プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2011年9月11日 (日)

やさしい英語で日本案内

外国人のお友だちがやって来た。日本を案内するときに、ちょっとした英語が話せたらいいなと思ったことはありませんか?


日本の案内なんて無理、無理!! そうですか?そんなことありませんよ。簡単なことを並べてたくさんおしゃべりできてしまう。あるいは、会話の仕方、きっかけなどのヒントがたくさん載っている本が発売されています。


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聞いて覚える980フレーズ! 『やさしい英語で日本案内』 (学研)


読めば読むほど、「なぁーるほど、こう言えばいいんだ」と思うことばかり。
さっそく中身を拝見してみましょうか。


さて、外国から来たお友達、どこに行きたいか聞いてみようかな?そう思ったら......


Is there somewhere you want to go? (いきたい場所はありますか?)


どんな答えが返ってくるでしょう?


I'd like to go to Nikko. 
(日光に行きたいです。)
If we have time, I'd like to go to Shinjuku. 
(もし、時間があれば、新宿に行きたいです。)
I want to go to places not in the travel guides. 
(ガイドブックに載っていない場所に行きたいです。)


では、定番のお寺・神社に行ってみましょう!あなたならどんな会話をしますか?


Senso-ji Temple is the oldest temple in Tokyo.
(浅草寺は、東京で一番古いお寺です。)
This temple was built 500 years ago.
(このお寺は今から500年前に建てられました。)
Why are they putting smoke of themselves?
(なぜみんな煙をかけているのですか?)
It's said that putting this smoke on yourself will heal that part of your body.
(この煙を体にかけると、その部分がよくなるといわれています。)


Could you tell me how to pray?
(お参りの仕方を教えてください。)
The way to pray is different at shrines and temples.
(お寺と神社ではお参りの仕方が違います。)

Throw a few coins in the box before praying.
(お祈りする前に、小銭をさい銭箱に入れます。)


へぇー、さい銭箱って the box でいいんだあ。


お寺バージョン:
After putting in the offering, put your hands together and pray.
(おさい銭を入れたら、手を合わせて祈ります。)


神社バージョン:
After putting in the offering, bow twice, clap twice, and bow again.
(おさい銭を入れたら、二礼、二拍手、一礼します。)


お寺と神社では、お参りの仕方が違うのですね。神社で拍手をするのは、お願い事をする前に、神様を呼び出すためだとか、神様、私は、ここにいますよ、と神様の注意をひくためだとか、いろいろ節はあるようです。英語を通して日本の文化、風習を学ぶのも、また楽しいものです。


この本には、買い物のときに使うであろう英会話や食べたり飲んだりするときに必要になる英会話フレーズも掲載されています。一般英会話本としても使える便利な一冊です。


この本を気に入った一番の理由は、とにかく英文がやさしい!そんなに難しい表現は使っていないにもかかわらず、十分にコミュニケーションが取れること。基本中の基本英文ばかりなので、これさえマスターしたら、かなりの英語達人になれることです。


日本で活躍している外国人紹介や「外国人と一緒に日本観光をしてみる」などの特集もあり、読み物としても楽しめる一冊です。


私もこれで勉強しまくっています。学研さん、良い本を作ってくださって、ありがとうございます!



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2011年9月15日 (木)

英文日本紹介辞典

先日『やさしい英語で日本案内』という本をご紹介させていただきたましたが、もう一冊、日本を紹介するときに便利な本をご紹介したいと思います。


『英文日本紹介辞典 JAPAPEDIA (ジャパペディア)』 (IBCパブリッシング)
英文日本紹介辞典


参考サイト: 英文日本紹介事典 JAPAPEDIA(ジャパペディア)


辞典とあるだけに、ちょっと分厚い、本当に辞書のような一冊です。その分、中身は充実。3,000以上の例文から構成されていて、日本の基本情報、地域の説明、政治経済、日本の四季、伝統と文化、宗教、歴史、人物など、さまざまな事柄が網羅されています。


この一冊で、ラーメンの説明から政治経済まで語れてしまうというわけです。英文は驚くほど難しいというものではありませんので、英語初心者の方がお持ちになっても十分役立ちます。英語力を身につけながら、日本のことを学びたいというときにぴったりです。


私など英文よりも日本語の解説文を読んで、ほぉ~っと納得しております。
では、例文を少々ご紹介させていただきましょう。


When you eat noodles, making a slurping sound is totally acceptable in Japan.
(麺類を食べるときにすする音をたてるのは、日本では全面的に受け入れられています。)


The 2011 the Great East Japan Earthquake (Tohoku Earthquake) was magnitude 9.0, and it was one of the biggest earthquakes in human history.
(東北地方太平洋沖自沈では、マグニチュード9を記録し、これは人類史上で最も大きな地震のひとつです。)


After the Second World War, Japan was reborn as a democratic nation.
(第二次世界大戦後、日本は民主国家として生まれ変わりました。)


ガイドをするときに持ち歩きたい一冊です。でもバックに入れて歩くにはちょっと重いかな?本当は頭にすべて入っているといいのでしょうが無理!時間があるときに、ペラペラとめくりながら声にだして練習しています。


英語を学ぶときは、この「声に出して練習する」という部分が非常に大事だと思っています。難しい単語や言い回しが出てきたときは、CDで確認するといいですね。


この本の気に入った部分:


はじめに の部分からなのですが、下記を読んでみてください。

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まず、簡単なフレーズに目を通して、次第に複雑な内容を説明する文章にチャレンジしてみてください。そして、ただ丸暗記するのではなく、ここで参考にした文章を実践で使ってみてください。しかも、自分の言葉に書き直して。完璧である必要はありません。「失敗は成功の元」ということわざのとおり、何度もチャレンジしてゆく中で、自らの個性に見合った表現で日本を伝えることができるようになるはずです。
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IBCの編集部の皆さんからのお言葉です。本当にその通りだなあと思いました。制作者の愛情が感じられる一冊になっています。そして、次の学習方法まで示唆してくれています。


● まずは自分の興味のあるテーマを選ぶ
● 簡単な文章からそらんじてみる
● 複雑な文章へとアップグレードしてみる
● 音源を携帯音楽プレーヤーなどに落として、繰り返して聞く


上記は、この本の使い方だけでなく、英語学習全般にわたっていえることです。


IBCパブリッシングさんからは、最近、日英対訳の 『英語で読む織田信長』 も出ました。この出版社さん、皆さんにおなじみの 『英語手帳』 を作ってくれているところです。いろいろなセミナー会場などで、英語手帳を使っている人にお会いしてきました。それから、私の手帳をみて 「あっ!英語手帳!」 と声をかけてくださった人もいました。2012年版が出るのももうすぐですね。楽しみ!



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2011年9月24日 (土)

子ども英語ジャーナル ハロウィン特集

アルクの 『子ども英語ジャーナル 2011年10月号』 にハロウィーンのアクティビティーを執筆させていただきました。「小学生向け、ハロウィーンの一日・丸覚えセンテンスカード」です。ふろくとして絵カードもついています。

アルク子ども英語ジャーナル
(画像はクリックすると大きくなります)


私のスクールでは、時々、卒業生たちが教室の扉をガバッとあけていきなり、興奮したように入ってくることがあります。


「先生、先生!すげーんだよ俺!ここで小学校のとき、やってた英語の会話、今大学でやってんの!俺、うまいって先生に褒められたよー!」


「社会に出て英語を実際に使うようになりましたが、ここで小学校の時やっていたフレーズが今役にたってるんですよ。小学校のとき、高度なこと教えてもらってたんだなって思ってさあ~。」


彼らが口々に言うのは、スクールで習ってきたフレーズ練習が、英語を使うようになった今、一番役立っていると言うのです。ひとりではなく、多くの卒業性がこのような言葉とともに教室を訪れてくれるたびに、やっぱりこの指導法は間違っていなかったんだ、実践で役に立つ英語につながっているんだと確信するのでした。


先日も、すっかり大人になった美男子君が、街で声をかけてくれました。「さなえ先生ですよねえ?俺のこと、覚えてますか?」小学校時代に通ってきてくれていた子です。「すっかりハンサムになっちゃってえ~!」と世間話を始めると、


「いやあ~、教室での英語は本当に楽しかったですよ。当時は、何をやっているんだかわからなかったけど、今、すべてがつながったんです。あの頃、教室で口ずさんでいたフレーズ、実際に社会で使えるってわかったときは感動しましたよ。あの当時は、ゲームがおもしろくて、ゲームに勝つために必死で英語を口から出していただけだったんだけどね。(笑) あのカードで練習していたおかげで、聞かれた質問にすぐに反応できる自分がいるんです。」


私はいつも英語を教えるときに、簡単なフレーズを盛り込んで指導しています。英語を習いたての小さな子どもに対してもこの指導は徹底しています。単語ひとつを教えるのではなく、センテンスで教えてしまうのです。


例えば、mommy という単語を教えたいとします。フラッシュカードの mommy という単語だけでなく、I love you、Mommy. で教えます。


口真似練習です。先生のあとについて、ひたすらに真似してもらいます。その後は実践!お母様がたがお迎えにいらしたときに、キャンディーを一個ママたちに手渡しながら、I love you, Mommy! と言うわけです。お父様だったら I love you, Daddy. おじいちゃんやおばあちゃんだったら、I love you, Grandpa/Grandma.


お迎えの場は、こんな感じでトロ~リとしたにこやかな雰囲気になります。そしたら、お母様がたから、I love you, Mommy! って言われたら何と返したらいいんですか?などの質問が飛びました。I love you too, sweetie. と返してあげましょうか。


こうして、センテンスカードが生まれました。日常生活で使えるようなフレーズばかりを集めて、質問、返答のパターンを盛り込んだ簡単な英語絵カードを、スクールのスタッフが総動員で手作りカードにして使っています。これにゲームをからめて、徹底的に口から出してもらうのです。


今回は、この一部を、アルクさん発売の英語子供ジャーナルのふろくとして掲載させていただきました。ハロウィーンで使えそうな簡単なフレーズが24種類。ゲームの仕方などとともに紹介してあります。CDもついていますので、ちょっと英語に自信がないというお母様がたもお子さんと一緒に練習していただけると思います。


アルク子ども英語ジャーナル
(画像はクリックすると大きくなります)


I love you, Mommy. (お母さん、大ぁ~い好き!)
I love you too, sweetie. (私もよ、可愛い子ちゃん)


How do I look? (これどう?似合うかな?)
It looks good on you. (似合ってるよ)


Would you like some more? (もう少しいかが?)
No, I'm fine. Thank you. (いいえ、結構です)


こんなやり取りを遊びながら口ずさんでみてくださいね。


アルク子ども英語ジャーナル

(画像はクリックすると大きくなります)


この『子ども英語ジャーナル』には、他にもたくさんのハロウィーンアクティビティーが紹介されています。読み物としてもおもしろいですよ。児童英語講師の皆さん、英語子育てをしているお母様、お父様がた、そして、もちろん、英語を学習中の人にも楽しんでいただけます。




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