プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2009年1月 2日 (金)

新年の抱負

あけましておめでとうございます。


新年の抱負は何ですか?
What's your new year's resolution?


なんて英会話スクールでは決まって聞かれるでしょうね。


今年こそ英語をものにすると決めている人も多いでしょう。では、英語ってどうやったら伸びるのでしょう?答えは実に簡単なのですが、この簡単なことがなかなか出来ないんですね。


・ 毎日取り組む
・ 英語を口から出して練習する


これだけに特化して1年間過ごすと1年後には今とは違った自分がいるのですが、途中で「必ず」、迷い、落ち込み、挫折がやってきます。このときどう対処するかが問題になりますね。


迷ったときは、自分を信じる。毎日、英語を口から出して練習してさえいれば大丈夫です。


落ち込んだときは自分の中に自分を励ますもうひとりの自分を作り、対話する。


挫折しそうになったときは、初心にかえる。どうして自分は英語を始めようと思ったのか。その時に比べて今の自分はちっとも進歩していないかと問い掛ける。ほんのちょっとでも進歩していればよしとし、先に進む。


・ 以前わからなかった単語がわかるようになった。
・ 外国人に How are you? と聞かれたら、I'm good. と即座に返せる。
・ おととい言えなかったフレーズが今はスラスラと言える。


ひとつでも当てはまればあなたの英語は進歩しています。落ち込んで、あぁ~あ、とため息をつき、うだうだ考えている時間があったら、その分、口を動かして練習しますよ。そうした人だけが高みに登っていけるのです!


では、2009年、あなたにとって良い年となりますように!いえ、良い年になりますからね!!!今年もよろしくお願いいたします。



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2009年1月 5日 (月)

出る杭は打たれる

私が英語の勉強を始めたのは、私の3人の子どもたちが小学校2年生(長男)、幼稚園の年長さん(次男)、年少さん(長女)のときでした。


幼稚園が終わると子どもたちはお友達と家を行ったり来たりして遊ぶじゃありませんか。お母さんたちが一緒に来ることも多く、よくダイニングテーブルの上に広がった、NHKのテキスト、ノート、辞書を見ては、何これ?と反応するママたちもいました。


そのうち、


「今更、あの人英語なんか勉強して何になるのかしら?」
「な~にを気取ってるのかしらねえ」


というささやき声が聞こえてきました。小学校のPTAなどに行くと、少し違った空気が自分の周りに流れているのも感じていました。


日本人って「右にならえ」をする人種とされているではありませんか。そんな中で私は明らかに異色だったに違いありません。お茶飲みもランチもやめて暇さえあれば録音してあったテープ(当時はまだテープだったのですよ)をかけ、テキストを片手に英語に没頭していたのでした。


子どもたちは応援してくれたけれど、やはり大人の8割は怪訝そうに私のことを眺め、「今更英語なんかやって仕事になるわけじゃなし、海外転勤があるわけじゃなし、何カッコつけてるのかしら?」と思っていたように思います。


そんな時、どこかで読んだのか、誰かが言ったのか忘れましたが、次のような言葉に出会いました。


出る杭は打たれるけれど、出すぎてしまうと、もう打たれることはない!


私は、あっ!そうか、これだ!と世間のヒソヒソ声を気にしなくなり、ますます英語へとのめり込んでいきました。


で、今に至っております。



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2009年1月 7日 (水)

生徒自慢

前回、出る杭は打たれる の記事を書きましたが、ここにある生徒の話があります。


その大人の生徒さんは私のスクールに長いこと通ってきてくれています。今では外国人とも臆せず話ができるようになりました。そんな彼女がある時、こんなことを言っていました。


周りの人によく 「いいわねえ。そんなに英語が上手に話せて……」 と言われるんだそうです。明らかに褒めているのとは違い、斜め目線でやっかみ半分の心無い言葉に少々イライラしたり、傷ついたりするらしく、人にそんな言葉を投げかけられるのがとても嫌だと話していました。私は彼女にこう言いました。


「もっと上手になりなさい。誰も言わなくなるから。」


彼女は私がやってきた通りの学習法でずっと勉強を続け、海外で暮らすこともなく過ごしてきました。若い頃から英語は好きだったようで、めきめきと頭角を現し、ごく普通の主婦だったのですが、今では立派な英語講師となってしまいました。私と同じように、これから学習していく人たちを支え励ます仕事についています。そしてまだ私のスクールにも通ってきてくれています。


私は彼女をとっても誇りに思っています。私のナンバーワンの生徒です。



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2009年1月10日 (土)

ゴガクルモバイル

ゴガクルモバイル、全国ランキング DAILY TEST を続けています。携帯で DAILT TEST なんて嫌!と最初は思っていたのですが、ハマっています。毎回、朝の7時半~8時くらいの間にメールが届きます。携帯に送り込まれてきた問題に答えるとランキングが発表されるというものです。


お正月早々、1位という名誉なスタートを切ったものの、その後、1問間違え、1日アクセスするのを忘れたら 549位になってしまいました。1位をキープするって難しいですね。また生徒に負けてしまいましたあ。私の生徒はずっと 1位をキープ中。熱心に勉強しています。


現在、利用者 12,889 人の方が登録しているんですね。昨年より増えましたねえ。やはり新年はまた英語に力を入れようと考える人が多いようです。


毎日たった1問だから無理なく継続できます。復習にもなり脳の活性にもなりそうです。また明日からも頑張るぞ!!


「簡単なことを毎日続ける」 -- これ学習のポイントでもあります。



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2009年1月13日 (火)

心が折れそうになったら

英語の勉強は辛いですね。孤独で長い付き合いになると思ってあきらめてください。そんなにすぐには上達しません。


私のところに多く寄せられるお便りからは、学習の苦しさ、辛さ、痛み、孤独が伝わってきます。そうなんですよ。英語の世界って華やかに見えるけれど、実はその裏には多くの困難、苦労が隠されているのです。そしてこの孤独と痛みに耐えられた人だけが明るい光を見ることができるのですねえ。


と、言うと悲惨なもののように思えてしまうかもしれませんが、そうでもありません。要は考え方です。これはあなたにしか越えられない、そしてあなただから与えられたチャレンジだと思い、むしろそれを楽しんでしまえばいいのです。


困難よ!やって来たまえ、私は多少のことではへこたれないのだ!と勇敢に立ち向かう、カッコいい自分を想像しましょう。


辛くて心が折れそうになったら、自分の中に自分を励まずもうひとりの自分の作ってあげてください。この人は、あなたのベストフレンドです。あなたのことを一番よく知っていて、一番の理解者でもあります。


ところが、日本人の特性なのでしょうか?


・ どうして私はこうもダメなのだろう?
・ どうして覚えられないのかなあ?
・ どうしてこんなに上達しないのかなあ?


とネガティブな考えに走りがちです。こんな考えとはおさらばですよ。


・ 私はよくやっているじゃない。
・ 忘れちゃった?それがどうしたの?また覚えればいいじゃない?
・ きのうは言えなかったことが言えるようになったじゃない?


そうやって自分で自分を励ましてくださいね。あなたを変えることができるのはあなた自身なのですから。



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2009年1月16日 (金)

遠山顕先生 映画「ラーメンガール」出演

明日、2009年1月17日から公開される日米合作映画、「ラーメンガール」に「ラジオ英会話」講師の遠山顕先生が出演しています。


数年前にこの話を聞いていましたので今から映画を観るが楽しみです。弁護士役で出演していてせりふもあるんだそうですよ。


遠山顕先生もラーメンも大好きな私はぜひ観に行かなければいけません。ブリタニー・マーフィーさんと西田敏行さんの英語と日本語のやり取りもおもしろそうです。どのくらい聴き取れるかな?


遠山顕先生は、ライブで歌も歌いますし、英語だけでなく俳優もやってしまうなんて本当に天は人にいくつもの才能を与えてしまうのですね。いや、その才能の華を開かせるためには並々ならない努力が隠されえているのでしょう。


遠山先生のライブ、何度かおじゃましたことがありますが、本当に気持ちよさそうに歌を歌う先生の姿が目に焼きついています。ラジオと一緒でトークもなかなか楽しいです。さて、今回は映画の中でどんな遠山先生を観ることができるのでしょうか?



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2009年1月21日 (水)

英語、ひとり練習

私のスクールでは、大人の生徒さんは遠山顕先生の「ラジオ英会話」のテキストを使って勉強しています。生徒さんたちは全員ラジオを毎日聴かないといけないことになっています。


そしてレッスンに来たときは、みなさんがどのくらい練習してきたかをチェックさせてもらいます。あらかじめ練習してくるのが絶対条件になっているのです。一行声に出してもらうと、どのくらい練習してきたかがわかります。テキストに目を落とさずに言える人も多いので感心することしきりです。


皆さんの自宅での練習方法を聞いてみました。半端でなく真剣に練習していますよ。


(1) ダイアログを別の紙に書き出して、部屋のあちこちに貼る。キッチン・リビング・洗面所・トイレなど。

(生活の拠点となるところで目につきやすいところですね。しかも貼るだけではありません。必ず声に出して練習します。)


(2) カレンダーの裏側にマジックでダイアログを書き、お風呂に持って入る。バスタブに漬かっている間は音読をする。

(音が反響して英語が上手に聞こえるらしいですよ。お風呂の中から独り言が聞こえてきたら家族がびっくりしない?との質問には、大豪邸だから大丈夫、という答えが返ってきました。本当はごく普通のお宅ですが、こういったユーモアで返答できる人は英語力の伸びも早いです。)


(3) テキストを洗濯ばさみで物干しに吊るす。洗濯物を干している間はテキストをチラ見しながらダイアログを口ずさむ。

(近所の人は、あの人、洗濯物を干しながら何をぶつぶつ言っているのだろうか?大丈夫かな?と思っているかもしれません。でも気にしない。)


いかがですか?こんな練習をしている生徒さんの英語は確実に上達して今や私の英語力を追い越そうとしています。そういえば、遠山顕先生も学生の頃はおうちの中で大きな声をだして練習したと講演会か何かのときお話していたような気がします。


あなたはどんな学習法を取り入れていますか?教えてくださいな。



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2009年1月24日 (土)

英作文は勉強すべきか?

読者からのご質問です。質問をくださった ajisai さん、ありがとうございました。


Q: 英語を口から出す練習と平行して英作文も勉強したほうがいいのでしょうか?またそのほうが語学力がUPしたり早く英語が話せるようになるのでしょうか?


A: 私は「英語があまり話せないうちは英作文はするな」と教えています。そのかわり、英文をどこかから盗んできて話なさいと言っています。


つまり自分で英文を作るのではなく、どこかにある英文をそのままそっくり真似して話しましょう、ということです。英作文をすると、どうしてもぎこちない英文になってしまいがちで、内容は通じてもどことなく自然な英語からは遠くなってしまう、という問題が生じることがあります。


先日、新聞か雑誌に、ある有名な先生が「英作文はせず、英借文をせよ」ということを書いていました。なるほど、うまいことを言うものだと感心しました。


私は英語を勉強し始めてから最初の数年間は、とにかく使える英文を自分の中に溜め込むことだけに集中しました。いつもいつも「この表現はどこかで使えるかもしれない。」「これは、自分のことを表すのに適した表現だ。」などということを意識しながら英文を口から出し、練習しました。


暗記ではありません。何かのときにとっさに口から英語が出てくれないと役に立たないので、とにかく口からスラリと出るようになるまで練習しました。つまり、こう言われたらこう返答するというパターン練習を徹底的にしたのです。


英文日記を書くようなときは、何冊ものテキストをひっくりかえし、自分が言いたい表現に合ったものを探し出す作業をしました。うまい表現が見つからなければあきらめて、自分の言いたいことのほうを変えました。つまり、日本語から考えるのではなく、先に英文を読んで、あっ、この表現とこの表現を使うと、自分の言いたいことに近くなるな、という英文の探し方をしたのです。


時間がとてもかかる作業のようにみえますが、結果的には英語が話せるようになる近道だったと気が付いたのはうんと後になってからでした。自分で英作文らしきものができるようになったのは英語を勉強し始めて16年たった、ごく最近になってからのことです。



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2009年1月26日 (月)

リトルチャロって TOEIC に換算すると何点くらい?

読者からの質問にお答えします。次の番組はTOEICのレベルでいうとどのくらい?というものです。elmo さん、するどい質問をありがとうございます。


(1) リトルチャロ(TV版)
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
(3) ネイティブの発音塾


NHKの語学番組とTOEICについてのランクですね。うぅ~ん、これは難しい!!私の独断と偏見でおおまかなことを勝手に書いてみますね。

(1) リトルチャロ(TV版)
TOEIC 200点~800点対象

(2) リトルチャロ(ラジオ版)
TOEIC 400点~800点対象

(3) ネイティブの発音塾
TOEIC 300点~700点対象


あっはっは、ずいぶんいい加減ですね。TOEIC 200点~800点なんて英語学習者のすべてじゃないの?とお思いになるかもしれません。実は、リトルチャロはそれだけ、子どもから大人まですべての英語学習者が楽しめるように作られている番組だと思います。ストーリー性のある教材は題材がいいとハマリます。それにTVですと字幕もつきますから、英語がちっともわからなくてもストーリーそのものを楽しむことができます。ハラハラ、ドキドキするシーンもあり、感情移入がしやすいです。ときどきはホロッと涙を流す場面があったりして......。


この番組は英語初級者から中級者を対象に作られた番組ではないかと思いますが、簡単そうにみえていて、ところが実は結構むずかしかったりもします。特に解説の部分なんて、一度聞いただけではわからない箇所がありますし、ネイティヴが持つ独特な表現にホーッとうなってしまう部分もあります。


簡単なことばかり話しているかというとそうでもないのです。ラジオに耳を傾けてみると、あれれ?聞き取れない箇所がたくさん出てきます。上級者も十分手ごたえのある教材となっています。自分がどこにフォーカスするかで、この教材は使い方が変わってきます。


1) ストーリーを楽しみ英語に触れる。
2) 簡単な表現を繰り返し真似してみる。
3) ストーリー全体を英語で説明してみる。ときどきはせりふを交えながら。


elmo さんは、どんな学習方法で挑戦していますか?


「ネイティブの発音塾」、これは今年の1月から始まった番組ですよね。ですので、すいません、まだ調査不足です。ですので、300点~700点対象なんていい加減な評価をしてみました。発音は最近特に注目されています。一昔前は、「発音よりも話す中身のほうが大事」と言われていた時期もあったのですが、ここ最近は、中身も確かに大事だが、「発音が悪いと通じない」と基本のところに立ち返っています。


発音に関しては臨界期があるのないのと世間では騒がれていますが、口のちょっとした形やポジションを変えるだけで、大人になってからでもかなり矯正できる、というのが私の考えです。この番組、発音にちょっと自信がないなと思っている人や再確認してみたいと思っている方には良い番組だと思いますよ。


でも、個々の音に執着するよりも、リズムやイントネーションのほうがもっと大事になってくるのではないかなあ、と個人的には思っています。リズムやイントネーションを矯正するにはシャドーイングという良い方法がありますので、またそのうちブログでご紹介しますね。


おー、長くなってしまった!elmo さん、よい質問をありがとうございました。満足のいく回答ではなかったかもしれませんが、お許しくださいね。



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2009年1月30日 (金)

ひとりブツブツ練習

先日、 「英語、ひとり練習」 の記事を書きましたが、今日はそれに関連する記事をもう1本。


英語学習に「ブツブツ練習」は付き物です。ラジオ英会話の遠山顕先生もものしり英語倶楽部の大杉正明先生も、若かりし頃、英語を口から出して、大きな声で練習したと言います。


やはり、「ひとりブツブツ練習」は欠かせないようですよ。私も台所で食器を洗いながら、掃除機をかけながら、洗濯物を干しながら、自転車をこぎながら、スーパーで買い物カゴをぶら下げながら、ブツブツとやったものです。電車に乗っても口パクで練習。


テープは耳にタコができるくらい聴いたので、口パク練習をするときは音声が頭の中で鳴り響きます。どんな声優さんがどんな声を出し、どんなイントネーションでどんな言い方をしたのか脳の中で音がするのです。


これは現在のある生徒さんのお話。彼女も家事の合間にブツブツ練習をしています。時々、お子さんが「お母さん、何ブツブツ言っとるん?」と聞くのだそうです。


そうすると彼女の練習方法は、ひとりブツブツから、ひとり通訳へと変わります。例えばこんな感じ:


Sorry I didn't show up for dinner last night.
(きのう、晩御飯行かれへんでごめんな。)


What happend? I tried to call you, but your line was busy.
(何しとったん? 電話したんねんけど、話中やったわ。)


It completely slipped my mind.
(すっかり忘れとったんねん。)


と、「こんな英語を練習しとるんや」、とお子さんに説明しながらブツブツするのだそうです。もうお気づきかと思いますが、彼女は大阪出身。自分のお国言葉にしたほうが覚えが早いんだそうです。


これでお子さんも真似して、一家でブツブツしていたら楽しいですよね。えっ!?楽しいじゃなくて、怪しいですって?いいんです、いいんです。あの人、怪しいと思われるくらい練習したほうが英語は上手になるのです。



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