プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2010年11月14日 (日)

ディクテーションは文法力がないとダメ?

すっかり更新をサボっておりました。皆さん、申し訳ありません。
さて、さっそく Q & A コーナーを掲載いたします。こちらの返事もかなり遅くなってしまっていてごめんなさい。

A
ディクテーションは、ラジオ英会話に慣れてきて、ある程度文法の勉強をやった後に始めた方がいいですか?文法の基礎が分かっていないと相当難しいような気がするのですが...。


Q
ディクテーションはラジオ英会話に慣れてきて口がなめらかに回り始めた頃にスタートすると良いかもしれません。文法をおさらいしてからではなく、ディクテーションを文法のおさらい道具に使うと有効的でしょう。つまり、文法の基礎を勉強するためにディクテーションをするのです。


ディクテーションをしていると必然的に文法が見えてきます。例えば、many ときたら次に続く動詞は複数になるはずなのです。many book と書き取ったとしても、many の後は複数だよな、ともう一度耳を傾けると、many books と最後の s が聞こえてきます。


それから I study English yesterday. と書き取ったとします。でも yesterday と言っているのだから studied と言っています。さらに、I've ときたら、次にくるのは過去分詞のはずですね。


何度かお伝えしてきていますが、ディクテーションは完璧にやる必要はありません。私のディクテーションノートは最初、穴ぼこだらけでした。わからないところはカタカタで聞こえた通りに書いておきます。あとで辞書でピタリとくる単語を探し出せたときは、ジグゾーパズルのピースが見つかったときのような快感があります。


この快感をたくさん味わうと良いのかもしれませんね。


もうひとつ発音に関する質問がありましたが、それは明日のブログで掲載いたします。
皆さん、いつもありがとうございます。




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daniel:

「基礎英語1へ」
佐奈恵さん、こんにちは。
ディクテーションで皆さん悩むところは同じなんですね。
さて、私は昨年4月から基礎2を、今年4月からラジオ英会話を継続して聴いてきました。
ところが、最近ダイアログにもなかなかついて行けなくなって落ちこぼれ状態でした。
いったい自分はどこで引っかかっているのだろうと思い、中学1・2年の総合問題集を解いてみました。
するとどうでしょう、一般動詞の過去形への変化・名詞の複数形の作り方・進行形の作り方・助動詞・前置詞・比較級など細かい部分のミスの連続で、「あー、私は中1の基本文法さえ全く理解してない?いや、かなり忘れてしまっている」と気づき愕然としてしまいました!!!
と同時に自分の英語の弱点とこれからやるべき課題が判り、目の前の視界がサーッと開けてきました!!!
そして本屋へ行き、迷わず基礎1のテキストを購入して11月より聴き始めました。
砂漠で見つけたオアシスのように、自分の中に英文法が音と同時にドンドン吸収されていく感じがして、毎日取り組んでいます。
基礎1とはいえ、単語・イディオム・文法・発音・書き取りと大変充実した内容であると思ってます。
これまで、勉強法に悩みながらも佐奈恵さんのアドバイスを読みながら勉強を継続してきましたが、これで私の英語の勉強を一歩前へ進めることが出来ました!

ショコラ:

お忙しい中、質問に答えていただきありがとうございました。
以前からディクテーションについては大変興味がありましたが、やり直し英語を始めたばかりの私には、とてつもなく難しいことのように感じていました。
それに、最近は英語関係の本や雑誌どれを見ても「何を始めるにしてもまずは文法」とあるので、今のやり方を信じ、実行しながらも、どこかに不安がありました。
しかし、佐奈恵さんに「ディクテーションをしながら文法のおさらいができる」と教わりましたので、思い切って足を踏み出してみようかと思います。
発音の記事も楽しみに待っています。

しばわんこ:

こんばんは、しばわんこです。


私は今、実践ビジネス英語の本文ディクテーションを
やっていますが、とても難しく大体一時間弱
かかってしまいます。それでも最近自分の間違いのパターンが見えてくるところがあり、Would・have・冠詞・代名詞など本文と照合すると、やっぱりこの間違いだったか、と
変に納得する点が多く、ディクテーションが文法強化になる
ということを感じています。しかし、文構造が全くわからず
とりあえず答え合わせ、その後音読、という部分が
7割以上です。


以前、佐奈恵さんが高校の文法とディクテーション、どちらを優先したほうがよいか、という問いに
ディクテーションを薦めていらして、
実際自分も文法を強化しなければ、と思いながら
ラジオだけで手一杯でラジオのディクテーションと
音読と簡単な洋書の読書をしてきました。


しかし、TOEICのリーデングは200点以下を
3年近くうろついています。
(英検は2級を2年前にすれすれで取りました)


ここで質問なのですが、今書かれているような
3単元のSや複数形や、自分が実感している代名詞を落としていることで自動詞や他動詞を理解する、
といったことではなく、TOEICのリーデングパートや
実践ビジネス本文に使用されている文法を
感じられるような、文法の勉強
(高校の文法か受験文法?かTOEIC問題集)は
どのタイミングでしたらよいのでしょうか?
例えば実践・・・を2年間くらいディクテーションした
後でしょうか?


先月パーティに参加し、意気揚々としていたのですが
急に、いつまでたっても間違いだらけで
内容のあまり無い話をしたりすることしか出来ず、
一向にニュースもレポートも読めず
進歩の無さに辟易としてしまいました。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

daniel さん、いつもありがとうございます。自分の弱点を発見して、さらにそれを克服すべき道もちゃんと見出したのですね。すごいなあ~。今、毎日取り組んでいる daniel さんの英語はきちんと形になっていくこと間違いなしです。おもしろいように英語を吸収している daniel さんの姿が見えるようです。これからも頑張りましょうね。英語は悩んで停滞するときもあり、一気に加速して進歩するときもあり、そんなことの繰り返しなのかもしれません。daniel さん、英語に打ち込んでいる姿はカッコ良いですよ。頑張れ~!!

川本佐奈恵 Author Profile Page:

ショコラさん、お返事遅くなってしまって申し訳ありませんでした。さっそくメッセージをくださってありがとうございます。確かに文法の勉強は最終的には必要です。私も18年たった今、これからまた文法の勉強を始めようかと思っています。日本人は最初から文法の勉強に目が行きがちですが、私の経験からですと、何だか順番が逆だなと思うのです。最終的に英語の実力を左右するのは文法力かもしれませんが、最初から文法を勉強するとつまずくような気がするのです。最初はやはり、口の筋肉を英語筋に変えてあげるのが先ではないのかな?少し英語のセンテンスに慣れたところで文法の勉強に戻ると、文法がおもしろいように染みこんでいく、これが私がやってきた方法でした。すべての人に通用するわけではありません。人にはそれぞれやり方があるので、自分の学習方法を発見するまでが大変なのかもしれませんね。文法の勉強を進めている人って、すでにある程度英語力がある人のような気がするのですが、いかがでしょうか?私みたいに、なぁ~んにもないところからスタートする人は、やっぱり「真似」からかなあと思うのですが……。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

しばわんこさん、実践ビジネス英語の本文のディクテーションを1時間弱で仕上げてしまうなんて、それは素晴らしいですよ。私なんてひとつの単語を探し出すのに20分くらいかかってしまうと思います。TOEICのリーディング力を伸ばしたいのであれば、TOEICの問題集を買って集中して徹底的にやるといいと思いますよ。ただし、それが苦痛になってしまったら意味がありません。英語は楽しいと思うから続けることができるのです。


私の場合、TOEICの点数は2,3年くらい同じところを行ったり来たりしていました。そしてその次に受けたときに一気に200点くらい上がっていたことがありました。私はTOEICの問題集を試験の前に少し集中してやっただけで、あとは、ひたすらNHK講座だけでしたけれどね。インターナショナルパーティーでは、しばわんこさん流暢に話していて、周りにいる人は、「しばわんこさんってすごぉ~い!」 と思ってみていたはずですよ。自分で自分の弱点ばかりに目がいって、本来の良い自分を見てあげていないのではないですか?もっとご自分を褒めてあげても良いと思います。ニュースは私もいまだに苦労しながら読みます。何が書いてあるのかわからないことも多々あります。私もまだまだです。

しばわんこ:

佐奈恵さん、ご回答と暖かいコメントを
ありがとうございました。


そうすると、問題集や文法をやるのは今、
ということですね。
ラジオにかけている時間を30分減らして
毎日30分、文法の問題集をやっていこうと思います。
ありがとうございました。


英語力を測るのにTOEICは、いい物差しになると思うので
毎年受験しています。物差しが正確なだけに
結果が変わらないと”自分の実力も変わっていないのか”とがっくりきます。


今まで本当にラジオと簡単な読書しか
やってきませんでした。


つくづく好きなことしかしてこなかったんだなぁ、
と感じます(笑)。


今年も後少しですが、子供にならって
苦手なものも栄養の為、少しずつ食べるようにします。


50歳の自分にあきれられないように
頑張ります。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

しばわんこさん、いつも良く勉強していますねえ~。偉い!英語の上達ってきれいなカーブを描かないから辛いですね。でも、次の高みにのぼる準備はチャクチャクとしているものなのですよ。いつも思うのですが、しばわんこさんはご自分の英語力を過小評価しているような気がするのです。本当はご自分で思っているよりもうんと高い英語力をお持ちなのに……。確かにTOEICでは英語力が点数で出てくるので指針にはしやすいかもしれませんが一喜一憂することはありませんよ。その証拠にTOEIC700点台でもものすごく流暢に話せる人もいれば、TOEIC900点でも、話すとなるとしどろもどろになってしまう人はたくさんいます。成績や点数にとらわれることをやめて、英語そのものをもっと楽しんでみるのもひとつの方法かもしれませんね。「50歳の自分にあきれられないようにする」ですって?しばわんこさんは今のままで十分素敵ですよ。その魅力をキープしていきましょう。


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