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それでもつづけるドイツ語 -急がず・焦らず・カネかけず-
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ドイツ語リベンジ中の三十路女。大の飛行機嫌いを克服、3夏連続ドイツ語学短期留学を敢行。さて今後は?
 

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それでもつづけるドイツ語 -急がず・焦らず・カネかけず-

2011年8月26日 (金)

ドイチュが見てきたヤァパン 40

Guten Tag! Wie geht's? 突然の強い雨、皆さま大丈夫でしたでしょうか。

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

カスレ②    やっほー(≧▽≦)☆  ......

 

やはり珍しい料理なのか今回は珍しく

<カスレのレシピ>が載っております!! なになに!?

 

......

白インゲンマメの下茹で5分間はいいとしても

 

ざく切りにした豚の皮,大量のにんにく,細かく切った脂身と共に弱火で

2時間煮ます。

 

(中略)

 

200度前後のオーブンに入れ調理開始。約20分ごとにカスレの上に

茶色の膜ができますので,その膜をそっと中に押し込みながら,

3~4時間調理します。

 

電気調理器具しかない現代の家庭では、なっかなか、作りにくい、気がしますね...

 

 

Adolf Hitler  ヒトラーの対日秘密指令  1941年

 

1941年3月,日本との協力についてヒトラーが出した秘密指令第24号を見てみましょう。

この文書は,もし日本政府,とりわけ松岡洋右外相が当時それを見ていたなら,

のけぞったに違いない内容のものでした。

 

私も、のけぞりました。

カテゴリー:8月

2011年8月25日 (木)

ドイチュが見てきたヤァパン 39

Guten Tag! Wie geht's?

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

カスレ①    いえーい(≧▽≦)☆  ......

 

Was ist カスレ eigentlich!?

 

                    Le cassoulet

 

どーでもいーけど名詞の先頭くらい大文字にしてほしーわー...

 

 フランクフルトだけはやめて!

 テキストで最も古いとされているカステルノダリーのカスレの中身は,

豚の背の部分とスネ,ハム,ソーセージ,豚の皮,ガチョウ肉の脂漬けでした。 (中略)

すべてのカスレにソーセージは欠かせないようですが,本の著者からのアドバイスとして,

フランクフルト・ソーセージだけは使わない方がよいそうです。

 

...Wie bitte!?

 

 

Walter Donat  「画一化」された日本学

 

テキストの内容よりも

テキストの内容の受け取り方がおふたりの間で異なっていたことが興味深かったです。

テキストを読むという行為の楽しさ、難しさ、危うさ、やはり知っていなければなりません。

 

私の受け取り方は相澤先生の方に近いかな、と思いましたが、それは著者と

同じドイツ人か

違う日本人か

というところが大きいのでしょうね。

 

Noch einen Schritt  から

 

ドーナトのような責任ある立場にいた研究者や芸術家の政治的発言の責任は,

戦後もきちんと問われ続けるべきでしょう。ただ,

ささやかな「心温まる」民間交流の数々が,150年の交流史の中で

この時期についてだけ今後も黙殺され続けるべきなのかは,

とても難しい問題に思われます。

カテゴリー:8月

2011年8月19日 (金)

ドイチュが見てきたヤァパン 38

Guten Tag! Wie geht's?

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

ムール貝 白ワイン蒸し②    やっほー(≧▽≦)☆

 

内容的にはサパーリなのですが、聴き覚えのある単語が!!

 

                 Échiré フランス西部にある村

 

えーっ、村の名前だったの!? ブランド名だと思ってた(それもたぶん間違ってはいない)。

私、この Butter は食べられるんですよねー。

 

 

Karl Haushofer  地政学で日独をつなぐ幻の夢  1941年

 

「日独」と「1941年」だけでも充分キナクサイのに

「地政学」。 って何だろう。

 

でも昨日の「神秘化された弓道」なんかよりずっとキナクサイと思うけど、

こんなん利用するなんぞ。

 

...いえ、利用の目的というか方向というか、が別なのは、なんとなくわかってます。

 

仮想敵国つくらないと団結できないもんかねぇ...

 

それはさておき。今週はこれを書きたかったのだ。

 

月曜日の深夜、日本時間では火曜日の明け方、にこんな放送がありまして、

 

ARD Radiofestival. Das Konzert - LIVE

Moritzburg Festival  (Direktübertragung aus dem Speisesaal Schloss Moritzburg)

Johannes Brahms: Klaviertrio Nr. 3 c-Moll op. 101

  Nicola Benedetti (Violine)

  Jan Vogler (Violoncello)

  Andreas Haefliger (Klavier)

Torsten Rasch: Streichquartett Nr. 1 (2009)

  Mira Wang, Philippe Quint (Violine)

  Max Mandel (Viola)

  Danjulo Ishizaka (Violoncello)

Joseph Haydn: Klaviertrio G-Dur Hob. XV Nr. 25 "Zigeunertrio"

  Arnaud Sussmann (Violine)  

  Danjulo Ishizaka (Violoncello)

  Antti Siirala (Klavier)

Antonín Dvorak: Streichsextett A-Dur op. 48

  Philippe Quint, N. N. (Violine)

  Max Mandel, Nils Mönkemeyer (Viola)

  Danjulo Ishizaka, Eric Han (Violoncello)

 

この Danjulo Ishizaka さん、気になって前にも一度さがした(笑)ことがあったのですが

すっかり忘れてしまっていた。そうそう、この御方、私より全然お若いのだったっ!(≧▽≦;)

 

1979年生まれといえば、Takahara, Inamoto, Ono 世代。

Inamoto と Ono をドイツで観たというのが私の大自慢なんですけど

Takahara は...

怪我してたみたいです(涙)

 

ドイツ最初の夏、今では信じられませんけど

カメラを持って行かなかったんです。レンタル携帯のカメラだけ。

 

ドイツ最初の夏のブログを久しぶりに読み返してみたら

そう、このひと月、楽しいこといっぱいあったけど

それ以上にしんどいこといっぱいあったんだよな...としみじみ。

カテゴリー:8月

2011年8月18日 (木)

ドイチュが見てきたヤァパン 37

Guten Tag! Wie geht's?

今日も暑いですねぇ。明日から少し崩れるようだけど、うちのゴーヤ、だいじょぶかしら?

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

ムール貝 白ワイン蒸し①    いえーい(≧▽≦)☆ 

 

あ~ こんだけ暑いと

キリッと冷えた白ワインでムール貝の白ワイン蒸しをいただいたら

さぞかし旨かろう...

 

                  Les moules marinière

 

浅蜊の酒蒸しでもいいんですけどぉ! だれか作ってぇ!

 

なんて冗談はさておき、

 

Eugen Herrigel    神秘化された弓道

 

テキストは『弓道における禅』からですが、

次頁で紹介されている『日本の弓術』は、いま手元にあります。

弓道部の先輩から借りて来てだいぶ経つのですが。あ、高校の時の先輩です。

 

なぜかというと、何度か(何度も)紹介している

多和田葉子さんの『尼僧とキューピッドの弓』に出て来るからなのですが、

長くなるのでそれはさておき、

 

今日の放送、なるほど、と思いつつ、半分、ちがうな、と思いつつ、でした。

 

私が弓道経験者だから、が大きいのでしょうが、

弓道はちっとも「神秘化」されてなんかいない、と感じるからです。

弓道はむしろ、ヘリゲルが書いているとおりのものです。

 

禅や「道(どう)」を極める達人の中には何か不可思議で超日常的な真理が

潜んでいそうに思えますから,ドイツ,ヨーロッパから見て魅力的な異文化である

 

のは、そうだな、と思いますが、

 

だけでなく,現代日本人のナショナリズムをもくすぐります。

 

なんてこたぁ、さすがにこのご時勢、もう無いでしょ、と。

 

ただ,非合理主義的世界への傾倒は往々にして

危険なイデオロギーとも容易に結びつきがちです。

 

この辺、よくわかっていない。実感として無い。つまり幸せな人なのです(笑)

 

ヘリゲルが弓道を通して得たものを母国に持ち帰って

それをどのように加工して利用したか、は知識としては必要なのかもしれませんが、

それよりも、ここに書かれていること、合理主義的世界のモノサシでは絶対にはかれない

「なにか」が存在することを、弓道経験者なら誰もが知っていることです。と思います。

 

頭でわかっていても体はそのとおりに動いてくれない。

 

キモチでカラダをコントロールすることは不可能である。

 

的に当てようとしてはいけない、的に当てようとは思ってはいない、

でもどこかで「当たって欲しい」と思ってしまっている自分がいる。

 

「無心」になれば矢は的に当たってくれるのか。

 

そもそもどうすれば「無心」になれるのか。

 

と考えること自体もう「無心」ではありえないではないか。

 

前も書きましたっけ、ドイツ最初の夏、同じフロアに暮らすことになった日本人の

6人中3人が弓道経験者だった、って(@0@)すさまじいグーゼン

さっすがドイツ語やってるだけのことはあるー と笑ってしまいました。

(ドイツ語学習者≒弓道経験者≒ちょっとだけ非合理主義的者? ふふっ♪)

カテゴリー:8月

2011年8月12日 (金)

ドイチュが見てきたヤァパン 36

Guten Tag! Wie geht's?

 

Joseph Goebbels  原節子主役の日独合作映画  1936/37年

 

私も「原節子ってだぁれ??」と言いたいところですが、そこまで徹底して若くない(汗)

でも「伝説の女優原節子」としてしか知らないですね。小津作品も観たことないし(汗汗)

 

テキストは『ヨーゼフ・ゲッベルスの日記』からの抜粋ですが、こんな本があるんですね。

あと、日記として書かれたドイツ語がおもしろい。

 

Spät nach Hause.

  遅くに帰宅。

In Tokio Reichstag aufgelöst.

  東京では帝国議会が解散。

Hoffentlich auf immer.

  ずっとそのままとなることを願う。

 

路線バスの運転手さんに「Kapelle はどこで降りたら?」と聞いて教えてもらって

終点で折り返して戻って来た同じ運転手さんに聞かれたことを思い出します。

 

                   Gefunden?

 

映画の話そっちのけでスミマセン。

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

クスクス②    や...ふー(≧_≦;)

 

でもこれって、イタリア料理におけるお米、みたいな感じ、じゃないかな。

 

日本のカレーライスの要領で,煮込みをセモリナにかけて食べましょう。

 

おぉぉ。

 

あと、これ、聴き取れたよ♪

 

                      Ça y est!

                      出来ました!

カテゴリー:8月

2011年8月11日 (木)

ドイチュが見てきたヤァパン 35

Guten Abend! Wie geht's? と聞かれて明るく

Mir geht's super! Danke! なんて言えるわけなかろうもんよ。

 

だいじょぶ、d-mate師匠でさえ「やる気が出ない」...とはおっしゃっていないまでも

やる気が出ないときには」というタイトルを付けていらっしゃるくらいですから。えぇ。

 

Joachim von Ribbentrop und Mushakoji Kintomo 日独の破局の始まり 1936年

 

キナクサイ時代へと突入して参りました。この

武者小路公共(1882-1962)は当時のドイツ大使(作家の武者小路実篤の兄)

ってビックリ~。ずいぶんと長生きされた方ですね...それはともかく

Antikominternpakt,すなわち日独防共協定はサッパリ読めませんでしたけども

今年2011年は,日独交流150周年と言われます。

私たちとしては,そのちょうど半分の75周年にあたる1936年に,

あの途方もない犠牲者を出した第二次世界大戦の破局への決定的な一歩が

この日独防共協定によって準備されたことを,心にとめておきたいと思います。

はい。私も。

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

クスクス①    いえー...(≧▽≦;) 

 

そんなになんども食べたことあるわけじゃないけど

そんなになんども食べたいものではないかもです...

 

お米の国の人がこんなこと言っちゃ本末転倒なんだろうけど

ぷちぷちしたこまかい食べ物ってOKなのとNGなのとある私。

 

ちなみに正しい綴りは

 

                    Le couscous

 

とはいえこの歴史的背景はドイツ語だけやっていては絶対に触れられない内容ですね...。

カテゴリー:8月

2011年8月 5日 (金)

ドイチュが見てきたヤァパン 34

Guten Tag! Wie geht's?

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

ブイヤベース②    やっほー(≧▽≦)☆

 

fond (m) だし汁

 

むむ! このシェフ・ガイヤールのレシピで文法の課題の部分の日本語訳って無いんだ!

 

ストリーミングちゃんと聴いて、どうやってだしとるか調べないと(笑)

 

震災後、最も、好きなことを好きに書かせてもらえたのがここだったので書きますけど

 

昨日の松田選手の訃報の後、やっぱりというか

私、料理をし始めました。料理といっても大したものではないのだけど。

 

私、自分独りのためには料理できないタイプなんですけど、

誰かのために料理している「ように見える」時も実際は

誰かのために料理なんてしてないんですよね。

 

料理をしている時、頭は空っぽになる。

 

いわずもがな、非常に頭を使う kreativ な作業ではあるのですが、

 

少なくとも今の私にとっては

料理 = 頭が空っぽになる = 祈り  という感覚があります。

 

 

Kurt Singer  卓越した日本人論

 

『菊と刀』の方と同時代らしいですけど、こちらの方を今まで知らなかったのは私だけ?

『鏡・剣・曲玉』って、これまたすごいタイトルですけど(邦訳本は『三種の神器』かな)

中身がまたすごかった。せっかくの名訳、ぜひ引用させて下さい。

 

その国民の本質を最もよく表す言語と文学は,日本では

さまざまなニュアンスにあふれ,また微細な差異を表現する同義語にあふれている。

ごく平均的な日本人でさえ,その宗教的なイメージや行動はきわめて複雑である。

日本人の一人として神道の信者であることも,

あれこれ思案し苦悩する人間として仏教徒であることも,

教養人として儒教者であることも,

また個人としてはキリスト教徒であることも,

さらに自然科学者として有名な西洋のお手本にならってある種の唯物論者であることも,

苦もなくできてしまうのだ。

正しい振る舞いという穏やかな表向きの顔の背後に,実は

両立不可能なことや疑念,突然の衝撃や多種多彩の思いつきなど,

極度に不安定なバランスが潜んでいるのである。

 

西洋人は,外部から突きつけられるさまざまな要求をなんとかなだめようと

努力を重ねるか,さもなければ悲劇的敗北を自ら認めるしかない。

しかし日本人はそうではない。

日本人にとってそうした状況は,闘争したり絶望したりするきっかけにはならないのである。

 

Johann Pachelbel:

Chaconne f-Moll [22 Variationen] P 43

Michael Korstick (Klavier)

カテゴリー:8月

2011年8月 4日 (木)

ドイチュが見てきたヤァパン 33

Lange nicht gesehen! Wie geht's?

 

~ ふらっとたちよりせぼーん ~

 

                      À table!

                  ~文と語彙を料理する~

 

ブイヤベース①    いえーい(≧▽≦)☆ 

 

ちなみに正しい綴りは

 

                    La bouillabaisse

 

まっっったく読めません(x_x;)

 

petits poissons de roche: 岩場の雑魚

 

「雑魚」という日本語が連発されるのがなかなか刺激的(笑)

 

そうそう、帰省初日、叔父が釣って来た大ぶりの鯵で

鯵のタタキと

鯵のフライを

満喫して参りました。んまかった~(≧▽≦)♪ って話じゃなくて

 

前から順番に・解釈を進める作業、すごいですね。最後の日本語訳では

 

薪の火の上に置かれた大鍋の中に,

市場では売り物にならないと漁師が判断した岩場の雑魚と,

いくらかの甲殻類と貝類を入れ,

オリーブオイルと地元の香辛料を入れただけなのである。

 

という文章なんですけど、フランス語を解釈していく時は(意味上は)

 

薪の火の上に大鍋が置かれている

鍋の中にあるのは,岩場の小さな魚で

漁師が,市場では売られる価値がないと判断したものだ

甲殻類と貝類がいくつかと

オリーブオイルとその地方の香辛料もある。

 

となる。逆に言うと、先の日本語訳(を形成する作業)は不要、ってことですよね。

 

シェフ・レウルスの読み方レシピ  唇の形に気をつけよう(母音編)

 

(1) 鼻母音[ɑ̃]は,

   魚のコイが口をパクッと開けたときのイメージで,唇を前へ出してください。

(2) 鼻母音[ɔ̃]は,

   海の岩にある「ふじつぼ」のイメージで,唇を前へ出しましょう。

 

出た~(≧▽≦) というか、わかりやす~い♪

 

 

Bruno Taut  日本文化への炯眼  1936年

 

出た~(≧▽≦) というか、「テレビでドイツ語」で観たの、いつでしたっけ...

 

der Kitsch 人目を引く派手さ・過剰さばかりで実は粗悪なもの(を指して

       非難するときに用いる言葉)

 

「粗悪」かどうかは別として、そうですね、私自身、

 

das Zierlich-Gezierte 「かわいらしく飾られたもの」。

               現在でも日本のポップカルチャーにある

               「かわいい」ものに対する欧米からの関心や需要は高い

 

については、ほぼ、「卒業」してしまったかな、という意識がありますね。

こう見えて私も「かわいい」もの大好きなんですけど、でも

嬉しいのは手に入れた瞬間だけでその後ゴミが増えるだけでしょーって論点が違う(汗)

 

だから西洋は,自分がわかるものだけを見て,それが西洋にとって

エキゾチックな魅力や奇妙さだと思えれば思えるほど,それを楽しんだのだ。

 

は、わかるんですけど、その前の文

 

なぜなら,西洋の表層と日本の表層との間には魂の同質性があるからである。

 

が、わからないんですけど、うーん、つまりは

 

なるべくモノを置かない暮らしは正解って解釈でいいのかなーって話がレアル過ぎ(汗)

 

 

なにもシーズン中にイノチをとらなくても

それはむごすぎるでしょう

サッカーの神様とやら

カテゴリー:8月