みなさん、おひさしぶりです。 5月に入ってから北海道(特に私の住む釧路)は遅い春を迎え、 自然の息吹を感じる日々をすごしています。 先週には日本一遅いサクラが開花し、白樺が若葉を芽吹き始めました。 こちらのようすは、今後少しずつ写真を交えて紹介できたらと思っております。
5月の連休中に、映画「テルマエ・ロマエ」を見てきました。 原作のマンガは何冊か読んだことがあったのですが、 古代ローマ人の主人公が日本の風呂文化にうなる様は何度見ても 非常に味わい深い反応でした^^ 主役を演じた俳優の阿部 寛さんは、イタリア人の群衆の中にいても なかなか見つけ出せないほど溶け込んでいて自然でした。
劇中で何度かラテン語のセリフや文字が出てきたのですが、 当然ながら まったくわかりませんでした。(^^;ゞ あの古(いにしえ)の言葉から色々な言語が生まれたのだと思うと とても感慨深いですね。
今回は「温泉」を意味する単語を調べてみました。 やはり、ラテン系言語と呼ばれている「フランス語・スペイン語・ イタリア語」は、ラテン語の「テルマエ」に似た響きでした。 どの言語も「温かい,熱い」や「泉,水」の言葉の組合せでした。
ドイツ語は2種類見つけましたが、そのうちの「Therme (テるメ)」は 複数形の「Thermes」にすると、古代ローマの「公衆浴場」を意味するのだそう です。北海道にも以前 テルメの名がつく健康保養レジャー施設がありました。 ゆっくり温泉につかる文化は本当に良いものですね。 今日は「古代ローマのテルマエ(温泉)」に思いを馳せながら、 自宅の風呂に入ろうかな~。
◇◆ 温泉 (カナは発音の目安) ------------------------------------------------------ 【英語】 hot spring (ホット・スプりング) 【ドイツ語】 heiße Quelle (ハイセ・クヴェレ 女性)/Therme (テるメ 女性) 【フランス語】 eaux thermales (オ・テるマル 男性) 【スペイン語】 aguas termales (アグワス・テるマレス 女性) 【イタリア語】 sorgente termale (ソるジェンテ・テるマーレ 女性) 【中国語】 温泉 wēnquán (ウェン・チアン) 【ハングル】 온천 (オンチョン) 【ロシア語】 горячий минерáльный истóчник (ガりャーチィ・ミニェらーリニィ・イストーチニク 女性)
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ラテン語のことが書かれていましたが、ラテン語については、大西英文(著)『はじめてのラテン語』(講談社現代新書、1997)が興味深いようです。ヨーロッパの諸言語をやると、やはり、ラテン語の知識は不可欠のようです。現代日本語でも、漢文・現代中国語、韓国・朝鮮語の素養が必要なのと同じことでしょう。古典語の意味合いは大きいですね。
投稿者: 藤原 | 2012年6月 3日 15:38
日時: 2012年6月 3日 15:38
◆藤原さんへ
本の紹介をありがとうございます。藤原さんはラテン語関連の本も
ご覧になっているんですね。言語のルーツを知ることはとても興味深いですね。
中国語・朝鮮語をかじっていると、日本語との係わりを感じるときが結構あります。
言葉は奥が深いですね~^^
投稿者: Yuh | 2012年6月 4日 21:03
日時: 2012年6月 4日 21:03