2011年4月 2日 (土)
さて、今日はちょっとやさしめの英語に挑戦、【私は日本に帰ります】って英語で何と言うのでしょうねえ?
そうそう、あなたの言い方であっていますよ。答えは次の文章の中に隠れています。
行きつけのカフェに遅い時間帯ランチを取りに行きました。節電のために薄暗い店内、新聞を抱え、涙している常連さん。
どうしたの?と声をかけると、
手にしたその新聞には、今回の「東北地方太平洋沖地震」でお亡くなりになられた方のお名前が掲載されている欄、そこには赤く丸印で囲まれたお名前がふたつ。
毎回、名前が掲載されなければいい、掲載されなければいいと思いつつ、とうとう見つけてしまった名前。被災された皆様、そのご家族の皆様にはかけてあげる言葉が見つかりません。ただ抱きしめて一緒に泣きました。
復旧、復興のお手伝いをしに現地入りした息子が数枚の写真を送ってきました。「母さん、現地はこんなありさまだよ。俺らは平和の中にいたんだ。」
トラックが公民館のような建物の上にありえない形で乗ってしまっていたり、船が横転して小屋の屋根の上に乗ってしまっているものなど、自然の驚異を物語るものがありました。余震が続く中、復興に向けて作業している人たちがたくさんいると伝えてくれました。
暗いニュースが多い中、少しでも温かい、ほっとできるようなお話もお伝えしたいと思います。事故が起きた原発の中に飛び込んでいった若者のお話は読んでくださった方も多いと思います。
放射線の影響を恐れて、日本で働いていた多くの外国人たちが成田から、羽田から飛び立ちました。授業が入っていたにもかかわらず、いきなりキャンセルして出発する外国人講師たちの無責任さに怒っているエージェントとも話をしました。地震のない国から来た人なら当然でしょうし、逆の立場で自分の娘や息子が外国で同じような目にあっていたら、帰って来い!と言うのが親心でしょう。彼らの行動も理解できます。
うちのスクールは日本にとどまることを決めた講師たちとやりくりして何とかつないでいます。外国人講師のレッスンでなければと考えていた保護者の方も川本先生の授業で十分です、と理解を示してくださり、本当に皆さんのご協力ご理解に感謝している毎日です。
たまたま出張で海外に出ていたカナダ人、日本は今混沌としているから、まだ戻ってこないほうがいいかも、という私のサジェスチョンに下記のように答えていました。
I'll be back to Japan. My life is there.
(日本に戻るよ。僕の人生はそこにあるんだよ。)
あるいは、こんなメールも舞い込んできました。
I know many English teachers have gone home, but I'm still here in case you need a spare teacher.
(多くの英語講師たちが日本をあとにして帰ってしまったのを知っている。でも、僕はここにいるから。もし臨時の講師が必要だったら声をかけて。)
あるいは、ひょっこりと私のスクールにやってきたイギリス人。どうしたの?というと、「そこにある避難所にボランティアが必要じゃないかなと思って来たから、ついでに寄ってみた。」
私のスクールのすぐそばには福島の原発付近から数千人という規模の人たちが避難してきていました。何かできることはないかとボランティアの受付には長い行列ができていました。日本には日本を愛する人たちがいるではありませんか!あなたがいるではありませんか!日本は大丈夫です。きっと立ち直ります。
【僕は日本に帰るよ】 = I'll be back to Japan.
もちろん、I am going to go back to Japan. でもいいでしょうし、昔の映画、ET の名台詞、Go home! なんていかがですか?
佐奈恵先生
私も”I'll be back to Japan next week!"です。
3月11日朝いつものように起きてキッチンに向かうと、私より早起きの主人が”日本で大規模の地震があったようだ”と教えてくれてすぐニュースを見たら、信じられない光景がそこにありました。津波が次々と押し寄せて家屋、車、船、ありとあらゆるものを飲み込む光景はとうてい現実のものとは思えず、キャスターたちも、まるで映画のようだ、信じられないというのがやっとでした。
海外に住む日本人の方々同様、私も何かできることがないか、特に職場の同僚が福島出身なので、いてもたってもいられず、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々のために最初の一歩としてBritish Red Crossに寄付することから始めました。小さな一歩ですが、帰国後は為替に左右されることがない円で復興のために引き続き微力ですがお手伝いできれば、と強く思っています。
日本には日本を愛する人たちがたくさんいるし、海外にもたくさんいます!私も日本の一日でも早い復興、被災された方々が一日でも早くもとの生活に戻られますように、今はこちらから、来週からはもっと近くで応援できますよね!
投稿者: みんみん | 2011年4月 3日 02:38
日時: 2011年4月 3日 02:38
みんみんさん!!!! 確かロンドンにお住まいでしたよね?水仙、クロッカス、マグノリアが咲き誇る美しいところにお住まいだと以前おっしゃっていませんでした?日本にお帰りになるのですか?日本にいらっしゃるご家族やご親戚、ご友人など、皆さんご無事でしたか?ご同僚が福島ご出身ですか。それはさぞかし心配でしょうねえ。皆さん、無事だといいですね。
今回のことは日本国内よりも、海外にいらっしゃる方のほうがショックを受けているようです。きっと流れる映像が悲惨なものが多いからかもしれませんね。「日本が辛い思いをしているときに、海外で何もできない自分が歯がゆい」とおっしゃり、日本に戻ってきた人もいます。
何万人という人の命が一瞬にして……と思うと、気持ちのやりどころがわかりません。しばらく、仕事も勉強も何も手につかなかった方が多いと思います。今でもまだ余震があります。「めまいなのか地震なのかわからなくなってしまった。」「船酔いしつづけている気分。」と言っている人が私の周りにも多くいます。でも、確実に明るい兆しは見えてきています。普通といつもと変わらない日本がみんみんさんを迎えてくれることを願っていますね。
みんみんさん、お帰りなさい。気をつけて帰っていらしてくださいね。
投稿者: 川本佐奈恵 | 2011年4月 3日 07:01
日時: 2011年4月 3日 07:01