ラジオ講座「 イタリア音楽への招待 」が気に入っています。
毎週木曜日の「音楽用語編」が特に楽しみ!
今日の音楽用語は「 forte 」と「 piano 」でした。
【forte/フォるテ】
●日本の音楽用語の解釈
「強く」
●イタリア語のニュアンス
人や物が物理的、精神的に耐えてがんばれる強さ
「力がある,丈夫だ,痛み・薬の強さ」「才能」「とても多くの」
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Quell'uomo è forte. (あの男の人は力持ちだ。)
Oggi ho un forte mal di testa. (今日は頭がすごく痛い。)
La matematica è il mio forte. (数学は私の得意科目だ。)
Lui mangia forte. (彼はたくさん食べます。)
【piano/ピアノ】
●日本の音楽用語の解釈
「弱く」
●イタリア語のニュアンス
「普通の,一般的な」「建物の階,ゆっくり」「音量を下げる」
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È un concetto piano. (それは一般的な考えです。)
La mia stanza è al secondo piano. (私の部屋は2階です。)
Piano, piano. (ゆっくり、ゆっくり。)
Parla piano. (静かに話して。)
音楽用語とイタリア語本来のニュアンスの開きが興味深いですね~( ̄▽ ̄)
ここで関 孝弘先生が教えてくださったエピソードをひとつご紹介します。
イタリアでは楽器のピアノを pianoforte (ピアノフォルテ)と言います。
ピアノフォルテはチェンバロという楽器から生まれました。
チェンバロと違って、音の強弱を自由に段階を追って表現できるので
piano と forte の2つの言葉がそのまま楽器の名前になったんだそうです。
※関 孝弘先生のピアノコンサートが11/1(日)に東京で開かれます。
北海道から飛んで行けたらなぁー!
私も応用編、好きです。
初めは音楽用語では・・・などと思っていましたが、特殊用語ではなくて
逆に日常用語が音楽用語なんですね。
Lui mangia forte.
Quello scrittore ha uno stile piano.
なんて使い方には、「へぇ~~~」でした。
その上、毎回素敵な音楽まで付いていてご機嫌な講座ですね。
だた先日、丹野めぐみさんという方のフォルテピアノのコンサートに
誘われて行って来ました。
普通のピアノとは違う音色だったのですが、ピアノ
フォルテとフォルテピアノって違うんでしょうか????
投稿者: thym | 2009年10月23日 21:26
日時: 2009年10月23日 21:26
thymさん、コメントありがとうございます!
この講座でイタリア語の例文を見ていると、「へぇ~」と思うものがいろいろありますよね。
私にとっても Lui mangia forte. (彼はたくさん食べます)という例文は意外でした。
もし 「forte」 本来の意味を知らなかったら、音楽用語の 「強く」 と理解しているので
きっと 「彼はガツガツ、力いっぱい食べます」 と訳してしまっただろうなぁ(笑)
ピアノフォルテという呼び名は、当初 「フォルテピアノ」 だった名前がいつのまにか
順序が入れ替わったものだそうです。 最初に生まれた「ピアノの前進」が
「フォルテピアノ」で、現在のピアノが「ピアノフォルテ」なんですね(^-^)
フォルテピアノの特徴をネットで調べてみたら、こんなことが書かれていました。
「革で覆われたハンマーをもち、チェンバロに近い、細い弦を張っている。
音の響きはモダンピアノよりも柔らかく、持続が短い。」
いつか機会があったら私も実際に音色を聞いてみたいです♪
thymさんのコメントに書かれていた丹野めぐみさん、ホームページを発見したので見て
きました。フォルテピアノを紹介するページがあって、楽器の歴史や丹野さんの思い
などが綴られていて興味深かったです。
thymさんは、約1週間後に開催される関先生のコンサートに行かれますか?
先生の生ピアノと生トーク、一度聴いてみたいです。ライブDVDとか出ないかな( ̄▽ ̄)
投稿者: Yuh
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2009年10月23日 22:18
日時: 2009年10月23日 22:18
Yuhさんの言うとおり、
Lui mangia forte. (彼はたくさん食べます)って、
大食い大会にでも参加しているイメージを持っちゃいますね。
またまた勉強させてもらいました。
確かにフォルテピアノの音は、普通耳にするピアノの音よ
りも音が短いというか響かない(こんな言い方でいいのかしら?)感じでした。
本当に小さなサロンだったので、ちょうど良い感じでした。
彼女のお父様がmio maritoの元上司だったので、ピアノについて何の知識もなく
誘われるままに伺いました。
HPがあるのも知らず、恥ずかしい限りです。
主人は、普通のピアノよりも高価でデリケートな楽器
だから、自宅では管理できなくて管理費が大変らしい
ぞー、と俗っぽいことを言ってます。
関先生の演奏は12月5日ですよね?
私は今日11月号のテキスト買ったので、急いで往復はがきを買わなくては!!と、
帰りの電車の中で思ったところです。
Yuhさんはもう葉書を出したんですか?
もしも当たってご一緒出来たら!! 夢みたい!!
楽しみです。
投稿者: thym | 2009年10月24日 00:01
日時: 2009年10月24日 00:01
thymさんはフォルテピアノの丹野さんと間接的につながっていたのですね。ご縁に驚きました!
フォルテピアノはデリケートで管理が大変なのですね。
そういえば私の知人で古楽器を愛し、組み立て式のチェンバロを入手して
自作のチェンバロで演奏活動をしている方がいます。(他に多忙な本業があるのに尊敬!)
湿度による音の変化が大きいそうで、調律本を片手に自らこまめに調律をする姿を思い出しました。
関先生のピアノリサイタルの件、私の言葉不足で失礼しましたm(__)m
10月号テキストの114ページで紹介されている演奏会のことだったんです。
11/1(日)に東京文化会館で開催されるそうで、こちらも抽選でチケットプレゼントがある
そうです。初演の曲もあるとのこと。 ワクワクしますね~。
thymさんのコメントのおかげで12/5のラジオ講座公開録音のお話を知りました。
11月号のテキストのインフォメーション、ノーチェックでした( ̄▽ ̄*)ゞ
スタジオで演奏とトークが聴けるなんて夢のようですね。 日本の東端からはちょっと
遠いけど、思い切って応募してみようかなぁ...その前に競争率が高いか~(笑)
もし関先生の収録でthymさんとお会いできたら、素敵ですね♪
投稿者: Yuh
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2009年10月24日 07:33
日時: 2009年10月24日 07:33
おはようございます。
また書き込みしてしまいます・・・
丹野さんのHPをよーく読んでいたら芸大で関先生にも
師事されていたんですね。
これから10月30日放送予定のP84にはフォルテピアノ
の解説がありますね。
来週の放送が持ち遠しいです。
そういえばサッカーの応援で、イタリア語ではForza!!
って叫びますね。
forteは形容詞だからforzaは名詞でしょうか・・・
投稿者: thym | 2009年10月24日 08:05
日時: 2009年10月24日 08:05
関先生と丹野さんもつながりがあったんですね。
講座の方では10/30放送分の「聞き比べ」の問題で
フォルテピアノの音色が流れるようですね。今から楽しみです♪
thymさんが書かれたとおり、forza は名詞で「力,強さ」などの意味があります。
Forza!! と言うと「がんばれ!」「さあしっかり!」という励ましになるようです。
forteは、形容詞のほかに名詞「強い人(主に精神的)/強靭な部分」や
副詞「力強く/激しく/速く/大量に」としても使われているそうです。
とてもよく使われる単語なんですネ。
それから私が最初のコメントに「フォルテピアノとピアノフォルテが同じ楽器」と
書きましたが、現代ピアノの前進にあたる楽器が「フォルテピアノ」で
現在のピアノが「ピアノフォルテ」でした。 該当箇所を訂正しました( ̄▽ ̄;)ゞ
投稿者: Yuh
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2009年10月24日 09:22
日時: 2009年10月24日 09:22
おはようございます。
まさに芸術の秋ですね。
関先生のコンサートの様子、ご案内頂いたアドレスで見ました。
高校時代、NHKのFM放送でバッハやベートーベンをいっぱい放送していたのを
聞いた時に、「重くて、私には難解だ・・・」と思ったものでした。
それと凡人の私は音楽家の生活が大変辛いものだったというエピソードが多くて
「音が苦」じゃないの?と思ったり。
同じ音楽家でもイタリア人のヴィヴァルディだとこれは「音楽」だと思えたり。
9日放送のテキストにも先生が書いてますが、音楽を勉強してない私はイタリア人と
同じように、綺麗、美しいという感覚だけで聞いてるかもしれません。
Allegroが好きです。16日の放送で知ったレスビーギのワルツも良かったです。
投稿者: ごーや | 2009年10月25日 09:03
日時: 2009年10月25日 09:03
ごーやさん、コメントありがとうございます! 関先生の講座は
今まで知らなかった素敵な曲にも出会えてうれしいですね♪
関先生が語るイタリア音楽や用語のお話を聞いていると、
音楽がより身近に感じられて、心地よい気持ちになります。
先生には「これで納得!音楽用語のはなし」という著書があって、
この本がラジオ講座の元になっているそうです。とても興味をひかれている私。
Amazonだと送料無料だけれど、先生のサイトの方から注文するとなんと直筆サインを
いただけるようなのです。...心が揺れています(笑)
投稿者: Yuh
|
2009年10月25日 15:15
日時: 2009年10月25日 15:15