものです。優秀な人も私の足りない部分に手を貸してくれるようになりました。お徳感がありますよね。頭の良い人と話していると得ることがたくさんあります。
こうなると、人間関係っておもしろい、コミュニケーションっておもしろい、と思うようになり、ますます英語へとのめりこんで行く私がいました。英語って不思議な力をもった言語です。自分を前向きに変えてくれるのです。
英語学習が私の世間に対する偏見を矯正してくれ、物事の見方を変えてくれたのです。ねたみはなくなり、憧れ、羨望を抱くようになり、自分ももう少し頑張ったら、ひょっとしたら、変わってきれいになれるかもしれない。英語ももう少し話せるようになるかもしれない。そう考えるようになりました。
それと比例して、ダメでも何かに向かって努力している自分のことが好きになっていました。語学学習って、どこかで自分を好きになることでもあるのかもしれません。自分を好きになったら語学も伸びるのです。乱暴な結論のようですが、ホントだと思いませんか?
自分はダメだ、ダメだという気持ちを捨てて、「もしかしたら私にもできるかも」 「私だってやればできるじゃない」 「私ってひょっとしたら素敵かも」 と自分のことを認めたら、きっと違った世界が見えてくるはずです。