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それでもつづけるドイツ語 -急がず・焦らず・カネかけず-
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ドイツ語リベンジ中の三十路女。大の飛行機嫌いを克服、3夏連続ドイツ語学短期留学を敢行。さて今後は?
 

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それでもつづけるドイツ語 -急がず・焦らず・カネかけず-

2010年7月10日 (土)

短歌をドイツ語で 4

    逢い見ての のちの心に くらぶれば 昔は物も 思はざりけり

 

中学の、あれは何年生だったかな、国語の授業で

ひたすら百人一首を覚える、という課題が与えられたことがありました。

 

「素読」というものもありますので、全く意味の無いことではなかったはずなんですけど、

一首覚えたら先生の前で暗唱し、言えたら次の首を覚える、ということの繰り返しは

少なくとも私の脳には効果が無かったようです...

 

既に私は古文に対して強い苦手意識を持っていました。その理由がまさにこれ:

 

日本語の詩文は主語が省略されることが多く,

 

動詞の活用で判別できるとはいえ、イタリア語や、もしかしたらスペイン語も?

主語を必ずしも必要としない言語ですよね。それに比べてドイツ語と来たら。

 

きちんと主語を入れるドイツ語

 

ま~頑固一徹。でも、私には合っているようです。ややこしくない。まぎらわしくない。

 

でもね...ドイツ語訳を読んで、なんとか理解して、もっかい短歌に戻って来たら...

 

久々に思い出しました、日本語にしかない良さを。

これが良さなんだか悪さなんだかは難しいところなんですけど(笑)

 

主語が無いからこそ、共感できる。 そういう時がある。 

 

これは二度目の学生生活で学んだことですが、

主語が無い文章とは、書き手と読み手とが一体化してしまう可能性を持っている、

なんというか、混ざり合ってしまうというか、えーと、説明しにくいんですけど...

 

そしてそれこそがまさしく、日本人のメンタリテートそのもの、という言い方も出来る。

 

...よくわからないまま書いている気がするのでもうやめますけど(汗)

短歌の、いえ、すべての詩文の良さは、やっぱり

「時空を超えた共感」にあるのでしょうね。でもやっぱり、苦手ですけど(笑)

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