プロフィール

川本佐奈恵
32歳で英語をスタート。 英会話スクール English Timeを経営。
毎週日曜日には英会話カフェ Sunday English Time を運営。

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川本佐奈恵 You can do it!

2010年9月 4日 (土)

主婦からの転身 No. 19

お久しぶりの「主婦からの転身シリーズ」です。前回はディクテーションを続けていたら耳が開いたというお話でした。


ディクテーションは効果的な学習方法なのですが、苦しくて辛い作業なので簡単にサボってしまいがちです。何でも続けてこそ意味があるので、ディクテーションをいかにサボらなくするか、それがその当時の目標でした。英語の学習を怠けてしまうことなんていとも簡単なのです。そして、お決まりの言い訳、「だって忙しかったんだもの」 それをつぶやくのです。


何とかして勉強をサボらなくするために、あることを考えました。


インターネットには当時、杉田敏先生の『やさしいビジネス英語』を聴いている仲間が集まっているメーリングリストというのがありました。そこに投稿を始めたのです。当時は、『やさしいビジネス英語』の語句の解説部分を書き取ることを始めていたのです。


前日の夜に録音しておいた番組を翌朝の4時に起きてディクテーションをするようになりました。どうして朝の4時ですかって?自分だけの時間がどうしても欲しかったのです。当時は子供たちがまだ小さかったので、自分の時間があるようでなかったのです。もっと勉強をしたいと思った私、どこで時間が作れるかな、と考えた結果、早朝の時間帯を見つけたのでした。


この時間、マジックアワーなんですよ。静かで誰にも邪魔されないとても素敵な時間なのです。ピンポーンと誰かが来ることもなく、電話も鳴らない。お母ぁさ~んと呼ぶ声もしない。世の中には、こんな静かな時間があったのかと感動さえしましたね。最初はひとりでコーヒーを飲んで早めの朝食をとることをしていました。贅沢なひとときです。


やがてこの時間帯を勉強にあてるようにしました。夜眠い目をこすりながらやっても能率があがらないのです。ならば、思い切って寝てしまい、朝早起きをしてやってみようかなと思ったのがきっかけでした。以来、この静かな時間帯ががとても好きになりました。


毎朝、毎朝、同じような時間帯に前夜の番組のディクテーションを投稿するようになった私。すると、どうでしょう。それに返答するメールが届くようになりました。穴ボコだらけの私のディクテーションに対し、「ここはこう言っていたのではないの?」「ここにはこの単語が入ります。」など、同じ番組に耳を傾けている人たちからのヘルプが入るようになりました。


もう、こうなるとサボることができません。朝の5時半までに仕上げて投稿しておくと、どうでしょう、午前7時にはすでに何通かのメールが返ってくるのです。皆さん、出勤前に私の草稿に目を通し訂正を入れてくれるのです。有難いですねえ。このときできたディクテーション仲間は私にとって宝です。あれから10数年、いまだにやりとりをさせてもらっています。


こうやって自らをサボれない状況に追いやっていったのです。


(つづく)



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popcorn:

こんにちわ、毎日暑いですね。
川本さんの著書で早朝勉強のお話以前に読ませていただきました。私自身はフルタイムで日によっては深夜タイムまで残業があったり、おまけに朝は絶対的に苦手なのでこれは今のところお仕事(お稼ぎ)優先でむりなのですが。
でも仲間がいて宿題が公開されてという方法はとても効果的だと思います。もちろん勇気が要りますが恥をすてないと絶対英語は話せないと実感しています。
以前ネットの有料で在る企画に参加していたのですが継続できました。NHKのゴガクルにこんな企画あるとありがたいですよね。

yusuke:

「だって忙しかったんだもの」・・・いつも自分を納得させる言葉です。
毎日の積み重ねがいかに大切か・・・ちょっとサボルとどれだけの今までの努力が急に落ちるかは、自分が一番良く知っている事です。
でも、自分の英語が生かされた時、ネイティブに通じた時の喜びが忘れられないから、みなさん、それを繰り返し続けていくのでしょうね。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

popcorn さん、コメントありがとうございます。popcorn さんは本を読んでくださったのでしたよね。ありがとうございます。本や取材記事を読んでくださった皆さまはよくご存知なことですね。この朝4時起きが私の人生を変えたといっても過言ではないんですよ。朝が苦手なら、夜中でも、日中の時間帯でもかまわないと思うのです。自分だけの時間を作り英語に執着して没頭する、そんな時間を持つ人は上達するんだと思います。誰かに自分の英語をさらけ出すときは、最初は勇気が要りますよね。popcorn さんのおっしゃる通り、恥を捨てないと英語は話せないのです。有料の企画ですか?どんな企画なのでしょう?ゴガクルの事務局の方もこのブログを読んでくださっていると思うので、検討してくださるといいですね。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

yusuke さん、書き込みありがとうございます。yusuke さん、良いこと言いますねえ~。通じた時の喜びが忘れられないから、もっと嬉しい思いをしたくて勉強を続けるのかもしれませんね。苦しいことと嬉しいことが交互にやってきて英語って伸びるんですね。yusuke さん、またメッセージくださいね。

popcorn:

川本さん私は朝が苦手なので1日小刻みスケジュールでこなしています。ながら勉強もいれてですが。1日最低30分月最低3時間(目標は50時間)で取り組んでいます。口に出すのは朝犬の散歩したり、洗濯干したりしながらipod使ってフレーズ教材(もう3年近く使っているものもあります)を聞いては口に出したりださなっかたり(笑)マンネリ化を防ぐためにPODCASTとかも入れています。
という割には英語力伸びてないのですが・・・なにしろ英語始めたころsureという単語さえ知らずウルトラマンの掛け声かとおもったくらいですので。
有料の企画は音読を吹き込んでそれを評価してもらうものでした。続けたいのですが、今とっても節約モードになった我が家は何でも切り捨ててますのでやめてしまいましたが・・・


popcorn:

すみません。訂正です。1ヶ月の最低目標は3時間ではなく30時間です。^_^;

なつ:

最近英語の勉強を忙しいというのを言い訳に怠っている自分がいて、、、やらないと!ってわかってるのに全然だめで...さなえさんみたいに長く頑張れる方法はないでしょうか?

川本佐奈恵 Author Profile Page:

popcorn さん、お返事遅くなって申し訳ありません。小刻みスケジュール、いいじゃないですか!ワンちゃんの散歩や洗濯物を干したりしながらのブツブツ練習も良いですねえ。Sure! がウルトラマンの掛け声ですか?ナァ~イスですよ。音読を吹き込んで、それを評価してもらう企画ですか。そんなのがあってもおもしろいかもしれませんね。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

popcorn さん、はい、30時間だと思っていましたよ。popcorn さんがおっしゃるまで気づきませんでした。いつもありがとうございます。

川本佐奈恵 Author Profile Page:

なつさん、コメントありがとうございます。長く頑張る方法ですか?そうですねえ~、私の場合は 「もう先がない。今頑張らないと、もう頑張れるときがない!一生涯何も頑張らずに終わってしまうのはイヤだなあ~」 と思っています。私は受験勉強に頑張ったこともなく、オリンピック選手のように限界まで極めたともなく、のらりくらりと過ごしてきてしまったのですよ。先延ばしにできるのは、若い証拠、あるいは現状に満足している証拠です。先がない、ヤバイ、と思ったら誰でも頑張れますって。


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